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言葉は魔物

Daito_choco
 本日で年度内の授業は終了。 あとは採点とか卒業式とかがあるだけです。
 で、二日遅れで学生達から「パラパラと」チョコレートを頂きました。 いや、ありがたや。
 
 そのうちの一人の学生と、今年度最も感慨深かったというか何というか、言葉にはホンに気をつけんとな、と改めて思わされたことがありました。
 
 ことの起こりはほぼ一昨年中頃。 その学生はアート思考というか美術思考が激しくて、すごい意欲的なものを作るんだけど、グラフィックデザイン的、あるいは商業デザイン的に見るとトンチンカンな方向性に見えました。
 この辺りは、絵やイラストを書くのが好きで、それがそのまま商業デザインでものになると思っている学生と同じで、一年生の間にこれはちゃんと指導しておかなくてはなりません。
 
 で、何かの発表会で講評をする機会があったので、その点を指摘したわけですが、その創作意欲は認めていたので、絶対にきつい叱り方などをするわけがないのに、どうやら後でかなり泣いたそうです。
 という裏話はずっと後、二年生になって、つまり約一年後に他の先生の課題にそう本人が書いたのを発見して気づいたというオチ。

 でもそれをじっくりと読むと、号泣の後にそこからなにくそと頑張ったとあるので、少なくとも結果としては悪くないし、実際に夏頃に内定も決めて、作るものも明らかに自己満足から商業デザイン方向に転換できてましたから、発奮の結果も間違っていなかったことは事実です。 そして先日行われた二年生最後の発表では部門最優秀をかっさらって行きましたし。

 ともあれ、自分があまり意識していないところでいたく心を痛めさせたわけで、(小さいころからよく言われてるんだけど)言葉には気をつけなくちゃね、と改めて自分に言い聞かせたところです。
 
 で、その生徒から本日笑顔ととともにオリジナリティ溢れるチョコ箱(これがまたオリジナルなんだからすごい)を頂いたので、まぁ、少なくとも恨まれてはいないことがわかって少々安心したところです。

 んで、上記部門最優秀の発表時に本人にも講評として言ったんだけど、良い意味で欲が溢れるデザインをしているので、これから先、私なんかよりもっと大物の怪物とぶつかって泣かされるはずです。 でもそれでリセットしてさらに強くなれれば良いだけかと。

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