« 娘とコンビナートドライブ | トップページ | ランバ・ラルの愛が微笑ましくも悲しい »

亀の甲、44年間の謎解決

 今を遡ること44年前、高校二年の化学の授業でついに亀の甲に遭遇しました。
 有機化学にこの亀の甲が使われていることは知っていましたが、なぜ六角形なのか、なぜそのうち三辺のみ二重線なのか、そもそもその六角形にはなぜ原子記号が書かれていないのか、まったくわかりませんでした。 これは何者やねん、と。
 
 んで気づいたらごく当たり前に教師は板書し、どうも周囲の同級生も理解している様子。 私の記憶ではここで教科書をめくり戻して解説を探した覚えがあるんだけど、失敗。
 が今、冷静に考え直すと一年のあたりにすでに出現していて、その時寝ていたのかも。

 「ささいなことでもずっと分からないことがある」と諦観していた五年前、長い間「ルージーン」と聞こえる英語が仏語由来のレジーム/レジメ(regime)であることを知り解決したにもかかわらず、この亀の甲は44年間迷宮の闇に埋もれたままでした。
 数年前、その話を雑談でしていたら教え子の中に理系女子がいて、「それはベンゼン環ですねっ!」と教えてくれたまで良いんだけど、根本的な謎は未解決のまま。
 
 ところが先日、放送大学の「食健康化学」という科目の初回で、「有機化合物の主役は炭素と水素。 多角形を書けばその頂点は炭素と決まっています。 炭素は四つの結合を作ることができるので、二本を二重結合、一本は単結合で炭素同士が結ばれ、余った一本は水素と結合すると決まっています。」と説明されました。
 
 はっ、そうだったのか。 あの六角形の頂点は全部炭素で、省略されているのは周囲の水素。そして謎の二重線は二重結合を意味していたのか!
 
 なぜそう説明せん>K丘高校、化学のM浦、H田 いや、寝ていたのか?>おれ
 
 なんでもそれを基本に時に五角形になったり、CでないばあいはNやらOが書き添えられるのだとか。(さらに最近は二重結合の二重線は省略されることが多いとは他の科目で知りました) うわぁ、すごいすごいすごい。
 
 でもそれ以後のサイクリッックAMP依存性プロテインキナーゼによって...とか以前の99%分からない数学古典物理と同じくちんぷんかんぷんなんだけど、いや〜、すっきりしました。
 大げさだけど、生きてて良かった。

Hex
引用:放送大学「食健康化学」第一回

|

« 娘とコンビナートドライブ | トップページ | ランバ・ラルの愛が微笑ましくも悲しい »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 娘とコンビナートドライブ | トップページ | ランバ・ラルの愛が微笑ましくも悲しい »