« 最近の我流ネット音楽 | トップページ | 世界的なクソとクソ »

米朝会談の虚ろ

 お前のボロ靴では辿り着けんだろう、と中国人に手を引かれ、隣々国の変な髪型のおっさんがシンガポールに到着しただの、そいつと会うのが嬉しいのか、G7の会場を早々に抜け出した、これまた変な髪型のジジイの話題が流れてはいますが、たまたま新幹線で起きた惨劇のためもあって、いまひとつ日本では盛り上がっていません。

 それもそのはず、期待する日本人がいたらそいつはよほど楽天主義者と嘲笑したくなるくらい今まで裏切られてきましたからね。
 確かに米朝+中の間では、もしかしたら画期的な成果も?と思えないこともない中、日本に対してはマスコミを通して、明らかに「勘違いするなよ、お前はメンバーに入れてないからな」という北のメッセージがはっきりしているので、あぁやっぱりな、と。
 
 それを恐れて、安倍も一足先にトランプと拉致問題の念を押したようですが、あのジジイが自国のこと以外に興味がないのは、今回のG7での失礼や狂気の高額関税による自国保護を見れば明らか。
 はっきり言って、どーでもええがな、そんなもん、ってのが彼の本音でしょう。 
 これを口実に莫大なbuy Americanをしてくれれば考えないことはないけど、それでも日本と北の関係がどうなろうと、知ったこっちゃない、ってとこでしょう。
 北にしてみても、体制維持の有無を左右する会談、どーでもええがな、そんなもん、程度かと。
 
 いえ多分、北が時々口にする「解決済み」というのは本当にそうなのでしょう。 というのは、前回数名を帰国させたのが、彼らにとって最大の譲歩であって解決であったのです。
 生活インフラが疲弊する中、役所がきっちりと記録を残しているとは考えられないし、軍関係者も些細なことでザクザクと粛清されるような国で、闇で連れてこられた人間の管理がずっとなされていると考える方が難しい。 つまり、帰国させた被害者以外はもう所在どころか生死もわからない、というのが本音でしょう。

 北の失敗は、それを正直に伝えればよかったのに、多分わからんだろう、と一種のサービス精神で、文字どおり何処の馬の骨ともわからない遺骨を差し出したこと。 まさかDNA鑑定の技術を知らなかったわけじゃないだろうけど、とにかくそれが日本側を怒らせ、結局未解決のままになってしまったという論を私は支持しています。
 
 が、北にしてみれば、未解決は未解決のままで悪くはない。 このネタがある限り永久に日本をゆすることができることはわかっています。 
 一方で、日本にしてみても特に経済や産業で困ることは何もない。 武力についても、海を隔てている以上、テロ以外で攻撃される可能性はほぼ無い。

 そこで改めて、救う会全国協議会のリストを見ると、今一番若い被害者は50歳+αであるようです。
 一方で彼の地の食糧、住宅、天候、医療事情などを想像するに、平均寿命は70歳くらいが関の山と仮定すると、あと二十年はこの問題はこう着状態が続くことになります。
 
 逆にいえば、新たに被害者が生まれない、という前提ではあるものの、それまで待てば北に対してより毅然とした態度を取ることができるわけですが、さて。
 
 まぁ、可能な限り目立たない末尾に添えさせてもらうなら、関係者の方には誠に申し訳ないとは思いつつ、もう諦めるしかないのでは、というのが本音です。
 もちろん、会談後に21世紀の奇蹟と呼ばれるような成果が出ることを望んではいますが。

|

« 最近の我流ネット音楽 | トップページ | 世界的なクソとクソ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

まったく同感。
拉致被害者家族の気持ちは分かりますが、やはり無理な気がします。最初に帰国出来たあの頃なら生存の期待ももてましたが、それから長い年月が経ちましたし、今回の会談に向けての北のパフォーマンスの中に拉致問題がまったく出てこない時点で北には何のカードも残ってないように思えます。
その状況で拉致問題を日本の最重要課題にするのは日本にとって得策では無いように思います。

投稿: DS | 2018年6月11日 (月) 08時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 最近の我流ネット音楽 | トップページ | 世界的なクソとクソ »