その37.5度という絶対指定も止めんかね?

 そろそろコロナ以外のネタもたまってきたのでこれでひとまず区切りとしましょうか。
 
 隔離や検査の基準として体温が37.5度以上という指針が定着しています。 ところがね、これが憂鬱のネタである人もいるというお話。
 
 それは私のことで、平温が35.5度。 小学校の健康診断の時、自分で測った体温を申告するたびに、ふざけてるのか!ちゃんと測れ!と怒られ続けてきました。
 友達の多くは36.5度以上で、たまに37度以上の子もいました。
 その頃はそのうち成長と共に上がっていくんだろうと思っていましたが、以後そのまま。

 今改めてネットを見ると、健康な人間は大方36.7,8度くらいが平温でアナログ体温計の37が赤字になっているのもそのせいなんだとか。 ということは昨今の37.5度指示は平温+0.5度を意味しているのですね。
 
 だったらそれでいいじゃんか。
 「平温+0.5度の方」とかで。

 平温が35.5度と36.5度、たった1度というなかれ、私が37.5度を記録したら2度も上昇しているということで、ダメージも違います。
 逆に、平温が37度を超えている人は、空港やら大規模施設のサーモグラフィーで無駄に引っかかって、その度に説明が面倒なんじゃないかとも想像します。

 ところでこの体温、ネットによると低い人は免疫も運動能力も弱いらしい。 そりゃやだな。
 代謝熱量も低いでしょうから、あ、だから太りやすい体質ってことなのか。 それもやだな。

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やっぱパニックはマスコミが一端支えてるだろ

 マスクにしろトイレットペーパーにせよ、そして過剰な自粛もみんなマスコミがしかけたようなもんでしょ、という指摘が古市憲寿をはじめとしてあがっています。
 私も、「国民がバカである」ということを前提に、でもその国民をパニックに導いているのはマスコミだと思います。
 
 今回のサニターリー系不足の騒ぎでよく枕詞で使われたのが、SNSやらネット時代という言葉。 つまりは伝わる速度が昔と違う、と言いたいのでしょう。
 いやいや、騙されてはいけません。五十年前のトイレットペーパー買占め騒動、あの時ネットありましたか? 携帯で繋がっていましたか? んなもん、行ったこともないところでの事件やら現象はみんな放送や新聞で知ったのです。 
 マスコミはネット情報はデマが多いとか偉そうに言ってますが、むしろネットには古市やホリエモンや私のような嫌われ者、もといひねくれ者も必ずいて、少数ながらも大きな流れに対して異論を挟んだり背を向けたりする存在がいます。
 
 が、マスコミは本能的に人が知りたいことを優先的に知らせます。
 私はマスコミが嘘を言ったとは言いません。 確かに日本のどこかでトイレットペーパーやらマスクは大量の買い物によって品薄になっている。 それを知らせるな、というのはともすれば愚民政策であり、これが冒頭「国民がバカである」の所以です。
 ただ、初期において、不足を報じると同時に製造や流通を取材し、「でも安心してね、潤沢にあるんだからね」と言わなかったケースがほとんどでしょう。

 患者数の増加にしてもそう。
 少なくとも一昨日Yahoo!ニュースに掲載されていた日テレと朝日デジタルの記事は、増加数だけを報じていました。 もちろんこれも嘘ではありません。
 ただ、NHKは症状が回復した人も伝えています。 つまり陰陽ちゃんと告げています。

 これによると千人超えた、との大騒ぎの中、死者はたったの3%、クルーズ船感染も含めれば2%。
 そして改善して退院したのは25%と44%と、すでに1/4から1/3以上がが回復してるわけで、千人を超えたというのはある意味正しくない表現だということがわかります。
 
 でもこのNHKでさえ、初期の頃には「手洗いやうがい、マスクで自衛してください」とはっきりと何度も言い切ってたもんなぁ。
 
 でもこれでマスコミが全て悪いとは言えないのが情けないところ。
 調査によれば、今回の買い占めに走った人曰く、デマであるとわかってはいたけどやっぱり買っておかないと思って行動した、という声が少なくなかったそうです。
 つまり、いくらネットやマスコミが表裏併せて知らせていたとしてもパニックは起こることを証明したのです。
 これじゃ「国民はみんなバカだから真実は伝えても判断できない。都合の悪いことはみんな黙っておけ」という情報操作、報道管制をわざわざ認めるようなものです。
 
