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安全神話の崩壊

 というタイトルだと、運輸や食品ネタと思われそうですね。 いや、そうではなく。
 
 餃子の王将社長が出社直後に殺されました。 それも拳銃で。
 その直後に、こちらは王将社長ほど目立たなかったものの、九州の漁業長がこれまたヤクザに射殺されました。 そして少し以前には中小企業の社長が、かつてあまりに働きが悪くてクビにした中国人にこれまた怨恨射殺された事件が記憶に残っています。
 いや、日本ってこんなに拳銃が普及していたんだ、と改めて驚きます、
 
 オモテナシだかなんだか知りませんが、後退する日本経済を何とか救おうと、様々な観光立国化が計画されており、その中に「安全な国」というのも必ず刷り込まれています。 そして外国人も「電車の中でうたた寝できることが信じられない」と、それを認めています。
 
 まぁ、それは広く一般人レベルで見ると安全な日本は確かに間違いではありません。
 が、しかし、少なくともエクゼクティブというか、ある種の地位にいる人、あるいは権力を持つ人にとってはそろそろ日本は安全な国ではなくなってきているように思えます。

 王将の社長に於いては、毎朝六時前に出社して本社前を掃除しているという美談が何度も何度も流れています。 しかし、これは欧米の会社経営者にとってはあり得ない話です。 それは決して尊大な視点ではなく、多数の社員及び家族の生活を預かる社長が、そのような無防備な行動を行うことは無責任だ、という観点からです。 「会社を訪れる人を疑うようなことはしたくない」と、会社周辺に防犯カメラも設置していなかったことも同様に、視点を変えれば単なる能天気で無責任な思考ということになります。
 
 既に日本は貧富の二極化が始まっており、持てない層の底辺化が著しくなってきています。
 海外と比較しての日本社会の安全は、もともと階級社会である欧州、二極化著しい米国、そして発展途上に於ける貧富の差の拡大が大きいその他旧後進国に比較して、低いレベルで大差なく生活できた経済構造の上に形成されてきました。
 その構造は「一億総中流」にまで昇華されたのをピークに、その後バブルとともに崩壊。 そこから貧富の差の拡大が上記の欧米や旧後進国的に広がる方向に陥ってしまいました。 当然、怨嗟も伴って。

 東証一部上場とはいえ、王将レベルの企業でこの憎悪劇ですから、大企業に至っては今後、少なくとも社長 or CEOクラスは電車通勤の禁止はもちろん、ショファードリブンに加えて最低一台のSP車随走を考えなくてはならない時代に入ったのかもしれません。

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コメント

庶民にある安全神話をエクゼクティブに当てはめるのは
ズレてるよう思います

(今、哈尔滨で有名な)伊藤博文や、浅沼書記長など
今はテロとか言い、昔は暗殺と言われて物騒なのは
古今東西を問わないでしょう


さて権力者は税金を使ってSPで守られていますが、
問題はエクゼクティブで、警備にどれだけのコストを
かけられるかが問題です

利害を持つ、例えば株主なんかだと納得できないかも
知れません(日航の社長も電車通勤でしたね)

また、庶民派の社長だったり、本人の思想もあります
そんなん言ってられない大企業なら、替えもいるとか
いう話になりますし...

王将は憎悪劇ではなく粛清だという話もあります


と言うか、時代が変わったとか言うのは過去礼賛の
匂いがして、先生にはまだ早いと思います

投稿: t2 | 2013年12月23日 (月) 16時22分

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