深夜勤務者にとってノイキャンは必須健康機器だ
深夜勤をする人にとって問題なのが日中に寝なければならないこと。
私のような監視のバイトから、警備、運輸、医療、コンビニなど、夜中に働く人は多数いるのに、朝や昼に床に着く人がいることを世間は考えてくれません。 車やバイク、鉄道、話声、カラスの鳴き声、家人やルームメイト、果ては選挙カーの爆裂連呼。
私に限って言えば、昨年から隣のビルの取り壊しから始まって、今は新築工事にかかっています。 そりゃすごいよ〜、解体の時はマシンガンみたいな破砕機が炸裂し、瓦礫をふるいかけるショベルカーがガッチャンガッチャン、あられちゃん。 そして新築工事は窓を開けたくなるこれからが本格化です。
そこでふとノイキャン(ノイズキャンセリング)付きのイヤホンをつけて寝てみたらどうなるだろう、と早速AirPods Proで試してみました。 もちろん音は何も流しません。
するとどうでしょう。 装着した瞬間にまるで真空宇宙の中に瞬間移動したかのような静寂の世界が広がりました。 爆裂する破砕機の音は、まるで川の向こう側で弾むブリキの太鼓のようです。(いや、真空宇宙に川はないのだが)
おかげで寝れる寝れる。
AirPods Proだと横に寝返りを打った時に時々抜けそうになりますので、こういった目的には耳からほとんど出っ張らないコンパクトな製品がいいかもしれません。
残念なのはバッテリーの持ち。
いくら全く音楽を流さないとは言え、ノイキャンは働き続けているわけですから、AirPods Proでは四時間で最初の「ぴっぽらぽ」で警告、約四時間半で二度目の「ぴっぽらぽ」で事切れます。(「ぴっぽらぽ」=AirPodsの電池切れ警告音)
つまりは六時間とか八時間とかまとまった睡眠時間をカバーすることはできないわけです。
が、睡眠は眠りはじめが最も深く、その後90分毎にREMとノンREMを繰り返しますので、四時間半のバッテリーライフがあれば三度の睡眠サイクルは護れることになります。
特に睡眠直後のレベル3とか4の睡眠が邪魔されないということは、それだけ脳が完全に休めることを意味しますから、単純な睡眠時間はともかく、寝起きのスッキリ感はかなりのものです。
外の音が聞こえないと言うことは目覚ましの音も聞こえないことになりますが、接続しているスマホのアラームを利用するとイヤホンからアラームが流れます。
さらにバッテリーが切れたらそのアラームはiPhone + AirPods Proの組み合わせではiPhoneからアラーム音が流れますし、耳栓ではないので耳元の目覚まし時計の音もちゃんと聞こえます。
それでも心配な運輸関係や医療関係の方は、AppleWatchなどの振動アラームも併用すればまず大丈夫でしょう。
そしてよほどリラックスしているのか、腸の動きも改善され、昼夜逆転によるお通じの乱れも改善されている気がします。(腸は例外的に副交感神経で活発化する)
夜勤は連続すると間違いなく体に害を及ぼすことは医学的に証明されていますから、せめてこういう仕組みでしっかりリカバーすることはとても重要なことかと存じますです。
映画やアニメで超能力とか魔法とかがすぐに出てきて「んなもん、ありえね〜」と鼻で笑う私ですが、ノイキャンって50年前なら魔法だったと思う。 そういうところで、とある科学と魔法はつながっているのかぁ、と妙に納得した私です、
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