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中国が地球を滅ぼす(補)

 先の発言の補足を...
 
 世界の人口をネタにするなら、中国に負けず劣らず12億目前のインドはどうなんだ、と思われた方も多いと思います。 確かに数字だけ見ると7:6でほぼ同数です。 ところが世界への拡散を考えるとこの数字通りではないと私は考えています。
 
 インドは公式には差別を禁止しているものの、英語でカーストと呼ばれる身分制度が未だに深く社会に根付いています。 差別解消を目的とした呼称や制度があるということが、皮肉にもそれを物語っています。
 そして教育の遅れもあって、平等意識や権利意識が下層民に育ちにくい構造になっています。 これをかつての日本で例えるなら、江戸時代の士農工商制度ですね。 これも酷い差別制度でしたが、200年以上国家権力の安定に利用され続けたのは事実です。

 一方で中国は社会主義である故に、例え共産党幹部でも山間部の貧農民と平等である、というのが建前です。(あくまで建前)
 しかし建前でも公式には平等ということは、沿海部の発展と富裕に対して、実は国土のほとんどを占める内陸部の国民にも、たとえウソでもタイムラグはあっても同レベルの生活を実現しなければなりません。 まぁ、なんてことはない、都市部が稼いだ金を地方に移動するという、かつての日本列島改造計画と同じ仕組みです。
 ただし、国土と人口が半端ないので、それに必要な金や資源、生み出される負荷はかつての日本のそれとは比べ物になりません。

 この両国の下層民のあり方が、今回のテラフォーマー論にインドが含まれていない理由です。

 しかし、主権在民を担保とする民主主義のインドと、(少なくとも私の子供の時代には)自由はないと教えられた社会主義/共産主義の中国においてこういう平等差が産まれるというのは皮肉なものです。
 こういう閉塞感、ねじれ感がISISに西側の一応平和な国民が参加したがる起爆剤になっているのではないか、というお話はまた今度。

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コメント

こんばんわ、ネタ元は「汽車旅12ヵ月」ですか?

投稿: t2 | 2014年11月 3日 (月) 21時09分

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