自動車メーカーはAI以前にできることがある

 タイムズのカーシェアリングを初利用し、たまたま選んだスズキスウィフト(スイフト?)のアクセル設定に驚いた、というお話の延長です。
 
 簡単に言って、この車のアクセル、おっかないのです。
 借りた直後におっとっと、となるのは仕方ないとして、その後一時間ほど運転し、荷物を下ろすためにマンションの下に止めてからのこと。 若干上り坂になっている歩道をスムースに横切ることができません。
 CVTでクリーピングが弱いこともあるのでしょうが、それなら尚更のこと発進時のスロットル特性をおとなしくするべきなのに、ツン、ツン、ブルン!
 
 ここに一年ほど前、住民の声で両脇を映す鏡が一対設置され、W202やMTのミアータに乗っていた時はその意味が今ひとつわからなかったのが、この時初めて理解できました。 なんでスルスルっと最徐行できない??
 さらに最後の最後、タイムズ駐車場でバックしようとしたら、これまたブン!で、ドキリとしました。

 ここしばらくテレビを賑わせている、主に高齢者のペダル踏み間違え事故。 ほとんどが本来非力である軽や1〜1.3Lクラスのベーシックカーのようです。 まぁ、終のクルマとしてつつましやかに、という日本人ならではの質素倹約が伝わってくる選択です。
 事故については、ベーシックとはいえ1トン近いし、たまたま事故をする老人にこういうクルマが多いという確率の問題か、とも捉えていました。 
 
 が、今回の利用で、多分スズキに限らず日本車には何十年も変わらない垢のような設計思想が染み込んでいるのをひしひしと感じました。  どのみち、昼間なんて老人に限らずみんなノロノロ走ってるんだから、いわゆる「出足が鈍いと、非力だと思われてしまう」というメーカーの理由づけも今や不要でしょう。 むしろ出足が良くても後が伸びないことに客は失望するはずです。

 今ではアクセルやトランスミッションのセッティングは殆どが電子制御な訳で、簡単にリニアな性質に変更できるはずだし、逆に後退時にはむしろパワーを絞るなんてのも簡単なことです。
 
 今流行りの自動運転やAI制御を語る際、メーカーは老人のペダル踏み間違い暴走にもこの技術を、なんてよくコメントしてますが、足元でもっと簡単にできる対策があろうに、と思った久々の日本のベーシックカーでした。
 
 日産はどう? ホンダは? 何より元祖ブーストアクセルであるトヨタの今は?

| | コメント (0)

はじめてのカーシェア

 ちょっと用があってタイムズのカーシェアリングを初めて利用しました。
 
 家からネット経由で最寄りのクルマを予約、エレベーター等込みで5分ほどで駐車場に到着。 利用方法は、あらかじめサイトに用意されている動画を見ていたので全く問題ありません。
 
 意外に手間取ったのがカーナビとiPhoneのBluetooth接続。 
 Pioneer製のそれは今ひとつ中途半端なメッセージ案内で、接続できない原因がどちらにあるのかよくわかりません。 なんだかんだやっているうちに、カーナビの設定メニューから接続登録できましたが、IT系操作に弱い方はコールセンターのヘルプなしでは接続できないかもしれません。
 ただ、通常の利用であれば一旦登録してしまえば以後はそれっきりなので、文句を言っても仕方ないのかも。
 
Times01

 選んだ車は以前から興味があったスズキのスウィフト。 見た目はほぼ新車。
 実はカルタスからこの名前になった先代から外見は好きだったんだけど、デビューする直前くらいにFCARも無くなったので広報車に試乗する機会には恵まれないままでした。
 そのうちすでに二代目になったわけですが、残念ながらアクセルの設定が最悪。