 「あんた、大変や。 トイレットペーパーとかマスクとかなくなんねんて! あした車出して! ホームセンターで買わんとあかん。 ぎょうさん買うといたらええねん、腐るもんやないねんからな」 

 関東大震災の在日暴動デマと一緒。 何も変わっとらん。 もっと考えろ。 科学しろ。 義務教育終えてるんやろ。
 
 ウォシュレットあるんとちゃうんか! おばはん、そんなに元気やねんからマスク要らんわ。 花粉症のやつに譲ってやれ

 と叫んでみたくもなるけど、ほとんど問題外の子供と学生を対象とした説明なしの休校布告総理大臣だもんな。 兵庫へ行くな、兵庫から来るな、っていう知事だもんな。

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感染者の情報はどれくらい集まっているのだろう

 イタリアの感染死者数が中国を上回ったとか、日本の感染者が千人を超えたとか相変わらず日々のマスコミは大騒ぎ。

 で思うのは、重症や死亡した人の情報ってどれくらい集められているのだろうという疑問です。
 言われているように、重体や死亡に繋がる感染者の多くは高齢者、高血圧、心臓、糖尿、呼吸器系やガンなどの持病があると言われています。
 こういうのを集めて積み上げてこそ人がパニックにならなくて済む正しい判断ができるわけですが、気になるのは死亡者が出た時に遺族の希望で詳細が明かされないケースが複数あること。
 これが単にマスコミにだけであれば良いのですが、医療機関に詳しい情報が渡っているのか不安になります。

 あと、喫煙についてですね。 
 今回の新型コロナのようなウイルス感染で死に至るケースは間質性肺炎が主体であると、神奈川県立循環器呼吸器病センターの医師も語っています。 この間質性肺炎が慢性になったのがCOPD、いわゆるタバコ肺。
 もともと喫煙者(かつて吸っていた者も含む)の肺は大なり小なりCOPD化しており、それがコロナウイルスで一気に進むわけですから、喫煙者であるかどうかは非常に重要な情報なのです。
 逆に全くタバコを吸わなかった人にとっては、いくばくかの安心材料となります。

 このCOPD、なんで起こるかというのを放送大学のコンテンツで解説されておりました。
 肺に残留したタールは当然異物として認識され、免疫が無効化してくれます。 主役の白血球が異物にタンパク質の一種をかけて溶解させるのですが、タールは細菌やウイルスのような生物ではないのでなかなか消滅しません。 だから白血球はさらにどんどんタンパク質をぶつけ続けます。 それがやがて本来侵してはいけない肺胞や血管組織も溶かしてしまい、硬化、壊死してガス交換能力を失います。 だから重症患者には人工呼吸器が必要となるわけです。
 生憎この部分は再生はしないため、これが先にかつて喫煙をしていたという人も大なり小なりCOPDの傾向を持つ、という所以です。

 当然免疫機能はこの新型ウイルスにも果敢に挑戦するはずで、結果としてすでに弱っている肺がその免疫攻撃に耐えられなくなってしまうって図も考えられます。 つまり免疫万能論も危険であると。 だからそこに至るまでに無害化する、そもそも触れないって当たり前の結論になるんですが。

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マスク騒動、もっと科学しようや

 未だマスクが不足しているようですが、ここではっきりさせておきたいのが、ウイルスの大きさ。
 それは0.1μ(ミクロン/マイクロ)。 千分の1ミリメートル。 一般的な生活用マスクの網目の大きさは10μ。 ウイルスの100倍の大きな穴。 みんな素通り。
 光学顕微鏡しかなかった時代、野口英世が黄熱病ウイルスの存在を知ることなく死んでしまった理屈と同じです。 単純に物理的な大きさの問題。

 

 マスク推奨派の根拠としてよく用いられるN95規格マスクの場合は0.075μ。
 確かにこれならウイルスを食い止められると言えますが、これは手術時の医師が数時間の使用を前提に作られたもので、一般人が日中ずっとつけていられるものではありません。 また仮につけていられたとしても、喉の渇きを癒すためにふとずらしてお茶を飲んだらそれで顔についたウイルスなどがマスク内に移ってパー。

 

 だぁかぁらぁ。
 マスクは風邪やインフル、最悪新型コロナにかかっている人、そして花粉症の人、つまり咳やくしゃみが止まらずに様々な飛散物を止めるためには必須なのであって、ウイルス予防には役に立たない、というのをなぜ理解しようとしない?
 
