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本というモノに久々に感動した

Book01
 先日、学校でまとまった数の洋書を買う機会がありました。
 と言っても、私自身はそれほど期待もしていなくて、学生には良い勉強材料になるね、程度にしか捉えておらず、夕方に教室で数人の学生と教師があれこれと語りながら本を囲んでいるのを見て、ああそうだったか、選書は今日だったか、程度のイベントでした。
 
 とはいえ、折角居合わせたので自分もその輪の中に入ってみると、うんうん、良いね良いね。 プロセスデザインの本やら色の本、ロゴの本。 うん、この台湾や中国の漢字をデザインした例を掲載した本は是非欲しいな、と徐々にテンションが上がってきました。

 そんなとき手にしたのが「Understanding the World」という大きくて分厚い本。
 直訳すると、「世界を理解する」で、要はグラフィックデザインで数値や状態を示した例を集めた本です。 世界の木材供給の殆どはブラジルとインドネシアに依存している、というイラストを見ると、昨今盛んになっているバイオマスエネルギーの燃料を輸入でまかなう、という話が安易に感じて仕方がありません。
Book02

 人が一日に排泄するウンコ0.9kgの成分は、なんてのを言葉のみで伝えると多くの人は顔をしかめるだろうけど、こういうビジュアルならどうでしょう。
Book03

 堂々の見開き観音開きに掲載された宇宙飛行の歴史を表した図解に至っては、もうこれだけで立派なパターンアートです。
Book04

 そして、美的には今ひとつながら、Appleが発売した全てのハードウエアをカテゴリー別に一覧した図は、Macユーザーなら思わず唸りながら目を奪われてしまいます。
 
 いやいやいや、違うんですよ。 これはあくまでグラフィックデザインの本であって、示されている事例を伝えることが目的ではありません。 にもかかわらず、頭からページをめくる度に全てに見入ってしまいます。
 これが逆にすべてが文字だったり表だったらここまで引き込まれるか? 絶対無理です。 いやホント、読もうとしているのではないのです。 どんどん引き込まれているのです。
 「タコの移動手段は、水流噴出、歩く、泳ぐ、這うです」と言葉だけなら、あそうですか、で終る生態が、リアルな絵で描かれると、「う〜む」と思わず見入って、さらにいろいろと考えが巡ることになります。 スゴい、スゴすぎるぞ、この本。 私の好奇心を鷲掴みです。
 やっぱり本は凄い。 ネットではここまで体系的にまとめられていないし、画面はあまりに狭すぎます。 まさに「百聞は一見に如かず」。 いや、「十読は一見に如かず」くらいかな...

 で、この本、昔の感覚で多分3〜4万円くらいするんだろう、と思い、欲しいけど無理だよなぁ、と念のために価格を聞いてみたら、1.4万円程。 安い!!!! 業者の方曰く、最近はこの手の美術洋書もずいぶん安くなってきたのだとか。
 「あ、それなら自分で買うよ、これ...」と言いかけたら、担当教師が「良いですよ、それも買いましょう」とあっさり学校予算でご購入!!!! おありがとうござい〜〜
 ま、この感動的とも言える学校の太っ腹には理由がないわけではないのですが、それは置いといて、新年度に学校に行く楽しみが一つ増えました。 だってまだ半分も読んでないんだもん。
Book05

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