 車検証を見ると、排気量は1250cc。 パワー的に辛いのか、それを姑息に誤魔化そうとするのか、踏み始めが異常と思えるほどパワフル。 まるで田舎のガキ向け軽自動車。 ところが上のトルクがないのかCVTの設定がまずいのか、ほんの少し上り坂になった時など、全然ついてこない。 これで家族乗せて高速はストレス溜まるだろうなぁ。
 
 仮に買うなら一クラス上の1500ccを、と念のためスズキのサイトを確認したら、なんとこのエンジンと、あとは1000cc+ターボしかない。 多分ターボモデルはスポーツモデルだろうから、ベーシックなクルマとしてオススメはない、ということになりましょうか。
 逆に足回りは、電動パワステのセルフアライメントに違和感を感じつつも、よく動くし、かつしっかりしていたので残念です。
 
 あ、Bluetoothの設定、返却時に確認したら、他人の登録がカーナビに残ったままでした。
 別にそれで何か困ったことが起こることはないものの、スマホの設定名によっては個人が特定されるかもしれません。
 走行データは残っていないようでしたが、これはたまたま先の利用者が地点登録していなかったためかもしれませんので、念のため、自分のルートも消去しておきました。

 まぁ、そんなこんなで二時間予約して最終的には一時間半で返却(そのうち15分は冒頭のBluetooth設定)。 料金は1200円ほど。 電車を利用すると手荷物はもちろん、倍以上の時間がかかるので、足としては全く文句はありません。

| | コメント (0)

コンニチハクルマ

 次の車に期待します、とC200の廃車を知らせた師匠から返事が来たんだけど、実は次の車はありません。 つまり買い換え、補充なしの車無し生活です。
 ひょえ〜〜〜っ!?
 
 先にも書いたように、今では車に乗るのは週に二日ほど、バイトの日と、たまに、本当にたまに、不便なところにあるホームセンターや、山の上にある代々の墓に行くときくらいです。
 そもそも近郊都市の駅前に住んでいると、歩いて行けるスーパーや商店が多数あって、食材や日用品の買い物にはには事欠きません。 それでもまぁ、若い頃からの車好きってのもあって、最盛期はオープンカーと二台所有していたのですが、経済的理由もあるものの、子供も大きくなったり、同居人と週末どこかに行きたいとも思わない境遇になって、別に車なくても良いかも、と思うようになりました。 バイトさえ実は自転車でのんびり漕いでも15分で通えますし。

 とはいえ、クルマが一切ないってのも不安なもので、そういう時にすぐに頭に浮かぶのはレンタカー。
 以前は歩いてすぐのところに信頼のトヨタレンタカーがあったのが、近年怪しげげな格安レンタカーとの競合に嫌気がさしたのか、撤退してしまいました。 また、夜中に急用という時にはレンタカーは手配できません。
 そこで思い出したのがタイムズのカーシェアリング。 以前レンタカーと比較し、あまり安くないので存在を忘れていました。
 
 それが今回のC200廃車で改めて詳しく調べてみたら、iPhoneアプリの位置情報を元に、周辺で空いている車がリアルタイムにわかるようになっていたりします。
 すると、うちから5分くらいの傘がほぼ要らないところに一箇所。 そこがダメでもさらに五分程歩けば四箇所ほどステーションがあって、しばらく見ていると、ほぼいつでもどこかで車が借りられることがわかりました。 さすが駅前。
 
 「これでいいんじゃね?」
 
 そう思うと、今まで負担して来た毎月の駐車場代(これが1.6万円)、保険代、ガソリン代に維持費ってのが、カーシェアリングだと仮に一切利用しなければ月千円ほどの基本料金だけで済むってのが急にポジティブに見えて来ました。
 車がアクアとかヴィッツとかベーシッククラスなのも、もう車で見栄張る気もないし、むしろスウィフトとかハスラーとかちょっと楽しみでさえあります。