 なのに私の関係しているガソリンスタンドの経営元は、毎日全従業員に一枚づつマスクが行き渡るようにし、ご丁寧にも毎朝残数を報告させて全員がちゃんと着用しているかを確認しています。 そのための枚数を会社あげて確保しているとの一文も。
 は? ガソリンスタンド?。 職場は広々とした屋外で吹きっさらし。 消防法により建屋内の部屋は常時換気が義務付け。 ましてや夜の監視なんて客と接する機会はゼロ。
 通勤途中や生活圏はともかく、職場で感染する可能性は限りなく低い。 が、使わないと責められるので、マスク否定派の私は毎日未使用のマスクを持ち帰っているだけという不可思議さ。 これ、他に本当に必要としている人いるんだろうに。
 
 もっと科学しようよ。>日本の社会
 
 一方で花粉は逆にすごく大きくて、30〜40μ。 つまり普通のマスクでも十分防げます。
 マスコミは新型コロナのことばかり報じているますが、例年この時期、ニュースがないときに必ず扱われている花粉症の人こそむしろ良い迷惑でしょう。 役にも立たない新型コロナ予防より、むしろ確実に効果のある花粉症患者にもっと優先的に回すべきです。

 

 なぜそれを言わない?>科学しない政府

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感染弱者の高齢者は食品スーパーに集う

 連日、無神経で非常識な若者が集うライブハウスがいかにもクラスターの発生源みたいな報道が続いていますが、私の生活圏ではスーパーの食品売り場が最も危険なんじゃないかと感じています。
 
 我が家のそばには中高年、特に一度にある程度買い置きしてそれを工夫して使い切る、いわゆる昔ながらの炊事をする高齢者が好む地域独立系スーパーがあります。
 二日ほど前、そこに寄ってみたところ、いるわいるわ高齢者の婆さんたちや、中年後半の主婦達が多数、狭い通路でカートを押し押しあれこれ品定めをしていました。
 
 別に(レジ担当者を除いて)対面しているわけでもないし、話をしているわけでもないので濃厚じゃないでしょ?と思われがちですが、ちょっと待ってください。 中高年の買い物の仕方の特徴を知っていますか?
 商品パックをいちいち手にとってそれを(多数の人は棚に半ば放り投げ戻す)戻してはまた別のパックを手に取る品定めの習慣。
 中には原材料やアレルギー物質などのチェックが必須の人もいるとはいえ、半日や一日賞味期限が古くても死にやしないのに、棚の奥の最も新しいと信じているパックを取るまで次々とその前のパックを移動させています。
 それはつまり手から手への濃厚接触に他なりません。

 とはいえこの巣篭もり要請の昨今、さらに子供や孫が休校で家にいる、預けられているとなおさら食料を切らすわけにはいきません。 となるとこの食料品買いは生きるために欠かせないわけで、学校やらイベントを粛清しても、結局肝心の感染すると最も危険な状態になる人々は野放しというわけで、そりゃ大規模感染はもう止められない、と感じた次第です。
 
 さらに案ずるのは、彼女らが家に帰ると同年齢の配偶者がいて、セット重篤化することです。 そうなると重症・死亡率が上がり、またヒステリックな報道やデマが喚き出すであろうことです。

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感染者ではなく高齢者と重病人を隔離すべし

 ついに私が住んでいる市でも感染者が出たようで、威力はともかく、感染力が半端ない新型コロナ。 
 が、それが重篤化する可能性は先日のWHOの調査を信じる限り、あえていうと「たいしたことない」。
 感染しても発症すらしない例もあるそうで、あるいはちょっとした風邪?インフルかな?なんて思っているうちに治ってしまう例も多数あるでしょう。
 となると、悪意はなくてもそこらへんに感染者がいることになります。

 一方でもう少し悪意にじむ例として、
 「新型コロナかもしれないけど、下手に検査して陽性になったら仕事休めないし、休んだらクビだし、家族は村八分、子供はいじめられる。 だったらこのままばっくれてよう」
 ってのも十分あり得るでしょう。
 
 安倍総理のお友達になれるような家柄めでたきエリートならともかく、有給はおろか、休みたいと言った途端に「クビ」と言われる人の方が世の中には多いのです。 あるいは休めるけど途端に家賃払えない、食料品買えない、って人も。

 最悪症状が悪化して医療機関を受診し、客観的に新型コロナ感染が証明されても「まさか自分が感染しているとは思わなかった」と言えば誰もそれ以上は責められない。
 その頃には自分が原因で他人にも感染しているだろうけど、それも全員が重症化するわけではないわけで、気がつくと国民全員感染しました、でも高齢者と深刻な既往症のない人は全員インフル、普通の風邪程度で終わりました。 そして春が来て夏が来て抗体もできて、「新型コロナってなんだったの?」といつのまにか終わってしまう。
 
 てな気もします。
 いや、そうなったら良いね。
 
怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒!

