IndyCarsとmotoGPでの死亡事故

 レースに事故はつきもので、ファンにはそれを正直期待している部分がないとは絶対に言わせませんが、IndyCarsとmotoGPで連続して死亡事故が起きると、やはり暗い気持ちになってしまいます。
 
 motoGPの中継の前日、たまたまCATVでダン・ウェルドンが死亡したレースの再放送を見てしまい、個人的にはCARTが終わって全く興味を失ってしまったアメリカンレーシングシーンとは言え、そこに落ちた影に暗い気持ちになってしまったのに、さらにmotoGPのマルコ・シモンチェリ。
 
 ダンのケースは、人道的配慮からか、最後まで詳細な映像解説がなく、なんとなく狐につままれたような感があったのに対し、マルコのほうは中継映像に彼のヘルメットのみがコースサイドに転がっていくのがはっきり映っていました。
 さらにニュースサイトではエドワーズとロッシが彼をまさしく踏みつぶして行く画像が早々に公開されていて、暗澹とした気持ちになりました。
 
 エドワーズがしばらくの間コースサイドに放心状態で座り込んでいたのは、彼が負った怪我(肩の脱臼)よりも、シモンチェリにとどめを刺してしまった自責の念からに違いありません。(もちろん彼のせいではありません) 転倒は免れながらも残る当事者であるロッシも、いわば同郷の弟分のような存在であり、ショックは隠せないでしょう。
 
 才能がありながらも、最高峰クラスに上がってからは一瞬の早さを見せながら結果を出せなかったシモンチェリ。 それがやっとこの数戦で表彰台というはっきり目に見える結果を出せるようになり、その頂上に登るのも遠くない、と言われだしていた矢先のこの不幸だけに、何と言うか人の運の皮肉さを感じざるを得ません。 スタート前、嬉しそうにアピールしていた彼の新しいwebサイトも今ではシンボリックなコンテンツ一枚が表示されているだけです。
 これで残るF1でも不幸があれば、ほんと今年はモータースポーツにとって厄年としか言いようがありません。
 
 何よりダン・ウェルドンとマルコ・シモンチェリの冥福を祈ります。

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ロッシの詫び状

 突然のmotoGPネタ。
 
 今シーズン2戦目となるスペインGP、ドライコンディションでは今ひとつ先頭集団について行けないDUCATIが雨のレースで息を吹き返しました。
 今年、YAMAHAから移籍したロッシも絶好調で、記録に残りそうな追い上げ。
 ところが因縁のと言うか宿命というか、これまた今年からHONDAに移ったストーナーを巻き込んでの転倒。 それだけならともかく、被害者たるストーナーがリタイアしたのにロッシはそのまま取り敢えず走り続けて5位入賞。
 
 2年前のラグナ・セカを代表として、これまでもロッシとストーナーとの因縁の対決は数知れず。 それはストーナーがいかに難攻不落のライダーであるかを示しているんだけど、精神的には圧倒的にストーナーが繊細なようで、正直ロッシの走りにはうんざりしているはずです。 そして今回のロッシの強引な手法、さすがにロッシファンの私もおいおい、という気持ちが先に立ちました。
 
 ところがレース終了後、ロッシはヘルメットも取らずに(これは取るのが礼儀じゃないの?と思いますが)ストーナーのピットに向かい、すでに平服に着替えたストーナーに明らかに「sorry」とはっきり聞こえる声で謝罪したのは驚きでした。 ストーナーも直後の映像から見てもいろいろ言いたいことがあっただろうに「no problem」と言う辺り、なかなかの大人。
 
 が、今motoGPのサイトで確認すると両者の気持ちが微妙にすれ違っているような気がするんですが。
 
 とはいえ、よくあのロッシがテレビに見える形ではっきりと謝罪したな、とも思います。
 2年前のラグナ・セカでのストーナー、昨年のもてぎでのロレンソとの接触でさえロッシは「エキサイティングなグッドレースだった」と相手の気持ちを全く無視するかのような脳天気なコメントでしたからね。
 
 まぁ、このあたりの臨機応変さがまたファンを惹きつけるのかも知れませんし、次のレースになったら何もなかったようにまたいけしゃあしゃあと強引な追い抜きをするのかも知れません。 しかしその一方で今のシモンチェリのように彗星のようにデビューしたかつてのロッシも時と共に色々考えるのかな、と感じさせるレースでありました。
 
 最後になりましたが、リタイヤ続出の結果とは言え、青山の四位は素直に祝福したいです。

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青山博一、凄い!

