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筋肉を救ったのは肉体労働だった

 2017年最後の発言はなかなかプロレタリアート。
 
 元はと言えば11月下旬、通っているプールのボイラーが壊れて閉鎖されたことが発端でした。
 修理部品の手配に年末ぎりぎりまでかかるそうで、つまり私はその日から年内いっぱい運動ができないことになりました。
 折しも寒さが厳しくなる頃で、免疫は落ちるし、なにより筋力が落ちる。 これはまずい。
 
 幸いにして脚力は、学校がある間は校舎をまたいだ教室移動のおかげもあって全く影響はありませんでしたが、上半身は二週間ほどで筋力が落ちてくるのには驚きました。
 具体的には、家で料理をしたり、深夜のGSで雨天時用テントを展開する際のクランクを回転させる時などで、もともと軽い障害がある左腕では顕著です。
 
 えらいこっちゃなぁ、このままもし補修パーツが見つからなかったとかでプールが閉鎖なったら身の破滅、なんて思っていたら(結局年内に修理は終わったものの、二日営業しただけで正月休みに入った)救ってくれたのが年賀状仕分けという郵便局の肉体労働。 それも深夜八時間というなんという美しい形態か。
 
 専門学校は冬休み。 もう一つの職業訓練校は、昨年はみっちり授業を入れてくれていたのが、今年は事情で丸一ヶ月後ろにずれ、ぽっかりと予定無しに。
 毎年この時期、家にいて何をしているかというと、ほぼ毎日、三が日に至っては昼間からべったり酒浸り。 すでに十年ほど前から家族でどこかに行くこともなくなって、溜まったアニメやドキュメンタリーを既読処理するのが関の山という体たらく。
 
 それなら経済的にも助かるし働くべぇ、と思い巡らせると、郵便局員である飲み友達が以前、人が足らないから気が向いたら年賀状処理のバイトに来てよ、と言ってたのが頭に浮かびました。
 その申し込み時、とりあえず空いている日をチェックする表があって、その中から適当にシフトを組みます、ということでした。 ところが後日もらったシフト表ではチェックした日全部に勤務が入っていて、もともとのGS監視も含めたら11連続夜勤となったわけです。

 仕事は大きく分けて二つ。 機械で仕分けられた賀状を取り出してまとめる仕事と、機械に通らない、あるいは読めなかった賀状を昔ながらの手作業で仕分ける仕事です。
 運動として見ると、前者がなかなかきびきびと、まるで流行りのトレランみたいな感じで、主に体幹と脚力が鍛えられます。
 後者は立ちっぱなしであまり体には良くないなぁ、と思ってたら、これが結構、腕や胸筋を酷使することがわかりました。 たかが紙とあなどるなかれ、量と回数がまとまると結構な運動量になるのです。
 もともと筋力が弱い左腕は、機械から取り出した賀状の束をしっかり握ったり、手作業仕分けでは右腕が取りやすい胸くらいの高さに束を掲げているだけなのに、これが案外堪えます。

 GS監視に入るまで五日間これを繰り返したら、腕を上げるのがきつくなり、一時期水泳に通いすぎた頃と同じ、つまり筋肉の使いすぎ状態になっていました。
 しかしおかげで、肝心の筋力は先に挙げた雨天用テントの開閉が以前と同じように難なくできるまでに回復し、さらに腹回りに残っていた最後の脂肪も取れてきて、シェイプアップも実現。
 
 労働万歳。 ってまだあと四日も行かねばならないモダンタイムズ単純労働...
 みなさまにおかれましては、よいお年を。

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