残念なアジア製Winアプリ、PowerDVD 18

 こないだMacBook Pro上のMacOSとWin10両方を再インストールすることになったと書いた、うちWin10の方のお話。
 
 再インストールに至った直接の症状は、ブート後、例の世界の奇景が映し出される場面で画面がブラックアウトしたこと。 この間、MacBook Pro.のキーボードバックライトは点灯していたので、しばらく待ってみたものの、症状は全く改善せず。
 検索すると、グラフィックドライバーのアップデートが始まるとそういう症状を示す、というのが複数見つかり、「ったく、それならそうと画面に何かメッセージ出せんのか」といつものように悪態をつきながら、強制シャットダウン。
 すると何かが壊れたのか、キーボードバックライトもつかなくなって、以後ずっと立ち上がらない。
 
 「このクソWindowsが」
 
 とさらなる捨て台詞とともに、自動リカバリなども試しつつ、最終的に再インストールと相成ったわけです。
 とはいえ、こちらは例のラズパイ開発用と深夜バイトの時間つぶし用だったりするので、なくなって困るデータもなくて気楽は気楽。 
 
Pdvd で、その「深夜バイトの時間つぶし」が曲者でした。
 その名はPowerDVD 18。 CyberLinkという台湾製光ディスク再生アプリです。
 名前はDVDながらBlu-Rayにも対応しており、なんとあの面倒な日本のCPRMにも対応しています。
 
 もともと仕事や書きたいネタがないときの深夜バイト、あぁ、こんな時に溜まっているアニメやらドキュメンタリーの録画が見れたらなぁ、と考えたのが発端。
 最初は単純にCPRM対応のポータブルブルーレイプレーヤーを買わなくちゃ、と考えたものの、これが東芝とかまともなメーカーだと2〜3万円くらいと結構な価格。
 さらにこれをリュックに入れて、場合によってはMacBook Proも併せて持参となると、いや、それはなんか変だろうと気づきました。
 そもそもMacBook Pro? これでなんでブルーレイディスク見れないんだろう?と発想を転換。
 
 そこで浮かび上がって来たのが、このPowerDVD。 伝統的にMacはテレビ関係に弱く、よってWindows用。 でも外付けBlu-Rayドライブはすでに持っているので、つまりはこのアプリ代五千円ほどで事足りることになり、実際に自宅Panasonicのレコーダーで録画したブルーレイディスクをちゃんとチャプター付きで見ることができるようになりました。

 え?Win10再インストールの話だろう?って。
 そう。 Win10の不具合を疑って再インストール後、しばらくして、このPowerDVDを全画面状態で終了させると、また画面がブラックアウトしてしまうことに気づきました。
 またシステムエラー??と呆れつつ、よく見ると、一番最初の不調時と同じくキーボードバックライトは機能しています。 そこでふと画面輝度ボタンをポチッとと押してみたら...
 あら、一瞬で画面が復帰。
 
 そう。 最初はWin10が原因だと思われたトラブルは、このPowerDVDが原因の可能性が大だったことが判明したのです。 多分全画面表示が終わった時の画面処理をグラフィックドライバーにちゃんと元どおり戻す指示ができないのでしょう。
 いや、これはすまなかった>Win10
 
 てなことで、このCyberLink、アジア発祥で頑張って欲しいんだけど、やっぱりこんなもんかいなぁ、と少々残念。 他にもまだ残念なところがいくつかあるんだけど、とりあえずこの巻はこれにて終了。

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High Sierra以降、Time Machineはいよいよあてにならない

 この週末、MacBook Pro上のMacOS(High Sierra:10.13)とWindows10を共に再インストールする羽目になりました。
 時間があれば両方とも詳しく書きますが、とりあえずMacユーザーに声を大にして言っておきたいのは、「Time Machineをあてにするな」という一言。
 
 あれやこれやと調子が悪く、極め付けは純正メーラーの環境設定が開かなくなり、ここが瀬戸際かとHigh Sierraのクリーン再インストールをすることになりました。
 今時はこういう大ごとの前にとりあえずネットで事前に調べておくわけですが、基本はバックアップ。 なかでも多くのサイトで「Time Machine最高」「あってよかったTime Machine」と揃って賛辞が書いてあります。
 私としては、定期的に「信頼性が確保できなくなったので新たなバックアップが必要です」とすぐに音を上げ、その度に新規バックアップ、つまりそれ以前の古いデータは消えてしまうという頼りなさが気に入らないので、それほど持ち上げるもんかな、と懐疑的。
 
