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警視-Kという刑事ドラマ

 CATVでCS放送のリストを見ていると、長い間気になっていながら、ずっと見ることができなかったコンテンツをたまに見つけることができます。 題名の警視-Kという刑事ドラマもその一つで、先日日本映画チャンネルで流れているのを発見しました。
 
 このドラマ、詳細はこちらをご覧頂くとして、放映されたのが1980年、当時22歳の私(なんと、今の息子の歳だ)にとっては非常に新鮮で印象深いドラマでした。
 
 それまでの私の勝新太郎に対するイメージは座頭市やヤクザ映画の印象が強すぎて、全く良いものではありませんでした。 ところがこのシリーズは何というか、今なら「プロが真剣にホームビデオカメラで撮ったドラマ」とも表現できるのですが、当時は強いて言えば8mmムービーっぽいという表現しか無く、悲しいかな我が家には8mm環境も無く、本当に「なんか変わった格好良いドラマ」としか表現できなかったのを覚えています。
 
 その理由は上記リンクを貼ったwikipediaを読んで頂くと、勝新の様々な異色のトライアルが生み出した味そのものだったと分かります。
 東京都内の電車のトンネル入り口の上に駐車しているモーターホームに娘と住み、どこから引き込んだのか電話だけはあるという強引な設定も、むしろ新鮮ではありました。
 まぁ、刑事なんだから自宅に電話が無いと話にならないんだけど、携帯はおろか、多分まだポケベルも普及していなかった頃にしてはむしろ格好良く見えた私の何と軽佻浮薄なことか。
 さらにその電話機が家中を移動できるように非常にコードが長い。 これは既にチャーリーズエンジェル等の海外ドラマ/映画で垣間みていたアクセサリーであったので、私は当時のまだ電電公社の窓口にかけあって5mくらいの室内ケーブルを無理矢理買って来た覚えがあります(ああぁ、なんてミーハーなんだろう)
 
 さて、この警視-Kを気に入ったとどめは、エンディング曲が山下達郎のマイ・シュガーベイブであったことに間違いありません。 当時の私のクルマのカセット(カセットだぜ、カセット!)にはフュージョンと達郎がメインでして、その達っつあんがエンディング、それも私好みのmj7系コードのマイ・シュガーベイブをエンディングに用いるなんて!!!!とそれだけで、何とか毎週見るように努力していましたっけ。
 
 ところが突然終了してしまい、当時は狐に摘まれたような気持ちで、非常に残念でした。 その理由もwikiに書いてあるので納得はしたものの、勝新、やるなぁ、という気持ちは今でも消えません。
 
 なお、密かに引用として残してみた(例のごとくいつ消去するか分かりませんけど)エンディング映像に余計な解釈を付け加えますと、まずカメラのズームが電動ではなく、手動です。 神業的にスムーズにズームアウトしていますが、時々引っかかります。
 その間にも勝新とその娘である正美とモーターホーム内で実際に台詞を喋っており、ちゃんと録音されているというリアリズム。 そして今初めて気がついたのが、勝新の別れた嫁(これまたほんまの嫁さんの中村玉緒。要は勝新ファミリー総出演)が静かにモーターホーム横を離れて行き、それが私のこれまた達郎好きの友人が愛するジャガーXJサルーン。 いやぁ、やっぱりイケてましたよ、この作品。


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