蒼鋼 on CGWORLD
CGの話題を扱う月刊誌、CGWORLD最新号の特集が蒼鋼です。
この雑誌、学校でも定期購読しているので、それを読むだけでも良かったんだけど、ふと寄ったジュンク堂で手に取ってみるとなかなか読みごたえのある内容で、ついついレジに連れて行ってしまいました。
特集の内容は、CGクリエイター視線の、例えばタカオの各アングル用モデルの修正を見ていると、「3D CGってモデルさえ完成させたら、あとはジオラマ感覚で全フレーム完成でしょ」っていうのがいかに無知なコメントであるかを痛感させられます。
制作関係者の対談も、オトナアニメ誌で読んだのが監督や脚本家、キャラクターデザイナー等であるのに対し、こちらは全てサンジゲンのスタッフであることからも、その特徴が窺い知れます。
もちろん、どちらが良い悪いではなく、自分の好きな作品に対して、多数の視線からの掘り下げあることに感謝しています。 そして今月の二十日に発売される設定集で、また新たな発見があることにも期待できるというものです。
思うに、見出しの「日本が誇るアニメCGの最先端」というのは決してオーバーな表現ではありません。 ハリウッドのエンタテイメント映画をCGで再構築したのがピクサーなら、サンジゲンは日本オリジナルのセル画アニメを再構築したのだと言えます。
毎シーズン多くのアニメを録画し、そこからこれは、というのは消去せずにBDで残しているものの、それでも正直言って、もしかしたら死ぬまでこれは二度と見ないかも、と思うものも多くあります。 しかしこの蒼き鋼は二度どころか、BDに移した後も、まだHDDに残したままで何度も見ていますし、こうしてCGWORLDの記事を読んでいるとまた改めて再生したくなるほどです。
大げさに書けば、そんな日本のポップアートの折り返し点にライブで遭遇し、そしてそれがお気に入りの内容だったというのは非常に幸せなことだと感謝すらしています。
まぁ、元はといえばサブマリン707やら青の六号なんだけど。(あ、OVAではなく、昭和の時代のコミックの方)
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コメント
三月からAT-Xで、4月からTOKYO MXとサンテレビで再放送しますね。
http://www.aokihagane.com
最近のサンテレビ、阪神タイガース以外の活路をアニメに見いだしたようにも見えます。
投稿: あやおば | 2014年2月15日 (土) 13時09分