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文字通り東京一極集中

 地方経済はもう二度と再生しないよ、てなことを年に数回書いていると、「そりゃお前は大阪に住んでるからな」とたまに言われたりします。 確かに、ジュンク堂にもヨドバシに行くにも電車で10分、有り難いとは思っています。
 でもね、以下は先日同居人の実家に(渋々)行ったおりの義父との話。
 
 この実家、滋賀の米どころと言えば聞こえは良いですが、ということは田舎を示しています。 その自慢の米作りも採算割れと後継者不足でどんどん離農が進み、かつて「タワケ」と呼ばれた田畑処分も、道路拡張などの公共事業の話があればどんどん売り払われています。(だから行く度に新しい道路ができている)

 周辺には、かなり以前にできたささやかな工業団地と、少し遠くにはダイハツの工場もありますが、その程度。 だから地元の若者は京都や大阪で就職、というのが相場でした。 うちの同居人も、その姉もこのパターン。
 ところがこの就職先が、最近は東京とその周辺に変わってきているそうです。 理由は簡単、京阪地区は景気が悪い→求人少ない/待遇悪い。 この半年くらいの求人増の影響は聞いていないものの、大勢に変わりはないでしょう。 つまりは大阪も「縮小する地方」の一つに入ったという見方が可能になったということです。
 そして、そう言われて正面切って反論する材料も見当たりません。(昨日の記事に貼付けた写真は私の最寄り駅ビルテナントのものです)

 義父曰く、若者が地元外で就職すること自体は以前から変わらないけれども、京阪地域に比べて距離が遠い東京では帰省にかかる費用と時間が桁違いで、結果、盆暮れの里帰り省略が増えているらしく、彼らのもたらす経済効果や男女の出会いも何もかもがじり貧なんだそうです。 もちろん子供や孫に会えない年寄りの落胆も数字にすれば明らかに不利材料です。
 
 先に挙げたように、それでもどんどんできる道路や高速道路の新ミニI.C.は、今後も「地方創世」という新たなモルヒネ資金を得ることで、さらに活発になるでしょう。 そんな真新しい道路の上を、80歳90歳の年寄りたちが杖代わりの軽自動車に乗って時速20km/hで徘徊する。 そんな車たちが道路逆行、脱輪転落、コンビニ突入、スーパー駐車場から転落などなど、確かに新しい地方風景の創世ではあります。

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