 いや〜、昨日のマレーシアGP、凄かったですね。
 実はmotoGPでロッシがワールドチャンピオンを決めてもいるんですが、250ccの結果に血が騒ぐのはさすがに日本人としての思いの差かも知れません。
 
 いつもなら125ccはパス、250ccは飛ばし見、motoGPのみ最初から最後まで見るというパターンですが、今回は250ccもしっかり見ました。
 
 開発が終わったマシンとは言いながら、最近はめっきり速さが衰え、復活著しいシモンチェリに煽られ、あとは得点計算だけの地味な優勝、言い換えれば「シモンチェリが年間通して好調だったらあり得なかったよね」なんて、まるで王が休場したときの田淵のホームラン王(例えが古い)みたいな陰口を叩かれそうな雲行きになってました。
 
 ところが今回は序盤で四位に落ちても、シモンチェリに最終コーナーではじき出されても、中盤で一旦離されかけても前へ前へ出できたのが凄かった。 まさしくアグレッシブ。
 特にラスト9周から7周の間のシモンチェリとのコーナーごとのせめぎ合いはまさに手に汗、これぞレース、競争競技の神髄でした。
 これで仮にチャンピオンになれても誰も「F1のA.プロストみたい」なんて陰口を叩くことはないでしょう。

 思うに、開発が終わったとは言いながら、ここまで青山の成績が来たのでホンダは影でかなり力を貸しているのではないでしょうか。 でないといくらセッティングとライディングのセンスが良くても世界のトップで君臨できるはずもないからです。
 実際、チームメイトのデ・ローザはメカトラブルでリタイアしていますし、予算難の中で彼にはホンダの力添えがあるとは思えませんから、恐らく本来なら青山もこの程度のマシンであるはずです。
 青山が一位でフィニッシュした時に写ったピットレーンの映像にいかにもホンダの技術者らしい若者がその証拠かと。 いえ、スコットレーシングに日本人クルーがいないとは限りませんが...
 まぁ、事実はともかく、motoGPでペドロサがスタートのみしか精彩を放てない中では、250ccでもホンダのオフィシャルサイトでこういうコーナーがある以上、表でも影でも良いですから最後の強力なサポートを期待する限りです。
 
 ところで、実況の寺島という男、我が道を行く喋りで、自分がこれをここまで喋ると決めたら、パッシングシーンだろうが、解説の上田が口を開こうが絶対に最後まで喋り通しますね。 滑舌が良いからいいものの、なかなか強気なアナウンサーです。
 
 さぁ、最後のバレンシア、とにかくリタイアせずに確実にチャンピオンをモノにしてもらいたいと、そうはいかんだろうとも思いつつ、結構はらはらしてます。
 
 ロッシもおめでとう! 雨の延長でチャンピオン決定のパフォーマンスは録画されてなかったけど、ライブでちゃんと見ましたよ。 来年はストーナーとロレンソに挟まれて大変だろうけど、また頑張ってね。
 
 そういえばF1でも誰かがチャンピオンになったんだよなぁ... 二輪に比べたら印象が薄い。
 道端ジェシカも喜んだでしょうね。 以前からバトンを贔屓していた山田優は同じモデルとして心境や如何に...

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君が代と日の丸

 アッセンTTの250ccクラス、日本人の青山が優勝しました。
 いやぁ、バイクって簡単にこけるのに、バイク一台上に乗っても(そう見えた)こけないときもあるんですね。 何度も何度もコマ送りしてしまいました。 後続に抜かれることも無く、よくぞ一位で走り抜けました。
 久々に海外サーキットの表彰式で君が代を聞き、日章旗を見ました。 理屈抜きに素晴らしいものです。
 
 話は三年前に書いた自分の記事に関連しますが、エリア88で日本に久しぶりに帰ってきて涙したシンに声をかけた海音寺という老人が「日本人はもっともっと海外に出なくてはならん」と言ったのを思い出します。
 青山にしても日本で君が代を聴いていたときとは恐らく全く違う心境にあった筈で、日の丸に対しても同様でしょう。
 
