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イギリスのEU離脱とアベノミクス

 直前の報道が残留有利だっただけに、最終的にイギリスがEU離脱に落ち着いたのは意外だった、というのは私レベルだけではなく、世界的にそうだったようです。 実際、世界も狼狽しているのは明らかで、週明けからの動きが(株なんか持ってないけど)気になります。
 本国でも、早速再投票の動きや、ベビーブーマーを恨む若者の声などが紹介されていますが、とりあえず決まったことは決まったこと。
 
 で、グローバルな視線は並み居る専門家に任せ、卑近な我が生活にどう影響するかを考えてみると、やはり参院選でしょうか。
 もともと離脱投票前からこの選挙の主たるテーマの一つに挙げられていたのがアベノミクスの評価。 私はアベノミクスのタイミングは、おかげで株価が上がり、個人的な景気(収入)はともかく、学生を指導する立場として企業の求人数が目に見えて増加したことからも、成功だったと評価しています。

 ところが皆さんあまり口にすることがないのが不思議なのが、あの経済復活は別に安倍のおかげではなく、たまたまアメリカがあの時期にリーマンショックから立ち直ったのに釣られたにすぎません。 つまり、ドジョウ野田が訳のわからない自慰的退陣&総選挙を行わなければ、民主党政治の下でもとりあえずそのアメリカ発の景気復興の恩恵に与れたわけです。
 
 もちろんそうなると安倍の子飼いである黒田は日銀総裁にはなれず、現在の破滅的な資金緩和は実行されませんから、株価のバブル的上昇は今ほどではなかったでしょうが、とりあえず景気は誰が日本の政治をやっていたとしても回復基調には乗っていたはずです。
 つまりアベノミクスの評価と声高に問えば問うほど、むしろ安倍に実績があったもしれないと映るだけではないかと斜めに眺めています。 あれは歴代自民党政治が得意としてたバラマキ経済を踏襲しただけです。

 野党連合は今回の舌戦で、アベノミクスは一流企業にしか恩恵が無かったと責めています。 しかしこれは企業からの税収増を基軸に据えている限り当たり前の話で、それが下々の民にまで降りてくるかどうかは安倍政治、というか自民党政治は知ったことではありません。 というか、御せるわけがない。 だって民業圧迫になるもんね、と端から想定外であるのが本音です。 社会主義的経済政策を柱としておきながら、変なところで民主主義なのが今の自民党政治。
 
 ではそれを国民へ配分、と謳ったところで、次の国際恐慌は日本の国債デフォルト発だと噂される中、税収減を無視した福祉政策は経済的自殺行為となります。 少なくとも今日焦点となっている野党連合にこの難しい経済局面を乗り越えられる力(というか、官僚の協力)があるとも思えません。

 では結論。
 次回選挙で自民政治の継続を望むのかというと、それは改憲が絡むだけに話が複雑です。 もし今回の参院選で自民勢力が改憲に必要な議席数を確保したとしても、おそらくそれは今後間違いなくやってくる不景気により当面の間二度とやってこないでしょう。
 安倍は祖父時代からのブルジョア保守政治を復古させる最後のチャンスとして、必ず憲法改正、それも中国の動きをうまく利用した、我々が想像するよりも専制軍事的改変に傾く可能性が大だと私は予測しています。 それはいくら世界が争いの時代に向かう流れにあるとしても防ぎたい。
 その点では、野合と呼ばれても今回の候補者を巡る野党談合は評価したいところ。 何を目指しているのかわからない、という批判は当たり前。 とりあえず改憲だけは阻止しなければならない点だけが評価です。

 英EU離脱→景気悪化→アベノミクスってだめじゃん=○
 英EU離脱→景気悪化→さらなる経済緩和でとりあえず手持ちの資産を売り抜けるだけの回復を=×

 ということで、私としては次回参院選、改憲できない程度に自民が優勢を維持、という線を期待しています。

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