 とはいえ背に腹は代えられず、最新のバックアップをTime Machineにくれてあげた後にHigh Sierraをクリーン再インストール。
  
 あとは複数のネット記事にあるように(批判するつもりは無いのでリンクは貼りません)、必要なものをだけをTime Machineからコピーすれば、とTime MachineのHDDを登録すると、あっという間に新しいこちらのディスク、つまりほとんど空っぽのデフォルト状態のバックアップレディとなってしまい、Time Machine本来のウリである過去のデータが見えなくなってしまいました。
Timemachine

 いやいやいや、それあかんやろ。
 最近はiCloudの普及もあって、webブラウザのお気に入りやらなんやらの復旧は困らないものの、最古から最新までのメールデータや個人でリッピングしたiTunesの曲、写真はどうなるのさ、おい。
 いやさ、さらに今日までの仕事のデータとか、どこの雲海の彼方に捨てたんだ>オレ
 
 いや待て、落ち着け。 こんなことでへこたれるオレ(5歳)じゃない。
 Time MachineのHDDのデータそのものを消去した覚えはない。 だったら例の、ほれ、あの「移行アシスタント.app」が使えるんじゃないか?と思いつき、立ち上げてみる。
 すると、見えなくなった方のTime Machineデータからの選択肢は息災で、どうやら何とかなりそうです。 一切合財持ってくると何のための再インストールかわからないので、書類のみを選んで走らせると、おお!(現時点で検証する限り)全ての書類が戻りました。 さらにIMEの辞書も自動的に使い慣れたものが再設定されています。
 
 最新のメールデータも無事であるし、そうなれば私には一ヶ月ほど前にCarbon Copy Clonerで取った丸ごとコピーがありますから、もう何も心配あはありません。
 てなことで、複数の幸運のおかげで今こうして何事もなかったかのようにヘラヘラと酒飲みながら文章を書いていますが、そうでなければ今頃真っ青になって身体中震えていることでしょう。

 あ、クリーンインストールのメリット?
 ありましたよ。 よく言われるように全体の動きがキビキビするようになったし、何より最大の懸念であったMailの環境設定も開くようになったし、Sierra以来のトラブルだったプリンタを設定できないエラーも回解決しました。
 
 いや、もう一度書くけど、ほんと、ラッキーでした。
 (特にHigh Sierra以降は)Time Machineなんかあてにするな。 Carbon Copy Clonerで丸ごとコピー取っとけ。

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VNC非対応のマシンを遠隔制御する

Remote8
 
「どうやって遠隔地のモニター画面を見るか」シリーズ
、大して人気がない中、黙々と続け、ついに完成しました。

 液晶モニターの画面は設定した時間が経てばオフになるようJavaScriptを組んだまではよかったけど、USBエミュレーターを操作する画面と、モニター画面を同居させるのに難航。
 お互いのjavaScriptとstyleSheetのいいとこ取りして一つのhtmlファイルにしたものの、jqueryの配列エラーがどうしても解決できず、まぁいいや一般ユーザーが使うページじゃないし、と言い訳してかつて使い慣れたフレームを使うことに。

 ところがframeってhtml5で廃止されたんだとかで、iframeなるものを利用。 centerタグも非推奨だとか、ほんに昭和は遠くなるばかり。
 それでもなんとか上のキャプチャーのようなものができあがり、恐る恐る外向けの回線に乗せ、インターネット経由で使ってみたら、確かにローカルよりは遅くなるものの、想像したよりはましだったのに一安心です。
 この回線、以前に報告したLTE利用の非常に遅いものですから、一般的な光回線ならローカルテストとほぼ同じレスポンスが得られるような気がします。

 いやぁ、しかしもう慣れたとは言え、「こうしたい」と考えても、必ずどこかで躓くのはなんなんでしょうね。 そして何だかんだ悩みながらもいつも必ずそれは乗り越え、「やれやれ、次はこれだ」というところでまた躓く。 もう定番ロールプレイングゲームみたいなもんです。

