« イオン化するダイエーのつまらなさ | トップページ | QTマスコットの思い出 »

シンプルコンパウンドカテナリの憂鬱

 ふ〜、授業が始まり、ぼろぼろに疲れました。 今年度はこれまでと違って二日連続の日程も入り、これまでの隔に比べると二日連続が終わった後の疲労感は半端ありません。 そのかわり平日に二日連続で何もない日が生まれるとはいえ、暫く体が慣れるまで大変です。
 
 んで、久々に新大阪駅で新快速を待つ間に、気になっていた物体を撮影。
Shinosaka 
 これ、電車の電線です。 と書いてしまうと終わってしまうネタ。
 現在工事が進むJR西日本の大阪東線の一環で、新大阪駅の在来線は徐々に南側に一つづつプラットホームがずれて行ってます。 そしてそこに新たに施行された電線、正式には架線と呼びますが、これがごくごく普通のシンプルコンパウンドカテナリ方式に成り下がっているのです。
 
 なにそれ?と疑問を持って頂ける方は、こちら
 もともと在来線の新大阪駅はより高度な方式であるダブルコンパウンドカテナリで施行されています。 正確に言うと、吹田駅と須磨駅の間で、何とこれは戦前のこの区間の電化の時に採用された高度な方法で、これが新幹線の架線にも採用されるベースになっているのは、鉄の間でもマニアックお話。
 でも、このおかげでJR他社の乗務員がビビる程の高速で新快速が京阪神間を離線することなくぶっとばせるのです。 新幹線の技術は、第二次世界大戦中の戦闘機の技術がベースになっていると言われることがありますが、この架線懸架方式や、弾丸列車計画による土地買収など、戦前から繋がっている資産が少なからず影響している一つの証左でもあります。
 
 だから、天下の東海道本線を関東地区で見ても、ダブルシンプルコンパウンドで吊っているのを「ふっ」と笑えるし、新幹線でありながらダブルコンパウンドでない北陸や九州新幹線なんて、はっきり言って見下しています(マニアックな表現です。あまり深く解釈しないで下さい)。

 にもかかわらず。
 新たな新大阪駅工事で生まれた新線は、卑しいシンプルコンパウンドに成り下がっているではありませんか。
 確かにブルートレインが死滅した今、新大阪駅を通過する列車は回送列車以外ではサンライズのみで、ましてやダブルコンパウンドの限界値である160km/hで通過する訳ではないので、全く問題はないのですが、電車王国と呼ばれ、私鉄も含めて高速化を競った矜持はJR西日本にないのか、と別に怒ってる訳でもないながら、仕事前に見上げて意味もなく憂鬱になっています。

|

« イオン化するダイエーのつまらなさ | トップページ | QTマスコットの思い出 »

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« イオン化するダイエーのつまらなさ | トップページ | QTマスコットの思い出 »