35,000曲と生きる危険
別にSoftbankに楯突く気はありませんが、先日来より、「35,000曲と生きてやる」というCMをやっていて、多部未華子が音楽に感動して思わず立ち止まるってのが気になりました。
数日前、少し混んだ朝の電車の通路、前に女性の肩掛けバックが出っ張っていてました。 私は無言で他人を押し退ける趣味はないので、「すいません」と小声ながらも、はっきりとその女性に声をかけたのですが、彼女はインイヤーヘッドホンで何かを聞いていて、さらにスマホ熱中。
どうも聞こえてなさそうなので、仕方なく身をよじって後ろを通り抜けたら、運悪くこちらのコートの前立てと、その出っ張ったカバンの金具が引っかかりました。 彼女にしてみたら、突然自分の後ろをすり抜け、さらにカバンに引っかかったおっさんと映ったんでしょうね、嫌な目つきで睨まれました。
さらに数か月前、通り過ぎた女性がサングラスを落としたので、拾って「落ちましたよ」と後ろ姿に声をかけたのに、これまたインイヤーを差し込んだ少し派手目の女性は一切聞こえないのか、スタスタと遠ざかって行きます。 再度声をかけても気付く気配はありません。 追いかけて親切するほど魅力的でもなかったので、サングラスは道端に置いて諦めました。
つまり、インイヤーや、多部未華子がCMで装着しているような密閉型ヘッドホンは、大声やクラクションならともかく、外部の普通の会話が聞こえにくいということに改めて気付かされたということです。
さらに一人勝手に音楽に陶酔して立ち止まられた時には、後ろの者にとっては突然の危険物でしかありません。
No music, No lifeを気取るのもいいけど、音という最も原始的ながら、最も注意喚起に効果的な情報を自らカットする危険に、改めて気付いて欲しいと思う今日この頃です。
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コメント
ほらね?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160617-00010008-saitama-l11
投稿: あやおば | 2016年6月18日 (土) 06時28分