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碧志摩メグ公認撤回の気持ち悪さ

 三重県志摩市の公認萌えキャラクターである碧志摩メグが騒がれた結果、公認撤回となりました。 「キャラクターの作者から申し出を受け承認した」という公式コメントが添えられていますが、多分嘘でしょ。 役所が議論と時間、各部への説明を省略して逃げるための。
 なんか気持ち悪いんですよね、この手の告げ口&即時撤退風潮が。

 告発の中心と思われるサイトには「セクハラ、痴漢、児童ポルノ、JKビジネスなどの社会問題が背景にある中で、行政がこうした性差別的な社会構造を支持することは問題です。」とありますが、このキャラでそこまで主張するなら、秋葉原やコミケは即廃止ですよね。
 「公」とはいうけれど、一方で日本は国として「マンガ」「アニメ」「カワイイ」を国策として伸ばそうとしています。 その中にも今回の海女の表現に近いものは多数あり、今度はそれを国策から外していかなくなりますよね。
 
 報道によると、現場へのアンケートで30%の海女さんが不快感を感じた、ということですが、は? 残りの70%は、この萌えキャラで観光客が増えて地域が潤うかも、と考えているかも知れないですよね? 問題を指摘する方はこの差を内部でちゃんとつきあわせたのでしょうか。 とにかく撤回だけを目標に動いたともとれます。
 もちろん、そういう風に不快感や問題を感じたという声を封じるつもりもありません。 それと指摘された側がちゃんと面と向かったのか、という疑問もさらなる気持ち悪さを積み増しします。

 この問題に限らず、広告や番組への表現に対するクレームに、まずは意見交換から始めるべきなのに、「不快な印象を持たれた方がいた」とのコメントとともに即撤収、即廃止という動きがとても危険だと私は感じています。
 そこに至るまでに多くの人間が立場ごとに多くの手間をかけてきた訳で、表現の変更や、最終的に撤回するにしても、それと反対意見と摺り合わせてみることをなぜ省略するのでしょうか。

 造り手は、もしかすると直接会って説明したい気持ちは持っているのかもしれませんが、いかんせん、今回のように市や、ほかの例では企業がクライアントとして存在し、それが余計な軋轢を避けるための事なかれ主義で「はい、この話はこれで終わり!」ってところでしょうね。

 これ、世界に出たら負けるよ。

 文科省は小学生から、いやもっと小さいときから英語教育を、とか惚けたことを相変わらず言い続けていますが、日本語でのディベート、プレゼンテーション、ブレインストーミングなど経て、しっかりと他人に意見を伝える、しっかりと他人の意見を聞く、という教育の方が重要じゃないですか?
 欧米人が国際交渉に強いのは、英語がしゃべれるからではなく、こういう訓練を子供の頃からやってることを勘違いしてるんじゃないでしょうか。

 あ、話が逸れた。
 少なくとも、この碧志摩メグの作者、正当な対価だけは得たであろうことを願うのみです。 画像検索すると海女姿だけではなく、忍者、サンタ、年賀状と複数のバージョンを書かされていたようで、これらがただ働きになりませんように...

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