 てなことをテレビで言ったら、木村太郎爺が「我々高齢者がこの際死んでしまえば済む話だと言いたいのか!」と番組上で激怒したのだとか。
 キャスターとは全く話が噛み合わず、あぁ木村よ、あんたも順当に老化してるな。 まるでスーパーのレジで突然激怒するジジイと同レベル。
 だったら、家に籠って原語講読でもしとけよ。 のこのこ人混みかき分けてテレビ局まで来るな。 
 
厭爺厭婆厭爺厭婆厭爺厭婆厭爺厭婆!

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初めてのカード請求詐欺

.Card

 いやぁ、安心できない世の中になってきました。 
 今月分のカード請求が確定した、とメールが来たので、一応確認しておくかぁ、程度にサイトにアクセス。 すると30万円ほど。
 普通ならこれで驚くんだけど、ちょっと今、仕事絡みの買い物の為にこの程度の金額になることがよくあります。
 
 とはいえ何となく、その下に続く明細に目を移すと、「BILL ITUNES COM」名義で何度も何度も請求が続き、一件あたりざっと1万円、ひどい時は一日11回で、合計30万円ほど連なっているではありませんか!
 自分のiTunes登録はこのカードではありませんから、100%詐欺であると確信。

 いわゆる「身に覚えがない請求が来た時は」的行動を起こすべくカード会社のサイトを探すと、今は個人情報保護の関係で、カード会社ではなく、請求を起こした会社に連絡せよとこのとで、「BILL ITUNES COM」もその一つでした。

 早速Apple Careサービス&サポートラインに電話を入れてみる。
 アップルのサポートデスクは開発関連で嫌な思いをしているので、一抹の不安があったものの、この件は全く問題なく、特に「本当にお客さん、買い物したんじゃないんですよね?」みたいなことも言われずに、基本詐欺ありきで話が進みました。
 しばらく電話の担当替えで待たされるも、この日は自宅で仕事、0120回線なので問題なし。
 請求は全て削除されたうえで、該当カード番号がiTunesストア上で無効化されました。 先に書いたように、本来のApple系の私の買い物は別カードで行なっているので、この処置に不満はありません。

 で、Appleサイドとしてはここまでで、カード会社の方には特に連絡しない、とのこと。 まぁ、それはありえないんだけど、個人情報保護の関連でそう言わざるをえないんでしょう。
 ならば、とこちらが勝手に連絡入れておきますよ、とすぐにカード会社に連絡、事の顛末を報告。
 カード会社側も請求元が請求を撤回した以上何も文句はないわけで、ただし問題の起きたカードは無効化され、新番号で再発行する、とのこと。
 
 落ち着いてあれこれ考えるに、なんでこんなことになったのか。
 以前にも別カードで中国経由の引き落とし時に想像以上の対応になって驚いたことがありましたが、今回のカードは、amazonとYahoo!でのショッピングのみで、それ以外での使用は一切ありませんでした。
 にも関わらず、裏面のセキュリティコードまで抜かれた可能性があるというのは恐ろしいというかなんというか。

 この点、苦情ではなく、何なんでしょうね?的に電話口の女性に話してみると、最近はカード番号の特性を分析し、あとは短時間に膨大な数の順列組み合わせをサーバーに浴びせることで解読するケースもあるそうです。 それって何度かログインに失敗したらアクセス拒否になるシステムはどうなってるの?と思いつつ、それが麻痺するくらいのDDos的なやり口なのかもしれません。
 あ、いや、amazonのマーケットプレイスかなぁ。 ラズパイ関連で何度か中華店舗から買い物したし。 だとすると、amazonは出品者にカード情報を流している?

 ともあれ、海外旅行にも行ってないし、店頭でも使用していないからといって安心できる時代ではなくなったということです。 私に限ってカード詐欺なんて、と思わずに、毎回請求書のチェックを欠かされませぬよう..

