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第二種電気工事士検定、一発合格体験談(2)

 技能検定準備には、工具を手にして配線の練習、の前に複線図という関門があります。

■まずは複線配線図から

 実際の配線は単相交流なら二本、三相なら三本が基本セットになるのに、検定のみならず現場の配線図も一本の線で表されます。 慣れた人であればそれを見て複数線の配線が頭に浮かぶそうですが、ど素人には絶対に無理。
 そこで複線図という、リアル配線そのものの配線図を書き起こす練習をしなくてはなりません。 当初はこれに戸惑ったというか、筆記試験勉強の時点では全く作成不可能でした。
 
 これに対し先に挙げた技能テキストでは、解決策として接地側から線を引いてゆく方法を推奨しており、これが非常にわかりやすく、以後スピーディーで確実な作成方法を会得できるようになりました。 この方法を筆記受験前に知っておけばあと何点か加点できたのに。
 
 慣れは重要ですから、このテキスト掲載の想定課題単線図を縮小コピー、これもヌルい仕事場で暇を見つけてはHBの鉛筆で複線図に書き起こすという練習を何度もしました。 このとき、スリーブ圧着のマーキングもしっかり身につけておきます。
 それが一段落してやっと配線作業練習に移れます。

■そして工具
Denko2

 最初は手持ちの工具をかき集めて、と考えもしましたが、ワイヤーストリッパーとスリーブ圧着工具は新規購入しなくちゃならないし、結局、技能検定に最適化した新品セットを購入しました。
 クルマ関連でKTCやらSnap-Onとかに馴染んだ身にはホーザンって手慣れないんだけど、特にドライバーが使いやすいと、技能のほぼ毎課題に出てくるランプローゼットのネジをひたすら回しながら感じました。 スリーブ圧着工具は検定ルール上必須ながら、合格目指すならストリッパーも同様に必須です。 仮に電工ナイフでやったら、まず制限時間に間に合わないでしょう。

 加えて同じくホーザンから出ている合格ゲージという小さい工具が便利。
 これはストリッパーに装着するもので、写真では一見わかりにくいものの、実際に使ってみるとむしろこれが無いとどうやって切断長を測ればよかったっけ?と忘れるくらいありがたい部品です。 値段も安いし、是非の併せ買いをお勧めします。

■さて練習

 次に練習用ケーブル・器具セットの箱を開きます。
 もしすでに電気工事の仕事をしていて、技能検定で使用するケーブルや器具類を簡単に手に入れることができる人はともかく、全てをホームセンターで確保するのは難しいと思い、価格には目をつぶってこのセットを購入しました。
 このセットも多数の種類が販売されており、予想練習数が多いものや、普通のホームセンターでは入手しにくいものが入ったものなどいろいろあります。
 私としてはせこくケーブルを使い回し、合格したら残ったものを整理してオークションに流す予定です。

 さて複線図がなんとか書けるようになったら、いよいよ実際にケーブルを剥いて配線を始めます。
 これも、器具によってどれくらいの余裕が必要だとか、外部の被覆が短すぎて内部が余って見えるとダメだとか、スリーブ圧着マークとか、実技とはいえテキストを見ないとまず通らないと感じました。
 配線色、渡り線の作り方など、結構細かいところまで気を使いつつ結局二周こなしたところで技能検定を迎えることに。

■当日

 さて、いよいよ当日。 短時間とはいえ手に馴染んできた工具をカバンに入れて会場に。 まぁその受験生の数が多いこと。 これだけの受験生に配布する受験者用機材も相当な金額でしょう。
 机は工作に適したものが用意されていると思ったら、普通のパイプ机に傷防止の厚紙下敷きが用意されているだけでした。

 面白かったのは、試験開始前の器材配布で、エコケーブルを発見したこと。
 今年の発表課題でエコケーブルが使用されているのはNo.1のみでしたから、問題配布を待つまでもなく課題がわかったのは少しラッキーでした。

 家では床の上に小さい箱を置き、その中に剥いたり断ち落としたケーブルを捨てていました。 が、本番では透明のビニール袋が用意されているだけで、う〜ん、後で床を這い回ってゴミを集めるくらいなら、と急遽袋の中でケーブルストリップを行うことに。 これでいつもより少し時間が長めにかかることに。
 加えて一箇所配線ミスをしてしまい、スリーブ指定だったので根元で切り落として再圧着。 スリーブといえば、一回だけ工具の溝がずれて「小」のところを「中」で圧着してしまいましたが、手応えが軽いことですぐ気づき、これも修正。
 終わってみればあと7分くらい余っていたので、自宅で練習していたより5分くらい長くかかったことになります。

 この時点で周りもほとんど作業終了となっている中、大きな間違いに気づいたのか、必死の形相でプラグを抜いている人も数名見かけました。
 私はといえばスリーブの圧着場所が少し根元すぎたのが気になって、やり直すがどうか悩みつつ、残り5分を切ったのでそのままにすることに。

■で、合格

 筆記と違って自己採点ができるわけもなく、あとは淡々と合否通知を待つだけです。
 欠陥(一発不合格)を取られるようなミスはないと思うものの、待つことほぼ一ヶ月。
 の結果、届いた圧着はがきを開いたら合格でした。

 いや、ありがたやありがたや。
 お金はかかったものの、一発合格の目論見、見事成功です。
Denko3

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