« ついつい共通一次と言ってしまう | トップページ | LINEスタンプ狂想曲 »

一つの政治形態の完成かも

 ああ忙しい... と、言い訳を枕詞にしつつ。
 
 先の衆院選では自民の圧勝。 大方の予想通りになっただけだとはいえ、絶望のあまり以後政治については何も書きたくなくなっていました。
 とは言っても、落ちついて考えてみれば、もう第一野党の民主党に与党は務まらないことは明白になった今、これしか選びようが無い、と納得せざるを得ないのも事実です。 民主の新代表が誰なんてのは全く興味が湧きません。

 では国民は自民&金魚の糞の与党体制に満足しているのかというと、以後の知事選では与党派三連敗。 つまり、地方でははっきりと否定されているのです。
 おや?と思ってさらに足下を見ると、うちの市ではなんと共産党が第一会派であって、特段問題も無く他野党とともに市政を司っているようです。
 
 どうやら民主主義というのは小さければ小さい程うまくゆくという仮説が成り立ちます。 最小単位はそうですね、学校の生徒会とか地域の自治会とか?
 国政と地方自治と何が違うのかとざっと挙げてみると、財政、外交、防衛などが大きなポイントでしょうか。 つまりはこれらに対して全く経験がなかったがために民主党政治は失敗したのです。
 
 では自民党のみがそれだけの力を持っているのかというと、確かに形はそうなります。 しかし実のところはこれまでの数十年に及ぶ官庁と官僚との付き合い方法を知っていた、ということに尽きるだけだと私は斜めに見ています。
 その証拠に、最新の予算についても、結局財政健全化については、たまたまアメリカの経済回復に支えられたアベノミクスによる法人税収増のみがプラス材料で、それが無ければただの赤字拡大という内容でした。 
 そして恐らくアベノミクスが地方にも行き渡った、と誤認させるため、これまで同様の地方へのバラマキは続き、結局一時的に野党に堕ちた反省などみじんも無い、相変わらずの55年体勢を継続するでしょう。

 とはいえ、面白い現象も生まれています。
 それは農協改革による農業票の自民離れです。 先の県政選挙三連敗のうちの二つは、昨今の農協中央会の特権剥奪と結びついているそうで、これまでの農業優先で体制維持を固めてきた自民政治にとってはある意味、新しい現象であることは確かです。
 これを自民の正義と評価するのか、単にこの先いかに手をかけてももう農業が票田として期待できないと見捨てた結果なのかはわかりません。

 そして、米軍基地の辺野古移転を巡る沖縄新知事に対しての苛めも面白い。 マスコミを通すときには仏のような言葉をばらまく安倍も、裏では自分にへつらわない田舎知事には部下に会わせようともしない。 そして地方助成金の札束で横っ面を叩く戦法。 大人げない。
 大阪市議会にも言えるんだけど、恐らく政治屋にとって「民意」は「愚」と同意語にしか見ていないことが透けて見えます。
 
 なんにせよ、少なくとも今後数十年は現状に代わる与党体制を担える政党がないことを国民は見てしまったわけで、こうして閉塞の構造が完成したとも言える2015年の幕開けでした。

|

« ついつい共通一次と言ってしまう | トップページ | LINEスタンプ狂想曲 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ついつい共通一次と言ってしまう | トップページ | LINEスタンプ狂想曲 »