 そのうち、今なら初期費用と二ヶ月の基本料金が無料というキャンペーンを知り、ああ、もうこれで十分かも、と申し込んだ次第。
 
 運用システムに携帯電話網を使ったモバイル通信をフルに利用しているようで、こちらにも興味津々。 オーディオもBluetooth対応なのでいきなり自分のiPhoneの音楽を利用できるようだし、う〜ん、愛車を失った割にはあまり落ち込んでないのは、こういう新たな好奇心のせいかも。
 実際にはまだ一度も利用していないので、またいろいろとマニアックなレポートでもできればと。

Timescard_2

| | コメント (2)

サヨナラクルマ

Lastc200

 19年間愛用したC200をついに廃車にしました。
 今月車検切れを迎え、さすが老衰とも言える不調をフォローできなくなったのが理由です。
 
 実は一年くらい前から謎の漏電、一週間ほどで100Ahのバッテリーが空になるという症状が出るようになりました。
 ここしばらくずっとこの車の面倒を見てもらっている師匠のところで、ほぼ半日かけて徹底的に電気漏れをチェックしてもらったのですが、それでも原因不明。 長い間輸入車を手がけてきた経験から、ワイヤーハーネスの劣化ではないかと言われました。
 ハーネス一式と工賃は、この先まだ十年くらい乗るくらいの覚悟がないとちょっと出せない金額です。 
 ただ、使用頻度はずっと週二日程度なので、クラシックカーよろしく、乗らない間はバッテリーのマイナス端子を外すことでとりあえずずるずると回避。
 
 そんな折、さらにフロントサスのブッシュに亀裂が入っていることも判明。 そういえば夏タイヤのP7の時は時々道路にハンドルを取られることがあり、緩んだタイロッドを交換したのになんでだろう?という理由がわかりました。
 車検時に検査官に見つかれば交換指示必至ですから、ロアアーム外してブッシュ交換となると、これまた数万円。
 
 まぁ良い。 それ以外は特に目立って悪いところもなく、まだ一緒に過ごせる、と思っていたら、半年くらい前から、時々エンジンが吹かなくなる症状が出だしました。
 大方はスロットルを戻し、再度踏み込んだ時で、これまたキャブレター時代よろしく、加速ポンプを働かせるが如くアクセルをバコバコと踏み込めば解決していました。 
 ところが徐々にそれがひどくなり、高速でクルーズコントロール使用時にもそれが出て、すっと失速し、車自体はそれを感知しているのでスロットル全開、回復したらキックダウンして急加速という、ちょっとまずい感じに、
 さらに一度だけ、夜中のガラガラ一般道でアイドリング状態になって完全に停止することがあり、これ、昼間や高速でこうなったら追突されるかも、という深刻な不安が湧いてきました。
 
 最初は、以前に交換した中国製エアマスセンサーをまた交換すれば良い、とたかをくくっていたところ、先の師匠曰く、これもあのワイヤーハーネス疑惑なんじゃないか、というコメント。 
 限度はあるものの、原因がはっきりしていれば部品と工賃を見積もることは可能ながら、最悪ワイヤーハーネス総替え、それでも全てが解決するとは限らないという状態に陥ったわけです。
 
 まぁ、人でいうなら、老衰かな、と。
 19年間、輸入車ゆえの不可思議な故障もなく、ゆえに高額な修理も一度も経験することなくここまできただけでも奇跡かなと。 この車(同型車)の故障でエライ目にあったという人も複数知っていますから、いわゆる「アタリ」であったと。
 結局、正真正銘のワンオーナーカーとして解体廃車することにしました。
 
 最後の仕事はセルフGS監視バイトの往復で、定時の見回り時に常にC200を眺めることができました。 考えてみれば買った時からずっとマンションの半地下駐車場暮らしさせてましたから、こういう風に頻繁に駐車姿と向き合うことがなかったので、ちょっと不思議な感じでした。
 先に老衰かな、と書いたように、ただただ眠り続けるガン末期の母の横に付き添っていたのを思い出しました。
 
