真空エコガラスに交換
汗をかきかき、網戸を洗い、あまりに散らかった家中を片付けて迎えたマンションの窓ガラス総替えが終わって一週間程経過しました。
詳細は上記リンクをご覧頂くとして、ガラス選びの会議に加わっていないので、施行後に一通りの説明と同時に貰った取扱説明書+説明書でそのガラスが日本板硝子のスペーシアという商品だったことが分かりました。
webで調べると、従来のサッシのまま交換できる中ではなかなかの優れもののようです。 さらに日光を遮る"クール"という製品だったら良かったのに、とも思いますが、酷暑の夏はともかく、真冬には結構直射日光の御蔭で暖かいので、四季を考えるとノーマル製品でよかったのかも、と納得しました。
面白いのは二枚のガラスの間に存在する0.2mmの真空層の保持方法。
幾ら硬いガラスとはいえ、全域に渡って0.2mmの間隔を保持できるわけが無く、よく見ると非常に小さい(理論上はこれが0.2mm直径のはず)黒い砂のような粒が規則正しく網状にガラス中に配置してあります。
これがマイクロスペーサーという部品で、この粒が揃って全域0.2mmの真空層を保持しているわけです。 逆に言うと、この粒の接触がある以上、当然そこから熱が伝わるんだけど、まぁいわゆる誤差の範囲内、ということなんでしょう。
面白いのは、これらがまれにザラザラ〜っと崩れ落ちてしまうことがあり、これは何がが原因で真空層に空気が入ってしまったことを示すんだそうで、こうなるともはや交換しか無いそうです。
他に特徴的なのは金属製のヘソのようなものが室内から見て右上に張り付いていることで、施工業者曰く、メーカーはあまり詳しくは説明したがらないが、多分ここからガラス間の空気を抜いて、さらに栓をして真空を保持しているのだ、ということでした。 おもろいな〜
肝心の性能の方は残念ながらよくわからないのですよ。
冷房の効きが良くなったような気もしますけど、もともとあまり冷房かけないから今ひとつ自信を持って比較できません。 真価は半年先の真冬に暖房の効きで判断するべきなのでしょう。(結露はもともとしない部屋向きなので判断不可)
あと、確かに締切ると遮音性が高まったような気がします。 そして当然ながら重量も増えたので操作に少々余分な力が必要となりました。
価格はマンション全体の積立金で賄われたので工賃も含めて全く分かりません。 一応55戸総替えで二千数百万円だということは回覧板で聞かされているものの、これも各戸の窓数が違うので単純な割り算も役に立ちません。 ちなみにうちの部屋レイアウトの場合が最多で7面+はめ殺し2面と最多です。 そういう点では恩恵も最大限ってことなんだろうなぁ...
あれ? ということは各戸毎月同額の積み立てなのに、窓数により受益率が不公平のような... ま、いいか。
ということで半年後の真冬のレポートに続く。
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