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NVRという中華監視カメラシステム

Nvr1 せっかく監視員に採用されておきながら、地震でプールが閉鎖され時間が余っています。
 こういう時こそ溜まっていたあれこれを片付けねば、と、友人が自宅用にと買った監視カメラのシステムを調整することに。  同じ監視でもプールではなくカメラ。 いまどきこんな暗視機能もついたカメラが8台もついて五万円前後だなんて皮肉抜きで中華テクノロジーが凄すぎます。

 友人が困っているのは、カメラが階を隔てると途端に感度が悪くなること。 送ってくれた取説を覗くと、カメラと本機はIPで繋がっているとあります。 ならばリピーターを立てれば問題解決じゃない? とアドバイスの結果、友人はリピーターを新たに追加購入。 ところがこいつがうまく行かない。
 
 あらかじめ書いておきますが、付属マニュアルが最近の中華製でおなじみの「日本語はちゃんとマニュアルが記載」レベル。 そしてさらなる詳しい設定は英文というやつです。 つまりわかりにくい。 いや、技術的なことは英語の方がむしろわかりやすいけど。
 
 どうやらカメラを司るIPはIPでも、非常に閉じた世界を構築しているようで、まぁ、それはそれでセキュリティ的には納得できない訳じゃない。 でもこれは面倒なことになったな、と本機やらカメラ、リピーターを借りて私の自宅でさらなる実験をすることに。
 とりあえずネットで情報蒐集して見るべ、と設定画面いっぱいに表示されるNVR(多分Network Video Recorder)という言葉を叩くと、なんだか一杯ブランドが出てきた。 しかし画像を見る限りみんな似たり寄ったり。 どうやら中心となる中国のメーカーが開発し、それを寄ってたかってOEMでパッケージングしてる感じです。
 
Nvr2 しかしネットを見てもカメラを普遍的なIP技術で拡張することについてのネタはなく、ならば閉じた世界なりの方策を考えねば、と今度は同じ系統らしき商品群からリピーター付カメラというのを見つけて追加して見ました。
このセッティングをしながら見えてきたのが、どうやらブランドは違えど、セッティングソフトは同じじゃないか(つまり開発元は一つ)、ということ。 そして、このリピーターカメラ、1対多は無理で、中継するカメラを登録してやらねばならないこと、そしてそれには限界があって、リピーターカメラは最大1系統2台まで、そして終端となるスレーブカメラは一台まで、という制限があります。
もし購入した本機が8ch機だと、最大でリピーターカメラ5台、スレーブカメラが3台となるのですが、これがわかるまで少し時間を要しました。

とはいえ、とりあえず実験用に手元に持ってきたリピーターカメラにスレーブカメラを登録し、ちゃんと視聴できる事は確認。 そうなると、次はこの映像をリモートで視聴できるようにしなくてはなりません。

まずはPCで、と作業に取り掛かると、i.e.を強制的に勧められます。 当然Macは完全想定外。 Windowsであってもchromeは「Internet Exprorerを使ってください」という垂れ幕が出てその先に進めないという排他的思想。 おいおい、Microsoft自らが、もうEdgeにしてね、と懇願している時代ですよ?
さらに、i.e.(on Windows7)であっても、「ドライバをインストールする必要がある」と言われ、恐る恐るインストールするも、「エラーが起きました」とレコーダーのリモート視聴ができません。(なお、この時のインストール画面でソフトウエア製造が上海ブランドであることを確認)

PCでダメならスマートデバイスはもっと無理だろう、と絶望しつつ、とりあえずiPhone用アプリをダウンロードし、マニュアル通りの本機ドライバ固有のIDを入力したら、あら、あっさり接続成功。 それも結構綺麗。
いや、確かに実験に使ったうちの仕事用ネットワークは固定IP持ってるけど、そんなものはどこにも入力していません。 この本機レコーダーへのルーティングもしていません。
URLとかを見る限り、どうやら開発元が一括してクラウドをかましているようで、恐らく本機が立ち上がって、ネットワークに接続された瞬間にまずダイナミックDNS的所作でこちらのIPアドレスを通知、さらにVPN的なものを勝手に構築しているようにみえます。 

う〜ん、確かにパスワードをかけられるようになっているものの、これって何をクラウドに送信しているか非常に不安にもなります。 開発元が中国であることとと、この国の監視主義を考えると、技術開発企業や公的機関は採用を熟考した方が賢明かもしれません。
一方で、この同規模のシステムを全て既存の日本製に置き換えると10〜20倍の初期コスト+ランニング保守コストが必要だそうですから、ある意味最近のアジアにみられる国家への中国金融システムとも共通した巧妙な罠なのかもしれません。
 いうまでもなく、上記構築に失敗したPC用のドライバーは即消去し、これだけスマートデバイスで視聴できるのであれば、もうPCでの設定は不要と、以後は触らないことにしました。

あ、何の話だったっけ。
まだこの友人宅のシステム完成には時間が必要ながら、最低限のパスワード(それすらバックドア的オールマイティパスワードがあるとも考えられます)による自己防衛は忘れずに。 でもとりあえず使い物にはなりそうです。 しかも超廉価で。


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コメント

 これ、後でわかったんですが、元からの8台のカメラはすべてリピーターになれる機能を持っていました。
 つまり、後から買い足したカメラは不要だったということです。
 でもこれは内蔵のソフトを使って初めてわかったことで、買わんとわからんわなぁ...

投稿: あやおば | 2018年9月20日 (木) 01時49分

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