 いや、19年間無事故でしたからね。
 初期の頃は、夜中に家出て、朝着いた御殿場で夕方まで試乗会はしご、家に着いたら日付が変わってたみたいなパターンを月一くらいやってて、こりゃいつか高速道で死ぬなぁ、と覚悟していたにもかかわらず、です。
 故障の少なさとあわせ、ホント良いクルマと出会えました。 ある意味、上がりの車だったのかも...

| | コメント (0)

曇って黄ばむヘッドライトの不思議

 先日「愛車のライトに黄ばみが… 予防、対策はできるのか」という記事を見かけました。 これ、私の知る限りではやっと表に話題が出てきたか、という印象です。

 この問題って、ヘッドライトレンズ(今では単なるカバー)に樹脂が使用され、日時が経過した十年前くらいから目立ってきた問題で、なんでみんなもっと騒がないんだろう、と不思議に思っていました。
 技術的な話は上の記事を読んでいただくとして、私が一番疑問に思っているのは、なぜこれがメーカーの保証修理にならないのか、という点です。
 
 ヘッドライトが重要保安部品だったかどうかもう忘れたけど、使用条件によれば最初の車検時にすでに黄ばみ・曇り(以下、曇り)が出るケースも珍しくない、と知り合いの自動車工場から聞くと、そんな耐久性の低いものをよく新車に採用して販売したな、と思うのです。
 二十年ほど前、灯火類の大手メーカー小糸がアジアで作らせたテールランプの樹脂の品質が悪く、使っているうちに褪色して透明になる、という問題が起こったことがありました。 この時確かトヨタはクレームとして対応したのを記憶しています。

 このヘッドライトの曇りは、単に見た目だけではなく、すりガラスを通すようなものですから、光が拡散して光量は落ちるは光軸は出ないわで、実際、磨きなどの対策をしないと車検に通らないようなケースもあるそうです。
 だったら、これは立派な設計ミスなんではないかとずっと思っているのですが、何にでも文句を垂れて謝罪させるのが大流行りの今になってもそういう声が上がらないのは理解できません。(話はずれるけど、ネットガヤは車を持っていない or 関心がない?)

 それ以前のガラスタイプなら数十年経ってもこの手の傷は入らないし、曇りが出ても洗えば取れる、正確には汚れにしか過ぎません。 ガラスを廃止することでデザインの自由度、重量、コストと多くのメリットを得たことは理解できますが、引き換えに新しい車の夜間走行が早々に危険度を増してゆくというのはどうなんでしょうね。 昨今のハイビーム多用なんて流れ以前にもっと騒がれるべきだと私は考えるのですが...

 もちろん、メーカーも馬鹿じゃないので品質改良されていると信じたいですが、なにせ実際に時間が経ってみないとその努力が報われたかどうかはわかりません。 というか、今酷い状態になっているのも一応は経年劣化シミュレーションを経て採用されていますから、今ひとつ期待できない。

 その昔、この手のクリアレンズがどんどん採用されだした頃の自動車メーカー開発者の言葉をよく覚えています。
 「最近はレンズカットの入ったガラスレンズだと『曇って見える』とお客様に不評なんですよ」
 いや、本当に曇ってるし。

| | コメント (0)

ハイビーム喚起への違和感

 昨日だったか、Yahoo!ニュースの見出しで、夜間の歩行者死亡事故の90何パーセントがハイビーム非使用だった、というのをみかけました。
 これ、ここしばらくで急激に叫ばれ出した、「夜間はハイビームを積極的に使おう」に関連しているのは間違い無く、トヨタを一例にとっても定期的な安全週間のテーマとして推すようにもなっています。
 
 これの真意は、『対向車や前走車がいない時には』もっと積極的にハイビームを使おう、なんですが、どうもこれらの前提条件の扱いが軽くて、「ハイビームを使えば事故は減る」のように短絡的に取られていないかが気になっています。
 