 かくいう私は今でも君が代に対しては抵抗感があります。 が、日章旗については上のリンク先でも書いたように、海外に行った時に見ると、何とも言えない安堵感を感じますし、その時「自分は日本人だ」といやでも認識せざるを得なくなりました。
 
 で、海音寺爺が語ったように、あれから日本人(の若者)は海外に出たのでしょうか?
 もちろんスポーツの世界ではバイクに限らず多くの分野で活躍しています。 しかし庶民レベルというか、一般国民は不況のせいもあって、海外旅行はおろか、国内旅行へも出掛ける機会が減っているそうです。
 
 今ネット上で大阪や一部の地域を笑い者にする風潮があります。 もちろん多くは冗談だとは言え、かつて無実の芸能人を単なるネットのうわさ話を読んで殺人者だと信じ込んでしまった人がいたように、それが国内の地域同士でののしり合うような、つまらないことに繋がらないとも限りません。
 何せ、若者はケータイの支払いに追われ、バーチャルの世界に時間を割かれ、ネットで知的好奇心を満足させて行くあまり、実体験として国内にすら足を運ぼうとしていないようです。(観光都市計画の難しさを解説する新聞記事から)
 
 その延長として海外の特定の国や国民を確たる論拠も無く蔑視したり、やがては攻撃するに至るんじゃないかとふとナチス・ドイツや過去の国内外の歴史を思い出してもしまいます。
 まぁ、そんな私こそ(北朝鮮は行きたくても行けないけど)中国やイスラエルに行ってみた方がいいのかもしれませんけどね。
 
 最近は不景気で修学旅行や卒業旅行で海外に行く学生も少なくなったと聞きます。
 結局、いつの時代でも貧困が見聞を狭め、偏狭な思想を生み、戦争に繋がったのかなぁ、とも。
 
 てなことを考えてしまったTTアッセンでした。
 話をこちらに戻すと、じり貧の予兆から自力で抜け出した青山にも、GP通算100勝を達成したロッシにもおめでとうを言いたいですね。
 ファンが作ったロッシ100勝の歴史をレイアウトした横断幕。 プロのメディアの面目丸つぶれの大傑作でした。 10年前のあのひょうきんで目立ちたがり屋の奇人がここまで成長したというのは年齢は全く違うけど似たような性格の私としても自分のことのように嬉しいです。
 レベルと分野の差はあれど、自分もがんばらんとなぁ、と素直に思いましたよ。はい。
 
 とはいえ、どうしてストーナーの表彰後のインタビューがカットされてたんでしょうね。
 凡庸だったから? それとも悪態でもついた?
 どちらにせよ、昨年の恨みの記憶も新しいラグナ・セカでのロッシとの因縁試合が楽しみです。

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Team FIAT-YAMAHA最高!

 先ほどまでmotoGP カタルニアを見てました。
 いやぁ、久々に興奮しましたよ。 目の回りに汗をかく程に。
 
 コース巾との相対的関係があるとは言え、このV.ロッシとJ.ロレンツォのバトルを見ていると、F1とは比べ物にならない「これぞモータースポーツ」と感動してしまいます。

 これくらい中継に興奮したのは80年代末期、N.マンセルがN.ピケをシルバーストーンで強引にパスした時以来です。
 あのとき、ピケはマンセルのことをあからさまにチームメイトとして軽蔑していましたが、今回のロッシとロレンツォの関係はそうではありません。
 
 ラスト3ラップのストレートエンドで、ロッシは右足を畳まなければいけない程のギリギリの距離でロレンツォを抜き返しました。 これが犬猿の仲であればロレンツォが数センチアウトに振るだけでロッシはコースアウトしていた筈です。
 最後のインタビューでロレンツォは「負けた原因は自分が最終コーナー手前でロッシをブロックしなかったことだ」と語っていましたが、しなかったのか、できなかったのかはともかく、ロレンツォがまだmotoGPに這い上がる以前からトップステージで輝いていたロッシに心の隅で隠せない敬意を表した、というのが正直なところでしょう。
 どちらにせよ最高レベルでのフェアプレー。
 
