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99%わからないのが面白い

 つい先日見終わった放送大学の科目に、「場と空間の物理 〜電気、磁気、重力と相対整理論〜」というのがあります。
 いえ、理系に憧れる文系、と私はよく書いているように、言い換えると高等数学は全く理解できておらず、数学に深く依存する古典物理学も分かるはずがありません。
 
 ただ、現在のSFやアニメの必須アイテムと言える、時間移動、ワープを含む空間移動、平行世界などはすべて物理に依存しており、まぁ何かの足しになれば、と思って見ることにしたのでした。
 ことさら自分のアホさを誇るようなつもりはないものの、これが全くというか、99%わからない。
 
 もちろん講師はちゃんとした日本語で話しているのですが、次々出てくる数式がまるでエジプトの古代文字のようにしか見えません。 微分積分くらいならともかく、オメガ、イプシロン、ラムダ、タウに至っては、え?確かにフォントの記号にそんなのありましたね、程度の恥ずかしさ。
 
 テンソルってなんだったけかなぁ...、とググってもwikiってもわからない。 そんなの習ってないよ〜、と思ってたら、いやどうやら高校の数学で習っているようです。 あ、行列の理解も今ひとつだった私ですから、多分このあたりで数学に完全挫折したのを再認識しました。

 ところが面白いのがさらに進んでゆくと、あの冷酷なまでに厳格な数学が急にいい加減になってきます。
 曰く「ここはほとんどゼロなのですが、ゼロでは矛盾するのでゼロではないけどゼロみたいなものを置いて」とか「これとこれはほぼ同じなので」とか、おい!!!!「ほとんど」とか「ほぼ」とか使っていいのかよ!
 で、ここで思い出すのは数IIIの授業で出て来たΔt(デルタティー)。
 なんでも「限りなく短いけどゼロじゃない時間」なんだとか。 この時すでに教師に嫌われていた私ですが、臆さず質問して見たけど「そんなもんだと理解しておけ」という答え。 なんじゃそれ。

 で、今になって思うのは、数学はどんどん進んでゆくと、突然曖昧な概念が混じってくるのではないかということです。 ゆえに、それを教える教師はむしろ文系的理解と説明力が必要とされるのかもしれません。 しかし数学の教師になるくらいだからそういう才覚に恵まれている確率は低く、故に日本人が高等数学を理解できなくなる、嫌いになる理由の一つなのではないかと思ってしまいました。
 
 あっ、レイリー拡散とかミー拡散をアニメにひっかけ、最後はワープ航法に繋げようとしたのに長くなってしまった。

 かように、99%わからないというのはむしろ楽しい、というお話です。
Math

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