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宅配運賃 vs 電車代

 てなことで、前座の工作の仕上げに、やっぱりあれがいるなぁ、これもかぁ、なんてことになり、久しぶりに日本橋に行ってみようかと思いました。
 あっと、でも電車代いくらくらいかかるんだったっけ、と調べたら、なんと片道420円! 往復で840円!
 対して通販だと、東京の秋葉原からでも送料500円。 なんか急に家を出る気をなくしてしまいました。
 
 たかだか差額340円と言うなかれ。 電子部品は一個数十円と言うのも珍しくありませんからばかにできません。 あ、この運賃500円というのは、あくまで一つの独立したお店の通販によるものですから、モノによってはamazonプライムで0円というのもある今、そうなるともうゼロによる割算、勝負になりません。
 この電車代、乗り換えなしで日本橋(恵美須町)までたどり着ける阪急ー大阪地下鉄が、共に初乗り料金を取るためにこの価格になるのですよね。 いや、乗り入れってそういうものかい?
 
 いや、リアル店舗をぶらぶら回れば、また思いがけない出会いもあるだろ?とはわかってはいつつ、たまたまの三連休、おそらくそこそこ混んでいるかも、とかも考えてしまいます。

 私は地方に明日はないと言う派でして、その理由の一つが距離、すなわち移動コストを挙げていますが、JRだけだと大阪・梅田まで180円で行ける場所に住んでいながら(だから本は通販ではなくジュンク堂を愛用)、場合によってはこういうデバイドもあるんだ、と改めて感じた次第です。
 やっぱりリアル店舗は大変ですよ。

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ワコールの謝罪のいやらしさと本質

 またか、といささか辟易してしまうのがワコールの広告謝罪
 その中で最も嫌悪を感じたのは、女性の腕でもなく東北美人でもなく、「広告代理店の発案で」という言い方。
 いやさ、あんたたちの代わりに広告を引き受けるから代理店なんであって、故に発案をするのが代理店なんだから当たり前だろうて。
 そして代理故にしつこいほどの会合を重ね、依頼側の承諾印をもらって仕事が成立するのも代理店なわけですが、この言い方だと素人は「広告を一切任せていた代理店が勝手しまして、いや当方も困惑しております」と取れます。

 ほれ、あの数年前、新人アイドルグループに窒素ガスを吸わせ、そのうちの一人を殺しかけた事件。 あの時、テレビ局は下請けの制作会社がやったことでして的な謝罪をしてたけど、つまりは大手はみんなこうなんだな、と。

 いえ、問題の本質はそこではありません。
 東北美人はともかく、モチ肌の女性に抱かれている、という表現はそのレベルはともかく、ごく普通の比喩が存在できなくなるという懸念です。
 これって女性が主体だったから問題を論われただけで、別の商品に「逞しい男性の腕に抱かれているかのような安心感」という表現が用いられていたらどうだったのでしょうか。

 本来言葉では伝わらない感触、例えば質の良いシャツに腕を通した時の感触。 これをどうしても他人に伝えたい時には言葉に頼るしかありません。 そこで我々はさまざな方法を駆使するわけで、例えば比喩は重要なツールの一つと言えます。 それがたまたま女性に抱かれたような、という比喩を用いただけで「女性をモノ扱いしている」と?
 もう、言葉狩りですね。
 この人たち、「逞しい男性の腕に守られているような安心感」という表現にはどう対応してくれるのでしょうか。 男性は放置?
 
 「熱き血潮のような赤」→「残酷です!」
 「天気が良くて気持ちがいい」→「日光に当たれない病気を持った人の気持ちは?」
 「清水の舞台から飛び降りる」→「真似する人が出たらどうする!」
 「豆腐の角に頭をぶつけて死ね」→「子供に誤った物理原則を教えないでください!(え?そこ?)」
 
 この人たち、和歌の会で「たらちね」という枕詞使う人に「なんて恥知らずな!公衆の面前で女性の劣化した容姿を語るなど!」と、いつか言いだすんだろうなぁ、
 
 あほかい。

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旧優生保護法-生命の選別は誤りなのか?

 強制不妊手術の実態と共に、旧優生保護法というのがさも悪魔の法律であるかのような扱いで、国連機関からもそれを後押しするような指摘がでたことで、世論の方向はどうやら確定的です。
 また、これに絡めて、出産前の染色体検査を命の選別である、と声を大きくしている動きも感じます。
 しかし私は、あえて違う主張をしておきます。
 
 上記の論者は、人権を根拠にされています。 では精神障害を抱えた子供を育てること、さらにその子供が成人し、成長し、死んでゆくまでの面倒を誰がどうやって見るかまで考えているのでしょうか。
 たまに触れているとおり、私が今住んでいる市は、大阪府内でも比較的福祉制度が充実しているせいか複数の施設があり、日常でも彼らが単独で、あるいは付添人と共に歩いているのをよく見かけます。
 障害者と共生している、とも言えますが、そんな美談ばかりではありません。
 
