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ただ待つ

 もういつ事切れてもおかしくない状態から一週間、それでも母はまだ生きています。
 あれから痛みなのか疲れなのか、苦痛を訴え出したので、鎮静薬点滴による鎮静化に入りました。 医師によると鎮静化を始めると数時間で無くなるケースもあるし、数日かかる場合もある、ということですが、取りあえず一週間生きております。
 
 この鎮静薬、薬品名はミダゾラムと言って、胃カメラを飲むときの鎮痛剤として使われているもので、間違っても安楽死の筋弛緩剤などではありません。 かくいう私も、昨年胃と腸をカメラで検査した時に体験済み。(厳密に同じ薬剤かどうかはわかりませんけど)
 あの時は検査中の記憶が全く残りませんでしたから、母も周りでの親族や看護師の声は聞こえているだろうけど、何も脳に残らず、ひたすら眠っているだけだと想像します。
 
 とはいえ、一歩進んで二歩下がる様な状態で、いつどうなるかわからず、日中はできるだけ誰かがついているようにしています。 いや、学校が休みになって良かった。
 個室ですから病室は非常に静か。 母には何もする事は無いので、ひたすら持参した本を読んだり、この春に予定していたサイトの仕組みなんかをノートに書き込んでいます。
 これが皮肉なことに非常に効率が良い。 恐らく自室や事務所で椅子に座って、机に向かうよりもずっと。

 病院の売店でコーヒーを買い込み、ま、母親はコーヒーの香りは好きだったしね、とか言いながら病室に持ち込み、時にパンをかじりながらひたすら本を読んだり、アイデア練りに耽っています。 五十年以上お世話になった母が死に逝く隣で静かに静かに時を過ごす。 本当に不思議な時間です。
Hospital_cafe

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