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戦利獨潜水艦

Arpegg 新たに買った蒼鋼公式記録という資料。 前回のがっかりとは一転、非常に満足の行くものでした。 ま、税別2,500円、こうでなくっちゃ、という気もします。
 さて、今日の話はそちらではなく、同じ潜水艦でも第一次世界大戦後のお話。

 母の遺品整理も大詰め、押し入れの奥の開かずの箱などの確認に進んでいます。
 そして、とあるどす黒く変色した薄い木箱を開くと、はがきの山。 「軍事通信」と書かれて南洋から来たものもあれば、観光地で買ったと思われる未使用のものもあります。 
 時代的に母のものではなく、母の父、つまり私の祖父の遺品をそのまま母が保管(というか死蔵)していたのに間違いありません。
 
Uc90
 中でも、特に注意を引いたのがこの絵はがき。
 スタンプに「伯耆境?(判読不明)就航記念 戦利獨潜水艦」とあります。 なんじゃそれ? と調べてみたら...(いやぁ、こういう調べ物は楽しい。今日も母家の片付けがあるのに)
 第一次世界大戦の賠償としてドイツから獲得した潜水艦を、アトラクションとして公開した様子を伝えているようです。 場所は多分、鳥取県の境港かと。

 ではこの潜水艦は何?と、今回もWikipediaさんに訊いてみました。
 まず肉眼ではわかりませんが、300ppiでスキャンして見ると、司令塔にUC90の文字が読み取れます。 となると、1918年12月に日本のものになって仮称○4と呼ばれたドイツ海軍の小型機雷敷設潜水艦ということになります。
 回航に数ヶ月、軍で調べ回された後の全国巡業でしょうから、このハガキは1920年+αの可能性があります。 国際連盟が発足し、束の間の世界平和に期待が膨らんだ時代ですね。 でも戦後恐慌も起こったりの時代でもあるようです

 ところがハガキの下部には水上2000馬力とあり、○4の600馬力とは異なります。 全長が213呎ともありますから、恐らくこれは全長65mで同じく接収された仮称○2(U46)のスペックではないかと想像できます。
 それにしては魚雷発射管が六門とあり、○2は四門。 もちろん軍が民間に正確なスペックを伝えるとは思えませんから、微妙に誇張した情報を流して国民への鼓舞、海外への虚勢目的だと思えば理解できます。
 
 と、ここまでこの文章を書くのにいろいろ調べ(いや、インターネットって素晴らしい)、改めてドイツの潜水艦技術の先進性を痛感しました。 なによりこういうところまで彷徨って(文字コードをEUCにして下さい)学べた一枚のハガキのお話でした。
 
 i401イオナのオリジンはドイツなのでしょうか。 と最後はアニメオチで締めくくり。

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