クリミアでもお元気で
実の弟からして「宇宙人」と蔑称されている鳩山元首相がまた勝手なことをやってますね。
本人にしてみれば既に政界は引退し、一個人として老後を思うままに楽しんでいるつもりでしょう。
そう言う点では数年前の中国との領土をめぐる係争存在発言と同じく、またか、という程度に捉えておくべきかもしれません。 しかし、前回は尖閣諸島、そして今回はクリミア半島と、あまりにタイムリーなエラー過ぎて、やはりすんなりとは看過できません。
自民党を支持するつもりは一切無いながら、菅官房長官の「コメントする気にもならない」というコメントには納得せざるを得ません。 また、こういう人物を首相に祀り上げた民主党の責任は重いという批判も、まさしくその通りです。
というか、民主党が彼を初代首相にしなければ、あれほど酷い政治失態には繋がらなかったのではないかとも思います。
何せ"Trust me"で、米国政府関係者が、あれほど露骨に日本政府に嫌な見せたのは初めてです。 今回の件でも公式に米国は失望を表明しましたが、その切れの良さと素早さは"stupid!"という舌打ちが聞こえてきたかのようです。
確かにマヌケかもしれないけど、しかしバカじゃないんですよね。 東大&スタンフォードですから。 理系の人には失礼だとは存じつつ、やはり政所は文系の方が得意なのでしょうか。 「摩擦と重力は無視するものとする」的に純粋に切り分けて問題解決を目指す手法は、政治の濁り切った水の中ではうまく機能しないのかも知れません。
思うに、彼は政治家などにはならずに、ずっと大学に籍を置き、時々テレビのクイズ番組やバラエティに出て突拍子もない意見でも言ってれば、みんなの人気者になっていたでしょう。
もちろん独自の考え方は否定しません。 百億を超える資産があり、老後の心配も無く好きに生きることができる人生は彼のものです。 ただ、やはり「元総理大臣」は「元国会議員」とは比べ物にならない経歴で、それは就任する時から覚悟していたはずだし、それを否定するならやはり最初から首相失格だったとしか言わざるを得ません。
ある意味、世間のコラムニストやコメンテーター、評論家にとって鳩山由紀夫の生き方はある意味理想と呼んでも良いかもしれません。
血統、頭脳、経歴、経済力、自由。
それをもって余生をクリミアで過ごされるのも悪くないかもしれません。
さよなら鳩山由紀夫元首相。冬は寒いから体に気をつけて。
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