 解説の二人が言うまでもなく、この一戦は昨年のラグナ・セカでのロッシ vs ストーナーの勝負に並ぶキーポイントである筈で、まさしく手に汗を握る名勝負であったことは間違いないでしょう。
 
 ロレンツォはロレンツォで、こういう展開になるとロッシに勝てないことが痛い程わかった筈で、しかし彼はへこたれること無く、ならば絶望的な程ロッシを引き離すにはどうすればいいかを考えて、実行するでしょう。 そしてそれが決定的になったときにロッシは引退を考えるのかな、とも思いました。
 
 話変わって、体調不良だったとはいえ、40度を超える中での決勝でフラフラだったストーナーと、YAMAHA勢二人の残った体力の差は驚くべきものでした。
 それだけ今のDUCATIがベストレザルトを残すためには非常に乗りにくいともいえるわけで(裏返すとストーナーの適応力の凄さでもあるのかな)、F1にロータスがアクティブサスペンションを持ち込んだ時に、確かセナはフィニッシュした後ピンピンしていたのに対して、それを持たないウィリアムズのマンセルが(年齢的なものはあったにせよ)フラフラで表彰台に上がったのを思い出しました。
 
 もともと二輪のGPではマンセル的なシュワンツが好きだったせいで、YAMAHAのバイクについてはあまり詳しくないのですが、もう一方の雄であるHONDAが今シーズン一度も表彰台に立てていないことを考えると、相当高いレベルにあることは明らかですね。
 
 まぁ、そんなえせ評論家的なことは置いといて、本日のロッシとロレンツォの勝負、本当に楽しませて頂きました。 今後、彼らの間に変な感情的しこりが残ることなく、見応えのある「スポーツ」を見せ続けてくれることを楽しみにしています。
 
 いやぁ、酒が美味い。

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チンドン・ハーレー

 例年通り文化の日は滋賀県の家内の実家に。
 行きは予想通りの大渋滞ながら、今回は先日書いたような超スロー・ドライバーにも遭遇せず、まずまずの里帰りだったかなと思います。
 
 一泊なのでもうPowerBookも持って行かず、適当に食ってひたすら寝てたらまた体重が増え気味に。 う〜ん、やっと61kgに戻りつつあったのに。
 
 この季節、高速道路やメイン国道は大型バイクで溢れます。
 大型バイク免許の教習所取得だとか、高速道路での二人乗りが許可されたせいもあって、いわゆるリッターバイククラスの高価なバイクがバンバン渋滞をすり抜けて行きました。
 まぁ、すり抜けは法的な是非はともかく、この時期の移動にバイクならではのメリットですから何も言わないものの、走行車線と追い越し車線の間をすり抜けるのは危ないなぁ、と。
 
 その間、左の路側帯をカッ飛んで行ったバイクがパトカーに追われていましたから、恐らく車線間を走るのはその防御なのかなぁ、と思いつつ、せっかく良いバイク乗っているんだからセコい事するなよ、とも。
 とはいえ、いつかはBMWのBikeを、と思っている私としては普段では絶対見れない数のBMerを見て少し安心。
 
 さて、題名ですが、私が同時にこの季節、うんざりするバイクが満艦飾のハーレーFLH系
 もちろんバイクは車よりもさらに嗜好品ですから他人様の趣味に文句は垂れません。
 ただ、例の青パトライト点滅しっぱなし、っていうおっさん、オジンがまだいたのにはうんざり。
 
 もともと回転灯は何色であっても許可が無ければ点灯しちゃ行けない御法度品なのです。
 赤のパトカーや消防車、黄色の工事車両等、全て然るべき機関から許可を得て使用しています。
 青パトライトはもともとはアメリカの白バイのかぶれなわけですが、確かに長い間日本では青パトライトはどの公的機関も使っていませんでした(だから使って良いというものでもないけど)。 しかし、つい先日、子供の登下校時のパトロールカーに指定されたのは衆知のところ。
 
 というか、そういう法的な問題は別として、夜間やトンネル内はもちろん、昼間でもずっとピカピカされているとはっきりとうっとおしいんですよね、あの青パトライト。
 加えて、FLH系は他のスポーツ系と違って殆ど飛ばさないから、混雑している道路ではずっと位置関係が変わらないので実に目障り。
 