 事実、ここしばらく、夜間に堂々とハイビームで対向してくる車が増えた気がします。 危険だと思いつつ、できるだけ光を見つめないようにすれ違いざまに確認すると、いわゆる悪どそうな利己主義系ではなく、むしろ一見善良な地味&経済車がほとんどだったりします。(皮肉なことに、ここでいう悪どい系は、最近は常に周囲の交通状況に合わせて光軸を変化させる多灯マルチLED装備の高級車であることが多く、むしろ模範的なのかもしれません。)

 想像するに、この手の一見善良しかし迷惑なドライバーは、販売店の言われるままに定期点検に赴いた際、上記ハイビーム啓蒙運動のチラシを「チラ見」し、「そうか常にハイビームで走ったほうが良いんんだ。教習所じゃそんなこと習わなかったけど」と、以後対向車や前走車がいようがいまいが、「自分さえ安全な人生を歩めれば良い」とハイビーム常用になるのではないかと懸念しています。

 冒頭の夜間歩行者死亡事故の割合にしても、よほどの閑散地区でないかぎり、それだけ周囲に車がいる環境が当たり前だ、という見方もできるわけで、特に車や交通工学に弱いマスコミがこの辺りを今後さらに変に拡大解釈するような動きに出ないことも同時に願う限りです。

| | コメント (1)

ウィンターモードは燃費に有利

 北海道では雪とはいえ、さすがにスタッドレスから夏タイヤに戻しました。
 昨年まではこの作業を事務所があったマンションの駐車場で行っていたのですが、戦線縮小に伴ってタイヤを自宅マンションに移動。 するとエレベーターで台車に載せたタイヤが一度に運べてむしろ楽になったというのが皮肉です。 実際、作業時間も30分程度短くなっています。
 
 それはともかく、この三ヶ月間、車のATをウィンターモードにしてみたら、なんと燃費が1〜1.5km伸びたというお話。
 
 C200(W202)のウィンターモードは2速発進(ただし思い切りアクセルを踏み込むと1速から)、シフトアップ早め、リバースもギア比が下がるという仕様です。
 私の知識としては、いたずらに高いギアを使うのはポンピングロスの増加を招き、ドライバビリティの低下と併せて、滑りやすい路面以外で常用するのはメリットがないというものでした。
 
 ところが、ピレリのスタッドレスタイヤはサマーモードではエンジントルクの変化でトレッド面が捩れるのか、低速時にユラユラっとした妙な挙動を示す傾向があり、よりトルク変動の少ないウィンターモードにATを変更したらこれがいい感じで、それが目的でこの間ずっとそのままで走っていました。
 動力性能は確かに落ちるのですが、このタイヤ、妙に前後方向のグリップが低く、たまにドライでも発進時にリアがスリップすることもあり、この塩梅がちょうど良いくらいになりました。
 
 すると満タン法ながら、ほぼ同じ運転パターンで二度計測して、それまで8〜9弱だったのが常に9〜10弱に燃費が向上したのです。 スタドッレスの方が転がり抵抗も大きいはずで、う〜む、私の知識はなんだったのか。
 
 とはいえ夏タイヤに戻した今、よりソリッドなP7の場合、ウィンターモードはただの鈍臭いモードかも、ということでATもノーマル(サマー)モードに戻しました。 ただ、乗り心地と騒音は若干悪化。 これはそこそこ磨耗してきたのもあるんですが。
 まぁ、これはこれでキビキビ走れてよろしい。

| | コメント (0)

ついにターンパイクで自動車評論家事故死

 11日に箱根ターンパイクで自動車評論家が事故死したニュースを今朝読みました。
 あまり積極的にここには書いていませんが、十年ほど前まで私は大阪ベースながら自動車評論家的な仕事をしておりまして、このターンパイクも数え切れないほどメーカーや代理店の試乗会で走りました。
 
