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賀状仕分けのバイトを終えてみて

 いや〜、おかげで無事九日間(間二日抜け)の郵便局での年賀状仕分けのバイトが終わりました。
 クリスマスの初日、こりゃ最後まで体がもつかな?と不安だったのが、(当たり前といえば当たり前だけど)大晦日を迎えた途端にゆったり感が漂い、日々バイトの人数も減ってきてかなり印象が変わりました。 もちろん体の負担もぐっと軽くなります。
 
 この歳での初体験で書くことはいっぱいある中、最初は何と言っても今更ながらの郵便番号制度の実態を見れたことです。
 実は私が小学生だった頃にこの郵便番号制度が始まり、学級新聞のネタにしよう、とわざわざ地元の集配局にグループ取材したことがあったのです。(遠い目...)
 そのころからメカ大好きだった私としては、多数の郵便物を機械が捌く区分機を見れると思ったのに、残念ながら当時はまだ制度が始まったばかりで、地方局には配置されていませんでした。

 それから五十年経った今、壮大な騒音とともに、一時期は送り出し側だけで4台もフル稼働している姿に、真面目に仕事をこなしていると見せつつ一人感動していました。(まぁ、普通こういうので感動するのはあんまりおらんやろ)
 年内はこの騒音に頭がぼうっとするくらい苛まれたのに、年明けになって一台、また一台と動きを止め、最後はしーんとした中で手仕分けのみがおこなわれるようになると、むしろ少々寂しい気も。

 さて、そんな昔話だけではなく、学生にグラフィックデザインを教える今、DMやらPOPでの郵便番号をどこまでデザイン化して良いものかがずっと疑問だったので、その辺りも本来のバイトに支障をきたさない範囲で確認できたのは貴重な体験です。
 ところがこれ、あいにくはっきりした選別/非選別の条件はわからなかった、というのが正直なところです。
 私は宛名シール上にプリントされた郵便番号は全部アウト、つまりいわゆる正規の郵便番号枠以外は機械で読めないと思っていましたが、これが意外なことに結構読めてました。
 一方で、どうみても枠内に綺麗に収まっているプリンター or 印刷機による印字がアウトではねられていたりするのをみて、正直その線引きがわかりません。

 さらに、ずっと個人的な疑問だった、郵便番号枠は朱100%もしくは金赤、というDTPルール本によくある指定も、はっきり言って何色でも問題ないケースを多数見ました。
 この赤色を読み取り機は無視する、と言われていた話も、インクジェットなどで枠と数字が重なるようなケースでは、黒インクがもとからの赤印刷に負け、機械が赤枠を無視するがゆえに、数字が分断されて解釈アウトになるというケースもよく見ました。
 
 ある意味、宛名シールがOKな訳ですから、枠なんてなくても良いということになります。 ただし、枠なしの場合、数字の大小に関わらず、意外とハイフンは重要なようです。 ハイフンがなかったり、数字を詰めすぎてハイフンとして独立していないようなケースは結構はねられていたような気がします。
 
 フォントは普通のゴシックや明朝系が無難ですね。 イタリックや筆文字はほぼ、そして漢数字は全滅です。 ただし、手書きも枠内に綺麗に描けていれば、むしろ細い線がよく認識されていたのは意外でした。 といっても、一般人がプリンターを使うずっと前から郵便番号はあったわけで、当時は一般人は全て手書き数字でしたから、これは当前といえば当前かもしれません。
 
 ただ、思うに、これらの私が見た仕分け機はもう最前線を引退した年賀状シーズンのみ働く古いマシンだったのかもしれません。 見た目もそうだし、たまに「え?これのどこが読み取り不可?」ってのを大量に吐き出したりし、少し前に採用された不可視インクのバーコードにもおそらく対応してなさそうでした。
 あぁ、最終日のおっちゃんにもっと確認しておけばよかった。
 
 次は郵便番号システムそのものについての感想に続く...

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