 一ヶ月前にラズパイを買って以降、パソコンハードとLinux、I/Oポート制御、電子工作、プログラミング、コーディング、ネットワーク等々、よくもまぁこれだけこなせたもんだ、というか、器用貧乏のシンボルみたいな仕事となりました。 はい。

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残念ながらあなたのアカウントAmazon.co.jpはブロックされます

 ってメールが二度ほど来て、最初はフィッシングだろうと即刻無視したものの、二回目はちょっと気になって調べてみました。
 よく読むと「ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。」と言いながらfromがnoreplyになっているあたりがダメなんだけど、それでも納得するために一応。
 
 Macのデフォルトメーラーである「メール」で貼られているurlを調べると、おお、ログイン画面の出来が良い。 日本語もちゃんとしている。 これを見て一瞬信じかけた。
 でも、そもそもhttpsじゃない。 
 このログイン画面、パスワードと共にアカウント名まで訊いてくる。 これ、フィッシングなら一発で漏れ漏れですよね。 ところが、本家の方も、ログインをしようとすると(当たり前だけど)確かにアカウント名を訊いて来ます。 常時ログインを常用していない人はむしろごの画面に慣れ切っていて、つい入力してしまうかもしれない。 う〜ん、紛らわしい。
Amazonfish

 では、と今度はメーラーで詳細を表示すると、Received:⁨from bhalu2eshop by dwcl.digiworldcomと出た。 なんじゃこりゃ、と試しにindexらしきurlを叩いてみるとこんなんしか出て来ず、意味不明。
 ちなみに、まともなAmazonからの到着予定メールでは、Received:⁨from a25-8.smtp-out.us-west-2.amazonses.comとなっています。
 
 正直、今まで多数のフィッシングや詐欺メールを受信しつつ、全てレイアウトが崩れていたり、日本語が変だったりと、こんなん騙されるほうがアホやでと思ってましたし、自分ならもっと巧妙にやるんだけどなぁ、なんて自惚れたことも考えていましたが、今回のはちょっと危なかったです。
 ちなみに下のは純正ログイン画面。
Amazonright

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どうやって遠隔地のモニター画面を見るか(4)

 最後に残った作業のうちの一つ、液晶モニターの無駄な点灯を防ぐ対策。
 文字通り、モニターの常時点灯を避けることで液晶の焼き付き、バックライトの劣化を防ぐことが目的ですが、同時にカメラの焼きつきを防ぐことも含んでいます。 カメラとモニターのセッティングが終わったプラスチックの箱を黒いカバーで囲ったのもその対策の一つ(撮像管への刺激を最小限に留める)。
 
 最初はモニターについている電源スイッチをいじろうとしたものの、あまりに小さくて入り組んでいるので、単純に電源を供給しているUSBケーブルを加工することに決定。
 USBですから、また5V、リレー制御です。 最初に制作した基盤にノコギリで軽く切れ目を入れ、あとは手で折って元気な個体を流用。
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 USBケーブルの一番外側の被覆を慎重に割くと、中には赤、黒、青、白とカラフルな線が四本。 そっか、実際には電源だけしか流れてないけど、配線はフルに来てるのか。
 でもどれを切るの? 常識的に+は赤だよな、ネットで見てもどうやら赤で間違いなさそう、とニッパーでプツン。 気分はジャガーノート。 
 これらを慎重に半田付けし、コイル側をGPIOに接続してテストすると、あっさり成功。 MJPG-Streamerとwebiopiの組み合わせでも確実にモニターをオンオフできるのを確認。

 ただし、一個増えたリレーのおかげで100均ケースの中が狭くなり、ショートに気を使わなくてはならなくなりました。 次回同じものを作ることがあれば、リレーが7個ずらりと並ぶ基盤を用意したほうがいいのかもしれません。
 消費電流については、実際に同時にリレーが働くのは最大で2個という設計ですから、ラズパイの電力不足はまず問題ないと踏んでいます。
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 ただこれ、消し忘れると意味がないので、時間経過により自動オフにする仕組みが必要になります。 最も簡単なのは既製品を利用することですが、ラズパイがあるのになんかそれも間抜けな気がして、さてwebiopiでやるのかpythonか、ほんとはphpでやりたいんだけどなぁ、とか思案中。

 さぁ、あと一息です。

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どうやって遠隔地のモニター画面を見るか(3)