 ※地図はこちら。
 
 このコースはワシントンホテルを運営する藤田観光が所有している観光用有料道路で、東京からも近く、私道であるためにこのような用途に非常に重宝されてきました。 いつのまにかマツダが命名者になり、空撮も交えた非常に凝ったスポーツ走行ビデオもネットで公開されるほど、車好きには有名な場所です。
 車やバイク関連のマスコミ収録にもよく使われており、メーカーの登坂・制動力テストにも使用されているのを見かけることがありました。 そうそう、二代目プリウスの左ハンドルが市販される前、二台のトヨタ車に守られるように峠を疾走してたのを目撃したこともあります。
 
 試乗会の場合、多くは大磯プリンスを拠点にし、西湘バイパスを早川まで走ってターンパイクに乗ります。 ドライバーや与えられた時間によって折り返し地点は様々ながら、往路は登坂で、復路は下りになっています。

 自動車評論家の試乗といえば、かつてはタイヤ大悲鳴、エンジン全開という暴走行為と揶揄された頃もありましたが、この十数年、もうそういうのはやめましょうや、という流れが徐々に強くなり、まぁ確かにペースは少し速いものの、普通の消費者が本当に知りたい情報を収集しよう、的な動きになっていました。
 とは言っても、ターンパイクの「小さい池のあるパーキング」コーナーをタコ踊りで立ち上がってくる普通のセダンや、雪の日に試乗車同士で衝突事故を起こしたりする評論家も目の当たりにはしています。 でも全体からするとそれは少数になりつつあり、さらに随分経つのに事故死のニュース。

 まぁ、車がポルシェのGT3ですから、さすがに乗り心地とか静粛性がなんてチェックしても意味はなく、それなりの運転をされたのだと想像しますし、広報部もそれが可能な評論家だと判断したから試乗会に呼んだか、あるいは広報車を貸し出したのでしょう。
 でも、絶対広報車、というか他人から借りた車で事故しちゃダメなのですよ。 それが無言の仁義ってなもんなんです。

 もちろん犠牲になられた評論家もそんなことは百も承知でしょうが、でもダメなものはダメなのです。
 今回はコースアウトして木にぶつかって大破だったからまだよかったものの、早川の料金所に向かって遠くに海を見ながら思いっきり下る坂道。 爽快なロケーションで、その気になれば免許取り消しどころか即逮捕になるような速度が簡単に出ます。
 ところがその道を川を挟んだ箱根新道や小田急側から見て、そこが恐ろしいほど高い崖になっていることを気付いた時、あそこから転落したら、ドライバーはもちろん、下の家々も大災害になると背筋が寒くなった覚えがあります。
 
 ということも含め、この批判・ブーイング・ディスり全盛の今、命名権だけとは言えマツダがどう判断するかですね。 下手すると今後一切の試乗利用お断りになる可能性もあるかと思うと、それでなくても消費者の自動車離れが顕著化する中で、自動車文化はさらにお寒い方向に向かう可能性もあるかと考えます。
 
 
※十年前に実際にターンパイクでVWパサート広報車を試乗したときの記事はこちら

| | コメント (0)

W202のタイロッドを交換

 一ヶ月ほど前、W202(C200)のブレーキを踏んだら、前の方から「ゴクッ」という音あり。
 それからハンドルの遊びが大きくなって、操舵系がおかしくなったと気付きました。
 左右どちらかに一定の当て舵を当てているときはともかく、舗装の荒れでそれが逆方向に振られたときは、少しどきっとするくらい取られるようになってしまいました。

 イメージ的にはステアリングラックの取り付けが緩んだ感じと似ていますが、W202はR&B、リサーキュレーティングボールですから、それはあり得ません。
 ということで、このクルマの延命の要となっている例のショップへ入庫。
 