 たまたま今回遭遇したおかぶれおじさんは一人だけでしたが、ボディの隅に「○○ハーレー会」という旗が誇らしげにはためいていましたから、どこかで仲間と落ち合うかもしれません。
 仮にそうだとしたら、お願いだからリーダーが左腕挙げたら後ろの仲間がさっと車線一杯に広がるとかの迷惑行為を今もやっていないことを願うのみです。
 あれってやっている本人達は恍惚状態なんだろうけど、同じ路上に居合わせた他人にすれば単なる暴走族(それもレトロの)。
 
 ということで、GW名物のチンドン屋ハーレーというのが今回の題名でした。
 
 今更ジョン&パンチでもなかろうて...

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うるさいんじゃ、ぼけぇ!(2)

 5日の発言にコメントもついた事で調子に乗ってその続きを。 こうして調子に乗ると、すんげぇ反論食らったりするんですけどね...
 
 思えばフラットトラッカー(デュアルパーパス)系がなんでこれだけメジャーになったかと言うと、キムタクが美容師の役で出てたドラマでの、確かスズキのST(ん? TWだったっけ?)が一つのきっかけではなかったかと思います。 と、同時に常磐貴子が乗っていたオペル・ヴィータも一気に女性に人気が出て、当時輸入代理店だったヤナセの倉庫から赤のヴィータが一掃されたドラマです。(ヤナセはとても喜んだらしい)
 
 その後、急激に増したフラットトラッカー人気のおかげで、ホンダは生産中止になっていた古いFT(R)まで復活させてしまった程です。 そして気がつくとスズキのキムタク仕様はもちろん、他社の多彩なカスタマイズされたフラットトラッカー系が溢れ、例外無く爆音系ショートマフラーに交換する、という流れができてしまいました。
 むしろノーマルのマシンを見ると新鮮なくらいに。
 
 で、少々呆れたのがメーカー直々にこれらのマフラーを用意していること。
 さすがに近年の騒音規制で姿を消したとは言え、以前このページには音量調節ができる、とは言いながら、スットントンにしないと馬力が出ないスーパートラップも掲載されていました。

 カスタマイズはバイクに限らず車やパソコンなど、ごく真っ当な趣味です。
 でもいくら新品時に音量規制にパスしていると言ってもメーカー直々に扱うのはいかがなものかと。
 純正マフラーと違い、社外品のマフラーはグラスウールで消音するタイプが多く、これは使用しているうちに音量が徐々に大きくなって行きます。 でもそれはチェックしようがありませんし、仮にライダーが捕まってもメーカーに責任はありません。
 
 いいじゃねぇか、それくらい、と思われるかもしれませんが、メーカー(ここではたまたまホンダを例にしているだけで各社似たような事をやっています)はずっとバイクを反社会的なものからイメージを引き上げようと苦労してきた筈です。
 今でも覚えているのは6 or 8年前の東京モーターショーでホンダのブースで流れていたイメージビデオ。 各国の様々なホンダのバイクが走っている姿を真横から淡々と次々に映していました。
 スーパーバイクあり、二人乗りのスクーターあり、アオザイを来た女性が乗るカブありで、BGMに使われていたバッハの無伴奏チェロ組曲第1番と相まって、「やっぱりバイクって良いよなぁ」と心から見入っていた記憶があります。
 
 なのに、うちの息子は「バイク?うるさいだけやん」とバイクを毛嫌いするまでになっているんですね。 当然乗りたいとも思わない様です。 中三ってそろそろバイクに興味を持っても良い年頃なのに、です。
 これじゃ大昔のカミナリ族の時代と同じで、みんなバイクを白い目で見るようになってるんじゃないの?
 先日コメントを下さった、まじめHDさんのように、一部の連中のお陰で全体が色眼鏡で見られるのは避けられないのです。
 それがいやでメーカー各社は長い時間をかけてイメージ改善に努力したのに、国内バイク市場がいくら青息吐息だったからといって、ユーザーサイドならともかく、メーカー直々にそういうのに加担していいのかなぁ、と首をひねらざるを得ません。
 