 とりあえずラズパイ直結カメラで3.5インチモニターを写すことは成功したけど、ケースへの固定をしなくてはなりません。
 カメラの方は両面テープ、それもカメラ裏に飛び出した1mmほどのビスの頭を避けるために、少し厚みのある両面テープを使用。 でもこれって熱とかでポロっと外れそうなので、細いタッピングネジ二本で補強。

 モニターは本来ラズパイの上面に直挿しするような設計で、周辺に取り付け用ステーなどはありません。 よってドアの隙間を防ぐためのスポンジテープで少し柔らかめに固定することに。 左右からと、上部から支えます。
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 カメラとモニターの距離は、最初の実験ではとりあえず映ったのの、遠くて正直判読しづらく、現実的な操作は難しいと感じました。
 対策として、まずラズパイ側のMJPG-Streamerが用意する視聴ページのスタイルシートをいじり、本来撮影している640×480をドットバイドットで表示されるように変更。
 これを試しに800×600とか1280×960にもしてみましたが、ローカル環境でも明らかに遅延が大きくなり、グローバル環境ではまず役に立たないと諦めました。

 さらに実際に設定で見たい部分は画面の3/4位であることに気づき、ならば、とモニターとカメラの距離を徐々に近づけ、設定画面がぎりぎり映るように変更。 同時にカメラのピントも手動で調整。
 モニターとカメラの位置が決まれば、あとはできるだけ外部の光に影響されないように黒いカバーをかけ(実は毛筆習字用の下敷き)、下記のように、web上の640×480動画でメニューの文字がなんとか操作可能までに読めるようになりました。
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 例のリモートUSBエミュレーターも、ポインター移動速度の調整をやり直し、カメラ画像を見ながら監視カメラユニットを操作できることを確認。
 
 残る仕事は一つのページに画面と操作ボタンを収納するコーディングと、無駄なモニター点灯を防ぐタイマー的ハードの考案の二つとなりました。
 もっとも、インターネット経由で使ったらレスポンスとか問題出るのでしょうが...
Remote4


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どうやって遠隔地のモニター画面を見るか(2)

 ラズパイには、MIPI CSI-2と言う基盤直結のカメラ端子が用意されていて、これがどの記事を見てもUSBカメラより画像も速度も優れている、と高評価です。 理想はこの端子に接続できるビデオコンバーターがあれば良いのですが、マイナーマシンですから、そこに不満を言っても仕方ありません。

 ならば、と考えたのが一旦超小型モニターに画面を映し、それをラズパイ直結カメラで撮影&モニターする、というアイデア。
 幸い、ラズパイの大きさに合わせ、3.5インチモニターというのが複数用意されていて、その中にはHDMI接続モニター機能を持ったものもあり、これを監視カメラユニットに接続することに決定。
 一方のラズパイ側のカメラは、一般的な固定焦点では近い側のピントが辛かろう、と探して見ると、マクロ撮影も可能な可変焦点タイプを発見。 それもそれほど高くないのがありがたい。

 これらをお互い稼働させ、モニターが目一杯映るところを探すとお互いの距離は約20cm。 実際の設置を考えると、この二者をきっちりと固定し、守るケースが必要となりますので、これは100均で確保。 見た目は写真の通り。
Remoto1

 
 とりあえずこの状態でテストすると、ビデオコンバートよりずっと綺麗に映るのに一安心。 さらにそれを見ながら、ラズパイのGPIO設定画面からマウスエミュレーションをテストすると、とりあえず上下左右、左右クリック共にカーソルが動くのを視認。
 このスクリーンショットは同ネット上の別Macからhttp経由で見たもので、モニターにはまた保護フィルムが貼られたままの状態ですから、今はもう少し鮮明になっています。
 
 いろいろハードの調整も必要ですし、本来は操作ボタンと画面を一つのwebページに表示させなくてはならないのでまだ時間がかかります。
Remoto2

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どうやって遠隔地のモニター画面を見るか(1)

 紆余曲折はあったものの、ラズパイからネット越しにUSBマウスをエミュレーションすることには成功しました。
 すると次は向こう側の画面をどうやって見るかに作業が移ります。

