« あっさりすっきり光ネクスト | トップページ | こんなwebの世界に誰がした。(後半) »

こんなwebの世界に誰がした。(前半)

 社会人を教える仕事をするようになって一年。 この学校では元一つだった教室をパーティションで区切って複数の授業が行われるため、他の教室の授業内容がよく聞こえてきます。
 他人のふり見て我がふり直せ、他の講師の話を聞きながら、へぇあれはそのせいだったのか、とか、いやいやそれはちがうんじゃない?とか、いろんな意味で勉強になります。

 そんな中、気になるのがウェブコースの授業。
 一応ウェブデザインコースという名前が付いていながら、ほとんどがコーディングに終始している印象があります。 受講する生徒のレベルは、Photoshopの基礎なんてのを事前に学ぶくらいですから、ここにさらにコーディングを詰め込むのは非常に困難ではないかと想像します。
 と、これは別にこの学校に限ったことではなく、私が以前から関係している学校でもウェブデザインの授業の大半〜2/3はコーディングに費やされている印象があります。

 で、内容が半端なく難解です。
 html5やCSSは言うに及ばず、JavaScriptに至っては内容がほぼJavaやc系プログラムの授業と同様であることです。 むしろ構造化とか、オブジェクト指向とかの基礎を経ずにいきなり実践レベルを詰め込まれるわけですから、恐らく少なくない人がついてゆけないのではないかと想像しています。
 いや、ついては行けても理解できていない人が多いだろう、ということです。

 こんなwebの世界に誰がした。

 思うに、いわゆるFlasherと呼ばれたActionScript 3.0をガシガシ書いて、クソ重たいサイトで一式数十〜数百万円請求していた連中が、S.Jobsの突然のFlash臨終宣言により、html5, CSS3, JavaScriptの世界に転がり込んできたことがwebの超難解化の始まりではなかったのかと疑っています。(それまで超難解なコンテンツはFlashの世界に任せておけばよかった)
 
 そして、これが理系の仕業とするなら、一方の文系は、既にかつて存在し、一時期は嘲笑っていた旧発想をiotだとかオウンドメディアだとかにろくろジェスチャーで塗り固めてさも新しい発想であるかのような難解化を図り、請求書のゼロを一つでも二つでも増やそうと企んでいるようにしか見えません。(そういえばweb2.0ってどこに行った?)

 でもまぁ、やりがいも収入も十分満たされるのならそういうカラクリに歯を食いしばってついていってもいいんだけど、印刷物のように校了・入稿という終わりがない世界。 いつまでも修正という名の終わりのない無償制作を押し付けられ、今やアニメ業界と肩を並べるほどの地獄業界とも呼ばれつつあるwebクリエイターの世界。
 
 こんなwebの世界に誰がした。
 
 後半へ続く...

|

« あっさりすっきり光ネクスト | トップページ | こんなwebの世界に誰がした。(後半) »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« あっさりすっきり光ネクスト | トップページ | こんなwebの世界に誰がした。(後半) »