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BS大岡越前

 先週日曜日からNHK BSで大岡越前という時代劇をやっています。
 五十代以上の方はこの番組名を聞いて「え?なんてNHKで?」と首を傾げるはず。 そうです、オリジナルは1970年からTBSでやってたのです。
 
 当時も今も私は時代劇には興味がありません。 ただし、あの頃は我が家も例に漏れずテレビが一家に一台。 父が最もチャンネル選択権が強かったので、残りの家族も好むと好まざるにかかわらず見るしかなかったのです。
 
 とはいえ、この大岡越前、鬼平犯科帳、遠山の金さん(それぞれ全て初代)は結構面白かった記憶があります。 特に大岡越前、鬼平犯科帳は音楽が印象的で、後者は当時オーケストラ調や演歌調が多かった時代劇のテーマ曲の中で、ブルースっぽいというか、フュージョン(当時そんな形容詞は無かった)っぽい響きで今でも耳に残っています。
 そして大岡越前、こいつは今で言うサンプリング的な印象効果音がテーマソングの頭についていて、劇中でも不思議な響きの効果音が挿入されていて、これが場面状況を無意識のうちに明確に伝えてくれたり、非常に新鮮でした。
 
 そしてたまたま見たBS大岡越前の番宣でもこの音が使われており、え?音楽もオリジナルのまま?と慌てて本編を見てみました。
 すごいですねぇ。 テーマ曲が今では世界の歌姫となった由紀さおりが絡んでいるとはいえ、ほぼ昔のままです。 制作も当時のプロダクション(C.A.L.)だとはいえ、妙な変革意欲を出さなかったNHKに感謝です。
 
 気になって音楽をwikiはしごで調べてみたら、山下毅雄という方が担当だったことが分かりました。 「付加六度や変位11や13の和音など、モダン・ジャズの世界で可能性が究められたテンションコードが、テレビやラジオなどの日本の放送音楽で何の障害もなく流れるようになったのは、彼の功績である。」(彼に関するwikiより引用)
 あ〜、そうか、そうだったのか。 ビートルズのハードデイズナイトのオープニング和音(sus4らしい)に一瞬で惹かれた私としては一貫とした好みの音であった訳です。(というか時期的にそういう和音を意識し出すようになったのが確かに1970年を挟んだ辺りだったような気がする)
 いやぁ、1970年台って凄かったんだ、と改めてその時代を生で生きて来たことが少し嬉しかったり。
 
 さて、このドラマ、こうしてリメイクを見ると、逆にオリジナルの凄さが思い起こされます。
 配役は加藤剛、竹脇無我、山口崇、片岡千惠藏などなど。 こういう趣味が無かった私でもすごい豪華メンバーだったことが分かります。 それを考えると今回のはやはり軽い。まぁ、若い、というべきなんでしょうか。
 一方で、今では怪優にまでのし上がった津川雅彦が片岡千惠藏をも凌ぐ勢いで、意外なのが榊原伊織役の勝村政信がとってもいい感じなこと。 あぁ、でも源さんはやっぱり大坂志郎以外考えられない。
 
 と思ってたら、NHKの別の番組で主役の東山紀之が爆笑問題とトークをしているのを見ました。 彼曰く、時代劇の様式美など、いやいや彼もなかなかの研鑽を積んだ時代劇役者なんだと見方が改まりました。 
 また、時代劇の方が人の感情をより表に出しやすいということです。 考えてみたら、当時の日本語は今程単語が多くなく、「恋愛」「表現」「宗教」「絶対」等の抽象的な言葉は明治以前の日本に無かったそうですから、江戸時代はより少ない単語で具体的に会話が進み、かつ行動もより積極的だったのかもしれません。(もっとも時代考証≠時代劇ですから、今ひとつ怪しい意見ですが)
 
 ま、とにかく、全九話だそうですから、時々摘み見てみたいと思います。

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