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あぁ、ディスプレー

 先日、NHKのクローズアップ現代で、台湾の鴻海(ほんはい)で有機ELの開発に取り組む元日本企業の開発者を扱っていました。(なんだか有機ELなのか、高精細ディスプレイなのかよくわからない内容でしたが、開発中の技術ですから詳細には報じられないのでしょう。)

 そこで、私が思い出したのはそれより少し前に、パナソニックとソニーが共同開発していた有機ELから事実上撤退したという報道
 このニュースを新聞で見た時、プラズマに続いて、なんて不甲斐ない!と一人憤慨したものの、製品化で一歩先んじている韓国メーカーですらEL液晶は市場で大した評価を得ておらず、時代は低コストな高精密化に傾いているという続きを読んで、う〜ん、と唸ってしまいました。

 確かに、iPhone4のRetina画面を初めて見た時、販売用のプリントシートが貼られているのかと勘違いした程、高精密化は高画質に貢献しています。 さらにバックライトの技術向上もあり、画素が自発光する有機ELの最後のアドバンテージすら危うくなっているのも知っています。 そして今や私の目の前のMacBookもRetinaで、BOOTCAMPでのWindowsアイコンですら、ハワイ島マウナケア山天文台とハッブル望遠鏡の違いのごとく美しく表示されています。(たまに解像度解釈の問題はあれど)
 かつてはトリニトロン、そしてプラズマ以外は認めず、液晶は妥協の産物としか捉えていなかった私も、目の前にこれでもかこれでもかと新しい液晶技術を突きつけられると、その進歩を認めざるを得ません。
Retina

 確かにこうなると、これがこのままのクオリティで大画面テレビに波及した時、別に有機ELもプラズマもお呼びじゃないのは事実で、T型フォードやβ-VHSのごとく、必ずしも優れた技術が世界を圧倒するとは限らない、という物語が頭をかすめました。 
 いや、それを言うなら、高細密ディスプレーですら、別に世界の万人が待ち望んでいるわけではなく、数ヶ月前、失意とともに会社を解散したのプラズマディスプレーのベンチャー企業のニュースも含め、なかなか市場と歯車が噛み合わない日本の技術の無念すら感じます。

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コメント

 オレンジ表示のプラズマモニターって、東芝のダイナブックでしたっけ? 今思い返すと、なんてことないスペックですが、オレンジ表示がBMWっぽかったというか、新時代に入った気にさせてくれました。

 テレビの方のプラズマ、確かに消費電力が今どきのレベルじゃないです。 年々対性能比では低燃費になってはいるものの、同時に液晶のほうも下がるので、永久に追いつきません。 2008年当時では定格消費電力が倍程違います。

 おっしゃる通り排熱も多く、うちの42インチには、大型デスクトップPC用クラスのファンが合計五つ装着されています。(全部が常に回っているかどうかまでは調べていませんけど)
 対して、サイズは全く違うけど、同時期に買った20インチの液晶モデルには装備すらされていません。

 時代を考えると、どう転んでもプラズマには明日はなかったのかもしれませんね。

投稿: あやおば | 2014年6月 7日 (土) 00時19分

つい先日、37.6度の最高気温をマークした某地より、拝見しております。

プラズマの難点は「発熱量がハンパ無い」ところで、涼しかった部屋の温度がミルミル上昇してしまうのがね。
ゲームや映画鑑賞には最高のアイテムなのですが。

学生の頃、「国内初プラズマモニター」搭載のPCを見て憧れた覚えが有ります。
当時はモニターと言えば「黒&グリーン」の表示があたり前だったのですが「黒&オレンジ」の表示画面を見た時のセンセーショナルは今でも鮮明に覚えています。

話題の4Kもフォーマット戦争が又再燃しそうな「ソ◯ー」と「韓国某社」少しはユーザーの立場に立ってほしいものです。

投稿: 蝦夷男爵 | 2014年6月 6日 (金) 10時29分

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