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真面目にケガを治す

 ちょうど一週間前、酒のつまみに頂き物のサラミを切っていたら、クルリとサラミが転がって左手の薬指を切ってしまいました。
 毎夕食を作る様になって数年経つけど、包丁でケガをしたのは本当に久しぶりで、う〜ん酔って刃物を使うときには気をつけねば、とまず止血、と考えてすぐに中止。
 
 医薬品登録販売者とは一切無関係に、昨年まで三年間ほどPT、理学療法士のe-ラーニング教材の編集を請け負っており、仕事の話はともかく、その内容に結構おもしろいのが多く、中にケガの治し方みたいなのがありました。

 我々の世代は、今ならトンデモ医学と呼べる習慣がはびこっていて、例えば運動中に水を飲んではいけない、メガネをかけると度が進むのでできるだけ我慢するとかの類です。
 ケガをしたとき、とりあえずの応急処置で傷口を舐めるのは口内の雑菌が傷口に入るので厳禁、と言われていたのも、唾液中にリゾチームという殺菌成分が含まれているのが分かって今では撤回されています。(舐めてりゃ良いという話ではないです。あくまで応急処置)

 ケガをした直後はすぐに傷口を押さえて出血を止めろ、と指導されていたのも、冒頭のPTの講義では、非常に多量の出血でない限りは数滴程度血をあえて流し、傷口周辺の汚れや菌を流すことになっていました。 それにより血小板やフィブリノゲンがより多く傷口に集まりやすいというメリットもあるそうです。
 それを思い出し、しばらくシンクにポタポタと血を落とし、そのあとに流水で洗い流しました。 その後、改めて傷口の確認をすると、爪と指の間に歯が入った様で、ちょうど爪を二枚におろすという感じで、爪は横三分の二ほど長さ5mmくらい裂けてました。

 血自らの止血効果は大したもので、そうして観察している間にも徐々に出血量が減ってゆきます。
 本当はこのまま放っておいて自然治癒を待つのが理想だけど、つい何かに当たって傷口が開いたり雑菌感染したりするので、ガードしなければなりません。 こういう時は傷口殺菌のエース、オロナイン軟膏を適量爪と指の間、爪の裂け目に適量塗り込み、バンドエイドでカバー、それも裂けた爪がめくれない様に少し強めに。

 爪のケガって剥がれた爪がめくれて治癒を遅らせてしまうので、本来は瞬間接着剤ではり合わせたいところ、まずは殺菌優先となります。
 
 翌日には絆創膏に結構血が流れた跡があるので、これは交換。
 爪の表面も乾いてきたので瞬間接着剤を流して爪を圧着。 余分な接着剤をテッシュで吸い取って再びテーピング。 その後は水仕事や風呂の度に薄手の使い捨て手袋をして絆創膏が濡れない様にします。 手首の部分を輪ゴムやガムテープでくくってもある程度水は入りますし、自分の汗でも湿気ますが、その程度であれば問題ありません。
 
500pxfibroblast PTの教材で興味深かったのが、線維芽細胞というケガの自己治癒に非常に重要な物質の話で、子供の頃からどうやって皮ができてケガを塞ぐんだろう、とずっと不思議に思っていました。
 その主役がこの線維芽細胞で、傷ついた部分に寄ってきて、まるで尺取り虫の様に次々と皮膚を再生しながら進んで行くそうです。 この細胞を効率よく働かせるためには、過度の洗浄や乾燥は裂けた方が良い、というのが今の考え方で、これはかなり以前に体験・紹介したキズパワーパッドにも共通している考え方です。
 
 確かに昔は傷口は乾燥させてナンボの時代があって、傷口に細かいパウダーを振りかけて徹底的に乾燥させるという市販薬がありましたが、いつの頃からは完全に薬店から姿を消しました。
 
 ということで後はひたすら待つだけです。 皮膚細胞の完全な再生には四週間かかるそうで、ただし傷口が塞がるのはもっと早く、一週間経った今ではほぼほぼふさがったようです。
 ただし、ここから力仕事などをすると爪の接着した部分が力を受けて剥離しますから、この下に新たな爪(皮膚)ができて、裂いた部分を切り取れる状態になるまでもう少しかかる感じです。
 
 水絡みで悩ましいのは水泳ですね。 多分もう水に浸けたくらいでは細菌感染はしないとは思いつつ。 絆創膏が知らない間に外れてプールに沈めてしまうというのも傍迷惑な話ですから、躊躇しております。
 
※画像引用:Wikipedia

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