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セキュリティ・マスターベーション

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 少し前、郵便局から見慣れない封書が不在時に届きました。
 中身は「本人限定受取郵便物(特定事項伝達型)到着のお知らせ」。
 
 多分、先日入会したクレジットカードのセディナに申し込んだETCカードです。 でもなぜ書留じゃないの?? と、首を傾げながら中身を見るとさらにややこしい。
 
 末尾に「受取人ご本人様が当局または他の郵便局(旧郵便事業株式会社の支店に限ります)のゆうゆう窓口でお受け取りいただくこともできます。」とある。 しかし、その下には「この郵便物は、郵便局(旧郵便事業株式会社の支店を除きます)や簡易郵便局の窓口ではお渡しすることができません…(以下略)」とある。
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 は? 郵便局で受け取れるけど郵便局で受け取れない? 意味不明。
 頼むから普通の日本人に伝わる普通の日本語で書いてくれよ、と思いつつ、仕方ないので記載の配達局に電話してみたら、そこで受け取りが可能なんだとか。 それも電話の口頭で取引成立。 
 その日のうちに、この通知、免許証と印鑑を持参して普通に書留の不在配達と同様に受け取ることができました。
 なんじゃこれ?
 
 要するに、我々が昭和の時代に「本局」、今なら「集配局」とか呼んでいる郵便局は「旧郵便事業株式会社の支店」であって、何のことは無い、実質書留などの不在配達と全く同様に出向いて受け取ることができるわけです。 いや、通常の書留なら、再配達希望日時を電話のプッシュトーンで申し込めますが、この本人限定受取郵便物はファックスか電話申請のみ。
 
 何だろう?これは、と考えてみると、これは企業のセキュリティ・マスターベーションに過ぎないと気付きました。 ここまで面倒なことを経てお客様にカードをお届けしています、という。
 誰に向けて? 顧客? いや、監督官庁に向けての口上。 ここまでやっても詐取が起きたら、それは企業の責任じゃないね、もちろん監督官庁の責任でもない、と。
 
 迷惑するのは、日長いつ来るかも分からない郵便物を自宅待機で待ち続けることができない一般労働者と、文句を言われる郵便局の職員。
 能書きはともかく、結局証明書と印鑑で受け取ることができるのなら、他人の郵便受けから不在通知を抜き取って詐取を働こうとする輩と何ら手続きが変わるわけではありません。
 まぁ、百歩譲ってクレジットカードならこれでも良いとして、圧倒的に悪用時の範囲の狭いETCカードでここまでマスかく必要あるかい?とぶつぶつ言いながら郵便局、もとい「旧郵便事業株式会社の支店」まで行って帰ってきました。
 
 しかし、こんな官僚と大企業の考えた保身術やら、独居老人の生存確認、災害時の避難補助など、なんでもかんでも押し付けられる現場の配達員の方は大変ですね。 気の毒です。

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