PhotoShop、レイヤーカンプの残念
いつかここに書こうとデスクトップに貼付けておきながら、丸一年放置していたのがこのネタ。
PhotoShopやIllustratorにはレイヤーという仕組みがあって、さらにPhotoShopにはレイヤーカンプという機能が加わっています。 って、さっき調べたらこれってCS1の時点で追加されたことが判明。 実は結構長い間知りませんでした。 お恥ずかしい。
CS1から3くらいまでは重くて不安定だったので忌み嫌っていたのがこういうケースで裏目に出ましした。
レイヤーカンプの機能と使い方は本家のチュートリアルを参照して頂くとして、残念なのがこれがepsでは使用できないこと。 psdとtiffフォーマットのみのようです。
「これがいいかな」「あれがいいかな」「いや、案外これかもしれない」というお悩み解決の時間短縮ができるのは良いとして、「よっしゃ、これにしよう」と決定したら、再度PhotoShopに戻って決定レイヤーカンプをepsに書き出し、さらにレイアウトソフトに戻って配置し直さなくてはなりません。
まぁ、この背景は誰が悪い訳ではなく、epsはそんな冗長なファイルフォーマットじゃないというのが原因ですが、やはりちょっと残念。
もちろんtiffで良いじゃない、という考え方もありです。 ただし、不採用になったレイヤーも300ppiや350ppiでぶら下がってくる訳ですから、フローの効率化を考えると、こういう無駄は避けたく思うのがDTP第一次世代の考え方です。
さらに気になるのが、最近の印刷屋さん、特にネットで値段とスピードを競うプリント屋さんではPhotoShopフォーマットのままでOKというのも気になります。
昔は出力センター(死語だ)や印刷の製版部門はめちゃくちゃ高圧的で、ここらのフォーマット一つで受付拒否とかされたもんで、こっちも意地でもルール通りにやってやらぁ、的に対処しておりました。 それを思うと昨今の価格破壊と言うか不況というか、「良いです良いです、問題があればこっちで何とかしますから」という低姿勢が基本になってしまいました。
それのどこが悪い、と言われても困りますが、技術的なフローを曖昧にすると、最終的な印刷エラーはもちろんのこと、制作段階のファイルの取り扱い、プリント時間の増大など、得することは何も無いと思うのです。
てなことがずっと気になっていて、業界就職した卒業生に会う度にこの辺りの事情を確認すると、やはりまだeps主体なんだそうで、新卒の場合は結構厳しくその辺りを指導されるそうです。
ということで当面の間の学生への指導姿勢にブレは無くなりました。
えっと...何の話でしたっけね?
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