 もしかすると「それってラズパイじゃなく、Windowsならもっと簡単にできるんじゃない?」と思っている方もいるかもしれませんので、一応説明しておきます。
 
 理屈的にはその指摘は正しくて、ホストマシンをスティックPCとすることを前提に、Windows専用のドライバーを用いることで、二台のマシン間を自由に行き来できるUSBケーブルという素晴らしいパーツが用意されており、実験してみたところ、完璧に作動しました。
 まどろっこしいリモコンではなく、普通のマウス操作が可能ですから、操作感も最高で、また親側さえWindowsであれば、リモート側のOSはなんでも良い(今回は監視カメラユニット。OSは組み込みLinux)という度量の広さを提供してくれます。
 うん、これは良い。

 次は画面モニター。 これはビデオコンバーターを想定。 とはいえ、数万円もする本格的なものは予算的に無理ですから、2〜3千円程度のUSBスティックタイプから選択。
 監視カメラユニットからはHDMIとVGAの二系統出力がありますが、VGAから最終的にUSBに映像信号を持ってくるものは上記予算では見当たらず(USB→VGAならいくらでもあります)、HDMIから直接USBに変換するものと、HDMIから一旦NTSCにする箱と、それをUSB映像にキャプチャーするパーツの組み合わせをテスト。
 結果は、前者は付属のドライバーをインストールしても全く役に立たず、発熱だけが恐ろしいほど凄くて、即ジャンク箱落ち。

 後者は国産メーカーらしく、ちゃんとキャプチャーできるものの、NTSCゆえに画像はかなり甘い。 これでメニューの操作ができるだろうか?と不安を抱きつつ、とりあえず他マシンからVNC経由で接続すると、表示ウィンドウに「何も接続されていません」とのブルー画面。 え?そんなあほな、と本体を確認するとちゃんと映っています。
 どうやらWindowsの画面描画システムとキャプチャーソフト、VNCの相性が良くないみたいです。

 どちらにせよ、所詮はビデオキャプチャー、期待通りリモートで見れたとしても画像クオリティは低く、細かいメニュー操作の確認は難しそうなので、このアイデアをこれ以上追いかけるのはやめ、ゆえにラズパイ直結のカメラでなんとかしよう、と考えたわけです。
 
(つづく)

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ゼロクロスの罠

Phototri

 なんかアニメのタイトルみたいですが。
 機械式リレーだとラズパイのGPIOポートから制御するのが不安定、の解決策。 正直なところ、まぁこれで一件落着だろうと慢心しておりました。
 
 その解決策というのは、フォトトライアックという、一言で言うと、光で電流の流れをON/OFFする、一種の無接点リレーです。 正直言って、私の古い電子(いや、電気かな?)の知識では未知の部品です。(上の写真では左側の基盤に並んでいる方)

 きっかけは、リモートチャイムを作った時に使用した、秋月電子オリジナルの無接点リレーでした。 このキット、放熱に配慮すればAC100Vの25A、つまり2500Wまで切断できる優れもので、私のような単なるチャイムのスイッチオンオフには完全なオーバークオリティ。
 ま、それはともかく、この説明書をよく読むと、最終段のトライアックをコントロールするのにフォトトライアックというさらにもう一個のトライアックが組み合わされているのに気がつきました。 ?と思って、この品番を秋月のページで検索し、さらにそこから製造元である東芝が発行するPDFの資料を辿ると、なるほど、フォトトライアックというのはそれだけでも電流の断続ができるものの、電流的には十数mAが限界で、普通はそれを大容量トライアックのスイッチとして二段階制御する、ということです。
 ん?十数mA? いや、それでもリモートUSBユニットへの信号線としては十分な容量じゃない? というのが前回でのひらめき。

 価格も一個70円ほどで、早速深夜バイト明けに眠気も忘れて組み上げ。 部品的には抵抗がそれぞれのトライアック分必要となるので、6個増えたものの、こちらも徐々に半田付けというか、基盤配線に慣れて来たので、想像するほど面倒ではありませんでした。
 おっと、今回はこれにあわせてブレッドボードも購入し、基盤に組み付ける前にラズパイとフォトトライアックを組み合わせ、試験的にLEDを繋いで動作テスト。 →問題なし。 う〜む、昨年末までLEDの工作方法さえ知らなかったのを思えば、なんて進歩。 ふっ、俺も強くなったものよ...
 
