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曇って黄ばむヘッドライトの不思議

 先日「愛車のライトに黄ばみが… 予防、対策はできるのか」という記事を見かけました。 これ、私の知る限りではやっと表に話題が出てきたか、という印象です。

 この問題って、ヘッドライトレンズ(今では単なるカバー)に樹脂が使用され、日時が経過した十年前くらいから目立ってきた問題で、なんでみんなもっと騒がないんだろう、と不思議に思っていました。
 技術的な話は上の記事を読んでいただくとして、私が一番疑問に思っているのは、なぜこれがメーカーの保証修理にならないのか、という点です。
 
 ヘッドライトが重要保安部品だったかどうかもう忘れたけど、使用条件によれば最初の車検時にすでに黄ばみ・曇り(以下、曇り)が出るケースも珍しくない、と知り合いの自動車工場から聞くと、そんな耐久性の低いものをよく新車に採用して販売したな、と思うのです。
 二十年ほど前、灯火類の大手メーカー小糸がアジアで作らせたテールランプの樹脂の品質が悪く、使っているうちに褪色して透明になる、という問題が起こったことがありました。 この時確かトヨタはクレームとして対応したのを記憶しています。

 このヘッドライトの曇りは、単に見た目だけではなく、すりガラスを通すようなものですから、光が拡散して光量は落ちるは光軸は出ないわで、実際、磨きなどの対策をしないと車検に通らないようなケースもあるそうです。
 だったら、これは立派な設計ミスなんではないかとずっと思っているのですが、何にでも文句を垂れて謝罪させるのが大流行りの今になってもそういう声が上がらないのは理解できません。(話はずれるけど、ネットガヤは車を持っていない or 関心がない?)

 それ以前のガラスタイプなら数十年経ってもこの手の傷は入らないし、曇りが出ても洗えば取れる、正確には汚れにしか過ぎません。 ガラスを廃止することでデザインの自由度、重量、コストと多くのメリットを得たことは理解できますが、引き換えに新しい車の夜間走行が早々に危険度を増してゆくというのはどうなんでしょうね。 昨今のハイビーム多用なんて流れ以前にもっと騒がれるべきだと私は考えるのですが...

 もちろん、メーカーも馬鹿じゃないので品質改良されていると信じたいですが、なにせ実際に時間が経ってみないとその努力が報われたかどうかはわかりません。 というか、今酷い状態になっているのも一応は経年劣化シミュレーションを経て採用されていますから、今ひとつ期待できない。

 その昔、この手のクリアレンズがどんどん採用されだした頃の自動車メーカー開発者の言葉をよく覚えています。
 「最近はレンズカットの入ったガラスレンズだと『曇って見える』とお客様に不評なんですよ」
 いや、本当に曇ってるし。

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