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セルフGSの監視バイトに採用されたら警備員の講習が義務だった(2)

 って、すぐにも続きを書くつもりが、仕事やら親族の不幸やらであっという間に一週間経ってしまいました。 こうしている間に細かいことからどんどん忘れてゆきつつあるという...
 
 で、とにかく初日は、そもそも警備業とはなんぞや、から始まりました。
 (昭和の)東京オリンピック、テレビのザ・ガードマン、そして(昭和の)大阪万博などで成長し、今では約54万人と、警察官の倍いるそうです。
 そして警察官的な期待が高まっていつつ、しかして実は何の特別な権限も与えられていないということに留意することも力説されておりました。 スーパーで万引きを警戒したり、夜間パトロールしたり、赤棒振って交通整理するのも全て一般人が一般人に「お願い」しているのに等しいのだとか。 ただし、施設管理権(の代行)というのが許されているので、施設内で少々特権を持っているだけ、ということ。
 そりゃそうだ。 きつい訓練でゲロ吐きながら鍛えられた警官とはレベルが違いすぎます。 ゆめゆめ勘違いするな、ということですね。

 あ、そうそう、警備業には1号から4号まで分類されていて、1号=施設、2号=交通、3号=貴重品・核物質など危険品、4号=ボディガード、となっているそうで、セルフスタンド監視は1号にあたります。
 でも一般的な施設というのは、いわゆる建物や敷地内を警備することで、この中で駐車場の整理をする人は2号ではなく、1号に分類されるのだとか。
 で、2号はあくまで歩道も含めた道路上となっています。 さらに驚いたのは、自動車専用道での交通整理(あと3号の現金輸送)は、さらに警備業の検定資格が無いとできないこと。 う〜む、確かに危険度が違いますからね。
 
 個人的に交通警備は、雨の日も風の日も一定の緊張を保ちつつ立ちっぱなしで、体力的に無理ですね。 贅沢を言うようですが、排ガスも嫌だし。

 さて次に講義は憲法に入り、さらには罪刑法定主義なんてのも登場し、大学時代の一般教養を思い出します。 ま、要は基本的人権に留意して行動しろよ、ということで、その後、警備業法やら習得物について、さらに消防法などなど。
 
 二日目は、実行動に話が移り、不審者を見つけた時の対応や、夜間巡回の具体的な方法、火災時の対応。 そして不幸にして格闘になった際の注意もありまして、これは短いながらも別教室で警戒棒を使った実習もありました。
 こういう部分は元警察官の講師が中心となり、腰の落とし方で相手からの致命的な攻撃を避けることができる解説など、ほ〜と感心することも少なくありません。 一方で別の元警官講師が、興奮している犯罪者は馬鹿力で刃物を握っているので、警戒棒でガンガン手首を叩いても、ほとんど効き目が無いという話も聞けました。
 もちろん警備業の基本も、確保制圧ではなく、身の確保を最優先で、遠慮なく警官を呼べ、というスタンスです。 納得。

 どちらにせよ、実際にそういう場面に遭遇したらビビって何にもできないでしょうけどねぇ。 まぁこれは施設警備においての話なので、私のようにセルフスタンドの監視となると、かなり危険度は低くなるとは見積もっていますけど。
 
 危険度というと、資料のとある年度で計算すると、被災するのが全体の0.2%ほど、その内の1.6%の方が亡くなっています。 ということは全体からは0.003%で、皆無と言うべきか、ゼロでは無いと見るべきか。 ネット検索によると、交通事故で死亡する確率が一生で0.01%だそうですから、人生80年として一年で0.0001%。 仕事の割にはむしろ安全と言ってもいいのかも?
 
 さらに感心したのが、バイトとは言え、採用に必要な提出書類の内、いわゆる破産していないとか、過去5年間の間に事件を起こしていないか、薬物や精神障害が無いかなどの証明が必要なことで、裏を返すと警備をしている人たちは全てこれらの諸問題を持ち合わせていないということでもあるわけです。 ほ〜。

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