« 戦艦三笠 | トップページ | 遺言書の検認(2) »

遺言書の検認

 風邪を引いたみたいで、数年ぶりに学校を休みました。 水泳始めて、タバコ止めて自分でも一生で今が一番健康だと、ちょっと調子に乗りすぎていたみたいです。
 というか、ここ数日の夜間から朝の低温、加えて月曜日に小雨の中で母親家の片付け、何よりここ暫くの母関連の作業で疲れが溜まっていたのかもしれません。
 それもどうやら金曜の夜になると峠を越えたみたいで、早速事務所に行ってあれこれしたいとも思いつつ、直りかけが肝心という古い言い回しを思い出し、こうして家にこもっています。
 
 んで、題名の件。
 最近はエンドノートだとか終活だとかで、遺言書を残す風潮が盛んになっているようで、うちの母も例外ではありませんでした。 書店に行けば、解説本とともに封筒まで用意されたキットが販売されているので、まじめな人程そこを終着点とされるようです。

 遺言書を正式なものにするためには家庭裁判所で「検認」という過程を踏まなくてはなりません。 詳細にご興味がある方はこちらからでも調べて頂くとして、実際にこの処理を経験したものとしての感想を。
 
 まずは時間的なもの。
 遺言書の検認なんてそうそう経験があるものではありませんから、先のページを見ながら書類を集めて平日に家裁に行きます。 すると案の定、不備が見つかって出直し。 そしてそれが受理されたらいよいよ本番である検認の日を迎えます。 合計平日が三日必要となります。
 私の場合、たまたま母が亡くなったタイミングと、仕事のおかげで忌引きを取らずに済みましたが、一般的に考えると、ここまで数日の忌引きを取っている上でさらに平日に休みをというのは難しい人も少なくないかと思います。
 
 そして書類の面。 先の書類不備は戸籍謄本の不足でした。
 私は法定相続人である私と、母のそれがあれば良いと思っていました。 ところが母の生誕にまで遡る必要があるということで、父、つまり私から見た祖父まで遡った、通称原戸籍を取得する必要があると指示され、母の生まれたときの本籍地に申請書と郵便為替を送って請求しました。
 
 費用はこの戸籍謄本が意外と高くて、一通750円。 これがあれこれと都合五通も必要で、それだけで3,750円。 本来の検認料や切手代を含めて五千円ほど。
 
 以上の有形無形のコストを払って、いざ開いたらもともと母が私に生前話していた内容通り。 もちろん、後でもう一人の法定相続人である姉は知らなかった部分もあったということですから決して無駄だったという気はありません。
 そう、私は正式な遺言書を残すのが無駄だと言いたいのではありません。
 
 ただし、裁判所は非常に杓子定規に動いています。(だから信頼が置けるとも言えるんだけど) そういう後の手間を考えずに「わしは幸せやった。残されたお前らもみんな元気でな」程度のメッセージを残すだけなら、はて、エンドノートのマニュアル通り残す必要があるのかな、と感じたのも事実です。

 ま、うちの場合、そこまでではないにしても、母が生前に私と姉を呼んで直接伝えておけば良かったのではないかと、思わないでもありません...

|

« 戦艦三笠 | トップページ | 遺言書の検認(2) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 戦艦三笠 | トップページ | 遺言書の検認(2) »