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ジャンクフジヤマでええやん

Junk01
 夏です。 私らの世代は、夏と言えば山下達郎。
 なんですが、大げさに言うと二十五年程ずっと達郎の新曲を買っていません。 だって演歌歌手になっちゃったから。 もちろん、絶対的には演歌じゃないに決まってますが、相対的に達郎が我々の目を見開かせてくれた時代の、煤けた演歌の立ち位置になってしまったとしか思えなくて、「僕の中の少年」を最後に(実際にはそのあとに出た「JOY」も買いましたが、フィーチャリングされている曲はそれ以前のものがほとんど)アルバムを買うのをやめました。
 
 なんなんでしょうね、これは。
 竹内まりやと結ばれて、同時に吉田美奈子と決別したことが原因とずっと思ってましたが、改めてwikipediaで調べてみると、結婚二年前から同棲をしており、そこから「POCKET MUSIC」まで輝きは全く失われていませんでした。
 もしかすると、この「POCKET MUSIC」から始まった打ち込みが私にとっての達郎をダメにしたのかもしれません。 つまりは、それまで様々なクリエイターがワイワイと集まって切磋琢磨したレコーディングが、達郎一人で完結するようになり、それは一見完璧な創作に見えるんだけど、実際には混じりっけの無い自己満足の物足りなさになったのかもしれません。

 それでも以後、達郎の新曲に、次こそは、次こそは、と期待しているのですが、相変わらず谷村新司程度でも間に合いそうなぬるい曲ばかり。 と思ってたら、こないだ、スペースダンディというB級アニメの中で、山下達郎そっくりの「星屑のパイプライン」というのが流れていました。
 一瞬、達郎?と思ったけど、これがジャンクフジヤマという、いかにも安っぽい名前のアーティストであることが判明。
 これを今でも生粋の達郎ファンである友人に話すと、達郎ファンの間でもジャンクフジヤマは有名なんだそうで、あらら、知らぬは私ばかりの様です。

Junk03 ということで、iTunes Storeで「星屑のパイプライン」を買ったのに続いて、わざわざCDでジャンクフジヤマのベスト盤「風街ドライヴ」(このタイトルすらはっぴいえんどなんだけど)をamazonで購入。
 え?なんでわざわざネット配信に比べて800円程高いCDかって? だってジャケットが、わたせせいぞうなんだもん。 ちなみにスペースダンディのサントラジャケットは鈴木英人風。(本物かどうか不明) グラフィックデザインの勝利です。
 ジャンクフジヤマの曲ってどうよ、と問われたら、曲は'90までの達郎。 しかし声は最近の達郎、という、ありゃ、まずいことに今私が達郎に求めていた夢そのままを具現化してくれています。
 
 いえ、達郎ソングの魅力であった、印象的なイントロを含むアレンジの素晴らしさは、まだまだジャンクフジヤマは及びません。 でもそれは夏の日差しが補ってくれるんじゃないでしょうか。 だって、いつまでもCOME ALONGでもないでしょ。
 
 My name is Maria Takeuchi, I'm seventeen years old... Crazy about one guy, Tatsuro Yamashita!

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