 するとステアリングギアボックスとタイロッドを結ぶジョイントにガタが出ていることが判明。 ジョイントだけの部品は出ておらず、左右のタイロッドエンドまでの一本がアッセンブリーででているそうで、純正だと5万円オーバー。 よってサードパーティー製を頼むことに(それでも多分4万円代(未確認))。
 
 ただ、取り付けは大変だったようです。
 正確には取り付けではなく、調整。 タイロッドまるごと交換ですから、サイドスリップ調整はもちろんとして、それとステアリングの直進位置調整が加わります。
 さらに、私のクルマの場合、なぜか元々のタイロッドの取り付けがオフセットしていて、それをほぼ左右対称に調整し直すのにまた余計な手間がかかったとか。 誠に恐れ入ります。
 
 ともあれ、作業が終了したW202はまるで欧州車のような(?)シュアなステアリングに。
 ボールジョイントの磨耗は徐々に進みますから、冒頭の異音はある程度それが進んだ結果の一種の警告のようなものだったのかもしれません。 一気に遊びが減って、とても気持ちが良いです。

| | コメント (0)

車の運転とApple WATCH

 先日、平日の昼間に車に乗ることがあり、この時、もしかするとこのシチュエーションがApple WATCHが一番便利な時ではないかと感じました。
 
 まず、メールだのLINEだのと、次々と通知が来る中、すぐに読んで、場合によってはすぐに返事を出さなくてはならないものと、時間の空いた時に対応すれば良いものとの区別をWATCHの通知をちらりと見るだけですぐに区別がつきます。
 みなさん運転中にiPhoneをどこに置いておられるかわかりませんが、最悪の場合、手探りで探して手に取るという必要がありません。 マウントアダプターで取り付けられている場合はその点は大丈夫なのかな?
 
 次に電話がかかってきた時。
 私はまとまった時間を車で過ごす時は昨年夏に買ったBluetoothヘッドセットを使っています。 ところが、ちょっと近場へ買い物、というときには面倒くさいのと、大げさなのであえて使わないときがあり、もし着信があれば車を路肩に止めるか、或いは留守番電話にメッセージを残してもらうことを期待して電話に出ないこともあります。

 その点WATCHはスピーカー&マイク付きなので、そのまま会話ができます。 もちろん相手の声は丸聞こえなものの、車って一人で乗っているときが圧倒的に多いわけで、この点、電車と違ってWATCHでの通話が最も自然な条件ではないかと改めて気づきました。
 もちろん、ぐるぐるとステアリングを回さなくてはならないような道を走っているときはお互いの声が聞こえにくいなどの欠点もないわけではないです。 それでも周囲の交通に気を使いながら路肩に止め、慌てて通話を始めるのと段違いの安楽/安全さかなと。
 
 そしてここでも役に立つのが「ミュージック」のコントロール。 カーオーディオと接続してiPhoneの音楽を聴いているとき、停止/再生はもちろんのこと、気に入らない曲をスキップするときにはグランスからボタンをタッチするだけで済みます。
 これをiPhoneでやろうとすると、走行中にディスプレイを押すのは至難の技&危険だし、Siriに「スキップ」と言っても反応がイマイチだったりですから。
 
 念のため、いま自室でこの「スキップ」をWATCH経由のSiriでやったら、ちゃんと通じました。 でも走行中の車内はノイズが多いのでさて、認識率はどうでしょうか。 だったら、グランスでプレーヤー画面にし、視線の隅まで腕を持ち上げて先送りボタンを押す方が確実です。
 
 Siriといえば、以前スーパーでの買い物メモで紹介したTextWell。 グランスでは無理ながら、信号待ちなどで本体を立ち上げれば、Siriによる音声入力が可能となりますから、「○○に連絡」「郵便局」「銀行入金」など思いついた言葉を運転中に入れて、備忘録とすることができます。(これができそうなアプリは他にも複数あると思います)
 
 逆にマップは絶対に運転中のWATCHで使うべきではありません。 ヘッドアップ機能もないし、なにより画面が小さすぎます。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