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ルージーンはレジームだった

 地味な話題です。
 学校の行き帰りに耳栓替わりに聴いている英会話コンテンツで、かれこれ十年以上ずっとわからない単語がありました。
 いやいや、誤解しないで下さい。 ネイティブのインタビューなんてわからない単語の方が多いんですよ。 ただ、なんとなくこの言葉だけは気になって、でも調べても全くなんと言う単語だか分からない、という状態が続いていたのです。
 
 それは元CIA高官がイラク戦争についてのインタビューで、「攻撃ではない。ルージンチェンジだ」と語っていて、え?あの戦いが攻撃でなければ一体なんなんだ?と疑問に思ったのがきっかけです。
 それから辞書やネットで、"r"や"l"で始まる、あるいはカタカナでいろいろ形を変えて調べても全く当たらず、いや、検索技術が普及した今、こういうのは本当に珍しいことです。
 もちろん、これは「ルージーン」が英語であるという仮定であって、他国語であれば完全にお手上げです。 学生にも、「ささいなことでもずっと分からないことがある」という意味を説明するためにこの例を引き出す程です。

 ところがつい先日、テレビから流れてきた言葉に、はたと閃きました。 それは、国費でフルムーン海外旅行をするのが何より大好きなどこかの総理大臣がよく使う言葉で、「レジーム」。
 
 あたふたと電子辞書で調べると、綴りは"regime"、なんとフランス語源英語で発音は「レイジーム」。 ああ、これですこれ。 "re"をレと読むかルと読むかは、例えばMacの液晶である"retina"をレティナと読むかルティナと読むか、みたいな差です。 そして最後の"m"は日本人にとっては「ン」にしか聞こえません。
 ということで「ルージーン」は「レジーム」だったのです。
 
 意味は「政権, 政府; 政治体制/制度」だそうで、その結果、私が十年以上気になっていた文章は「攻撃ではない。政治体制の変革だ」と判明し、長い長いトンネルをやっと抜けることができました。

 それはさておき、その政治変革に成功したかに見えたイラクでしたが、それをきっかけに当時は影も形も無かったISILが生まれたわけで、ジャスミン革命を始めとする、西側大喜びの「ルージーンチェンジ」は果たして成功したと呼べるのでしょうかね。

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