 私自身、電車で奇声をあげる障害者を避けるべく、目も合わせずに静かに隣の車両に移ったところ、どういうわけかついてきて、私が降りるまでずっと奇声を浴びせ続けられたこともあります。 障害者が駅のホームから他人を突き落とし、裁判では無罪という例を思い出すと、彼らの奇異な行動に正直、恐怖を感じることもあります。

 他には、父親が精神障害を持っていたために、兄も生まれながらに精神障害を発症、本人も軽い学習障害を抱えた若い娘さんも知っています。 二人の障害者の世話に疲れた母親は、その娘に就職をさせずに彼らの世話をさせるようにしむけている、という重い実話もあります。
 判断能力が低いことをいいことに、地域のゴミのような男性たちに性のはけ口にされ、何度も妊娠ー中絶を繰り返している女性も知っています。

 また、これまでなんとか本人を支えてきた両親(主に母親)の高齢化が深刻です。
 実は私は幼い頃に骨髄性小児麻痺(ポリオ)に侵され、両親は医者から、脳性であった可能性もあったのでまだ幸運だったかも、と言われた、と後に何度も語っていました。(いえ、今でも上肢に軽い障害は残っていますから、幸運とは思えないですけどね)
 これは今とは福祉レベルが全然ちがう昭和真っ只中の話ですので、感染を告げられた両親は将来を悲観して心中すら頭をよぎった、とも言ってました。

 冒頭、命の選別が、と主張している方々は、恐らくそういう問題は社会全体でフォローしてゆくべきだ、とおっしゃるのだと思います。 が、そこそこ福祉が充実していると言われている我が市でも、みなさんなかなか大変であると聞きます。 そしてその財源の幾ばくかは我々市民の税金で賄われています。 日本全体で考えても、少子高齢者の中、どれだけ財源を振り分けられるでしょうか。

 強制不妊についてのニュースを検索してみても、元になった優生保護法が何を根拠に、つまり精神障害がどれくらいの確率で遺伝するのかが共に書かれているものがありません。 中には、戦前のナチスドイツの制度を元にしている、といういかにもそもそもが悪法であったという方向に導こうという話法もあります。
 一方で、統合失調症の遺伝というアプローチで検索をかけると、冷静な数字が上がっているサイトがあり、それによるとやはり遺伝の可能性は否定できないようです。
 先にあげた、親族の世話のために自分の夢を摘み取られそうになっている娘さんの家族の遺伝も例外では無いということです。

 以上の日々の体験から、私には旧優生保護法が間違っていたとは言い切れません。 これは現在では母性保護と改変され、本人の承諾を得て、と修正されています。
 しかしそこでさらに私が懸念するのは、妊娠し( or させて)親になることと、人権という抽象的な概念を承諾を求められる本人が理解できるかどうかです。 健常者であっても自らの人権をしっかりと理解し、その上で判断するというのは実は難しいことであるにもかかわらず、です。

 ここで思い出すのは、つい先日の精神障害のある息子を長い間檻に閉じ込めていた事件。
 この事件を「虐待」と一括りにするのは簡単です。 しかし、実はこの親は夜中に大声で奇声をあげる息子が近所に迷惑をかけていることを気にかけ、何度も市役所にこの息子の世話について相談に行ったそうです。 市はそれについて「十分な対応をしたと思っている」というコメントを出しています。 また、親族も社協に相談に行ったという報道も見ましたが、これも「対応に問題はなかった」と結ばれています。
 結果として親は自宅の檻で生かさず殺さずで「飼う」ことを選ばざるを得なかったわけです。 

 不衛生な環境中で息子はほぼ視力を失い、気の毒には思いつつ、では両親は悪魔だったのか? 本能のまま子供を作り続け、懐かないからと虐待を繰り返すヤン親と同じに扱うべき事件では無いでしょう。
 これが人権者が謳う「障害者は社会全体で受け止める」の「社会」の実情です。 その「社会」の窓口となる役所は法に則り、体良く補助を断る機関でしかなかったのです。
 
 障害児を育てる覚悟のあるものだけ声をあげよ、と偏狭なことを言うつもりはありません。 しかし、実際の社会環境を見ずに、あるいはいつ実現するかもわからない理想環境を前提に命の称賛のみを訴えるのは、むしろ無責任だと私は考えます。

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