 ハーレーのビッグVツインの音を日本メーカーが真似している、とハーレーは排気音を特許申請しようとした事が以前ありました。 もちろんなんでも特許のアメリカでさえそれは躊躇されましたが、ハーレーの「ドペドペ」なんてたまに聞いて「お、ハーレーか?」と振り返るから良いのであって、また、市街地を離れれば道路沿いに民家なんかが建っていないアメリカ大陸だからあの音が許されるのであって、何でもかんでもあの音じゃ狭い日本じゃ迷惑に決まっています。(アメリカンのみならず、ドカティなんかもそう)

 バイクの音も振動も味のうち、というのはよく理解できます。 でもバイク嫌いが増えて、ただ単にバイクに乗っているだけで幅寄せされたり、そのうちエアガンで撃たれたりするようになったら、本当に「イージーライダー」になってしまいます。
 そんな世の中、わたしゃ嫌ですよ。 だって、またバイクに乗りたいから。

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うるさいんじゃ、ぼけぇ!

 さて、昨夜は家庭内騒音で安眠が妨害された話を書きました。
 その後どうなったかと言うと、ワインとイエガー・マイスターをちびちび飲みながら少々ものを書いており、再び眠くなってきたので1:00頃布団に。
 お〜、酒飲んだ甲斐あったわい、とまさしく熟睡まであと一歩のところまでうとうとしかけていたら、突然マンションの前の道で恐らく中型のバイクがエンジンをかけてくれました。
 
 これがそのまま走り去ってくれれば良いものを、改造マフラーの上に、大概こういう輩はエンジンの整備がいい加減なのか、しつこくしつこくしつこく空ぶかし。
 「いかん、いかん、これで腹を立ててはまた眠れん」
 と、言い聞かすも、車に乗っている連れと何やら声を掛け合ってやっと走り去る頃にはまた目が覚めてしまいました。
 
 「うるさいんじゃ、ぼけぇ!」
 
 私もマンション駐輪場で盗難にあったとは言え、中型免許持ちのバイカーですし、いずれはBMWのKシリーズが欲しいと思っている人間です、と前置きしながら、なんでマフラーをいちいち変えるのか。
 
 こういう、ただうるさいだけのマフラーにしているライダー(だとは認めたくないけど)は、単に高校生の頃に乗っていた原付スクーターの延長で大型スクーターに乗ったり、Vツインアメリカンだったり、単気筒フラットトラッカー系だったりで、ただただ「ノーマルだと格好悪いから」で、音量や音質などおかまい無しでショップで勧められたり単に流行りのブランドのマフラーに交換。
 それ自体は個人の勝手だけど、夜中に「ドババババ」(単気筒)、「ドベドベドベ」(Vツイン)と、
 
 「目が覚めるんじゃ、ぼけぇ!」

 以前住んでいたマンションでは、四気筒マルチの集合管(それも安物)を付けた暴走族に、やっと寝かせた子供を起こされて、ほんま上からエアガンでも撃ったろかと思ったくらいですが、彼らが珍走族に姿を変え、街の笑い者になるにしたがって鳴りを潜めた今、この1〜2気筒系爆音の方が迷惑に感じます。
 四輪でもうるさい奴はいますが、これはあまりに音を大きくすると車内での共鳴と共振がすごくてオネェちゃんが乗ってくれない為、自ずと限度が決まってきます。 それに対して二輪は音が発散するので殆ど上限無し。
 
 で、馬鹿そうな奴は仕方が無いとしても、一番気持ちが悪いのがむしろ自分では正統派だと信じているバイクマニア。 オフローダー系のエンジンを高圧縮化し、さらにどこぞかのブランド系マフラーに換えているようなタイプで、これがむしろ馬鹿系よりも迷惑な音圧と音質音量で、毎朝、きっちりとしたオフロードウエアを着て通勤あそばされています。
 こういうのに限って、「おれは常にエンジンの調子を気にしている」と言わんばかりに、信号待ちの間ずっと空ぶかしの連続。
 
 「おまえ、いくつや! ちょいワルかなんか知らんけど、人に迷惑かけてかっこええもなんもないやろが!」
 
 と、このblogを立てた時から、いつかは吐いてやろうと思っていた悪態をつく。
 (たぶん、この愚痴、つづく)

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