Bboard

 さて自信満々、基盤上の配線チェックも終わり、またまた例の中華カメラシステムでテスト。 ラズパイ上のpythonで、上下左右+左右クリックを順に動かすスクリプトを動かすと。
 「上」うんうん、順調。
 「下」うんうん、これも順調。 当ったり前だぁ、完璧だぁ。
 「左」... あれ?変。 以後、全滅。
 なんか、一旦入ったスイッチが切れずにずっと後を引いてるみたい。 ロックリレー組んだ覚えないんだけど?
 
 実はここから丸一日原因追求に費やしましたが、それは省略。 いえ、今回も結構徹底的にやりました。
 で、結論として、組み込んだフォトトライアックが「ゼロクロス制御」だったことが原因と判明。 いえ、それって説明書にもPDFにもしつこく出ていたんですけどね。 うごごご、無知って恥ずかしい。
 
 交流はご存知のように常に電圧が変動していますから、これを断続する時にたまたま最高電圧だと、無接点であっても大きな電気的ノイズが発生するそうです。 それを防ぐため、電圧ゼロ時にのみ断続するのがゼロクロス制御だそうで、これが一個70円そこらのチップに入っているんだからすごい。
 
 が、今私が求めているのは直流の制御。 つまり、切断するべき回路の電圧がゼロになることはなく、だから一度入った制御がずっと切れずに尾を引いたわけです。
 ほんにド素人の極みながら、わかってしまえばこちらのもの。 「非ゼロクロス制御タイプ」というフォトトライアックもあるのも確認したので、またまた秋月に注文。
 いや、電子部品は個々の価格が安いので(非ゼロクロス制御フォトトライアックはなんと、4個で100円! 330Ωの抵抗なんて100個で100円!)、こういう試作時に助かります。 車の12V DCの場合は何かと高くついたっけ。
 
 で、多分、次回はこの制御の項目、終ります。 の筈...

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GPIOポートの難しさ

Ras5

 と、ここまで来て進展が止まっています。
 ラズパイから最初に繋がっている毛むくじゃらボードは、先日に完成していたリレーボード 。 裏に3Vリレーが6個並んでいます。
 その先に接続されているのが、ビットトレードワンというところから出ているREVIVE USBというユニットで、これを使ってUSBマウスをエミュレートします。
 
 試しに例の中華監視カメラの本体につないでみましたが、左/右クリック、上下は問題ないものの、なぜか左右に動きません。
 二日ほどかけてあれこれし、それこそ徹底的に調べたんだけど、どうやらリレーの個体差が原因だとわかって来ました。
 決して不良品というわけではなく、同じGPIOの3.3V端子から直結すると元気に動きます。 が、ソフトウエア制御の端子からだとうまくオンにならない、というかなんか小さい音がしている時もあるので、コイルの力が弱いとか、メカ部分の抵抗が大きいとかの微妙な個体差だという結論です。
 
 テスターで測るとちゃんと3.3V来ているのに、と悩みつつ、ラズパイでLEDを光らせるという記事の中で、「1つのGPIOにつき電流量が16mAまで」という項目を見かけ、あわてて秋月電子が提供している技術情報を確認。
 すると、使用している3Vリレーのコイルは50mAも消費していることが判明。 つまりこれだけで16mAという限界を大幅に超えている、つまりコイルへの供給電流が不足し、それでも個体の中で頑張る子だけが健気に接点の切断を実現していたという事実が判明しました。
 
 かといって、負荷の低いリードリレーの3Vコンシューマー版は例がなく、先日のリモートチャイムの時に使った無接点リレーを六つ並べると、コスト増加に加えて基盤面積が大きくなるという閉塞状態。
 とはいえ開発をやめるわけにもいかず、とりあえずは多めにリレーを購入し、その中から元気な子を探し出すしかないなぁ、という結論に達しました。
 が、これを推し進めることは、一時的とはいえラズパイに大きな電気ダメージを強いることでは?と不安になって来ます。
 
 しかし、さらにうじうじとあれこれ粘って調べていたら、その無接点リレー(ソリッドステートリレー)の資料におや?と。 うん、これはコスト的にも場所的にも一挙解決の福音かもしれないヒントを見つけました。 ただ、私の知識と経験が圧倒的に不足しているので実験するしかありません。
 と、現在またまた秋月電子に注文中... 結果が出るのは来週かと。

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