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WebKitの憂鬱

 ご無沙汰しております。
 いえ、決して連日FSXにうつつを抜かしていた訳ではありません。 ここ一週間程web絡みの仕事が二つほどありまして、決して追われているという訳ではないものの、順に追っていると空き時間が無い、という状態でした。 途中「東のエデン」TV&劇場版制覇とかもしつつ...
 
 そんな中で最も気になったのがWebKitの取り扱い。
 私のようにHTML3(2?)の頃からコーディングしていると、ソースを見られた時に余りにも古い知識のままで、誠に恥ずかしいことになります。 少なくともweb仕事をしている卒業生には見せられない。
 さりとて別にそれで良い、と思っている訳でもなく、密かに「html5 + CSS3 + JavaScript」みたいな本を買い込んではおります。
 
 で、今回たまたま小さい商店のサイトを今風にリニューアルしてくれ、という仕事が入り、それじゃ折角なので最新の基準をベースにしましょうか、と編集可能なソースをダウンロードしてカスタマイズすることになりました。 いやいや、いちから書くなんて絶対無理。
 
 事務所のメインマシンはMac OS 10.5のPowerMac G5Qで、ちょいと古い。
 が、有り難いことに事務所にはFSX用のiMac 27インチがあるので、最新のMac環境はもちろん、Windows7上でのチェックも簡単にできるようになりました。
 
 そこでわかったことは、web上で動的なコンテンツを実現する"-webkit-"という命令の互換性。 この結果が反映されるのはSafariとChromeのみ。 まぁ、最初からIE9は当てにはしてませんでしたが、Firefoxがダメダメだったのは意外でした。
 かつてはweb関係者やコアなweb愛好家の間で「とりあえずFirefoxがあれば大丈夫」的に扱われていたのに。 最初はiMacの画面上にIE9、Chrome、Firefoxの三つのブラウザを立ち上げてチェックしていたのですが、いつのまにか落としてしまいました。
 
 話を戻すと、このWebKitという技術は元々はAppleがAdobe Flash的なアニメーションやエフェクトを実現する為にSafariに組み込み、その後メジャーなところではGoogle Chromeが積極的に取り組んでいます。
 だからIEが消極的なのもわかります。 ただ、気になるのはAndroid絡みで最近AppleとGoogleが様々場面で衝突している現状です。
 いくらW3Cを通じで標準化を計ってみても、現実に実装してくれるブラウザが少なければ、これまでのAppleのテクノロジーに良くあった「思想は悪くないんだけど、流行らなかったよね」危惧が頭をかすめます。
 
 今のところ、密かにWindows版の開発を止めてしまったSafariに対し、ChromeはXP版まで用意してあり、このバージョンでも-webkit-命令がちゃんと動くところは立派なものです。
 残念ながらMac OS版は10.5以降で、「おっ、何とかなるやん!」と一瞬喜ばしてくれましたが、Intel版のみでした。 ま、これもFSX用iMacでチェックできるから問題ありませんが、こういうときいちいちMacとWindowsを再起動で切り替えるのは面倒くさいですね。 Mac上でBOOTCAMP環境を仮想化したほうが良いのかもしれません。 もちろFSXに耽る時はネイティブですよ、はい。
 
 いつも面倒なIEは、9になってもalignでleft指示してやらないと中央揃えになるとか、相変わらずですが、-WebKit-命令は主に「見え方」が多いので、IE9で真っ白とかになる訳でないので、まぁ最低限の互換性(と呼べるのかどうか)があるのが救いです。
 
 翻ってApple系なら万全かというと、iOSでは今ひとつです。 IE9の用に、コンテンツが欠けるということはないが、動的メニューを含むアニメーションはほとんどダメ、という状態でしたし、iOS5と6でも微妙にCSSの解釈が違うという体験もしました。 幸い今回の仕事はPC版のみが前提なので、これは大した問題ではないとはいえ、web開発の方々、頭が下がります。
 
 といいつつ、私はフォームメールのカスタマイズの為にperlの勉強に軸足を移さなくてはならなくなりました。 PHPと似ているような違うような、う〜ん、ちゃんと動いてくれよ〜

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コメント

え、IEのベンダープレフィックスは「-ms-」ですよ
(ちなみにFirefoxは「-moz-」です)
http://www.htmq.com/csskihon/603.shtml

描画エンジンが違ってるなら変えないといけません
(それで動くかは別問題ですが)

今なら90日間使える(来年夏まで有効の)IE10が
公開されているので、パワーの有り余ってる
iMacのWindows7へ例のVHDブートで動かして
みてください

投稿: t2 | 2012年9月 9日 (日) 06時45分

 IE10のテスト環境ありがとうございました。 でも-webkit-はIE10でもダメでしたね。 仰る通り、既に単にホームページ閲覧ソフトウエアという立場では済まないIEの場合、安定と信頼が第一なのは否定できません。
 ただし、そのわりにクリエイター側の方で「これからはhtml5 + CSS3 + JavaScriptでハッピーハッピーみたいな煽りが目立つのは少々無責任かな、と感じます。
 結局IEでの整合性を求められて四苦八苦するのは制作の現場ですから。

 なお、今回の私の仕事でも「こんなに動くものは要らない」と言われました。 なんだかな〜

投稿: あやおば | 2012年9月 9日 (日) 01時03分

こんばんわ、今週末は某所でIE10正式版が入ったので
1台インストールしてきました、よかったら検証にお使い
ください

見逃してたんですが、Windows 7以降より、仮想ハード
ディスクファイルからネイティブに起動できるんですね
とりあえずその形式でインストールしてみました


また全パソコンにIE9、Firefox、Chromeを入れました
タスクバーに置いてるのはIE9のみですが
これも先生の授業で必要なら利用してください

IEは業務系(イントラネット等)の利用も多いので、最新
規格を追いかけるのでなく、確定したり落ち着いたものを
取り込んでいるのかと思います

実際IE9の発表会でマイクロソフトの担当者もそのような
ことを仰ってたように思います

しかしHTML5のセマンティックス系や、CSS3の表示系は
まだしも、ECMAScript関係はなかなか安定しないですね

先月、Androidスマートフォンに話しかけて、それを
Googleに送ってテキストにして地図検索するとか

フォームボタン押下で写真撮影してサーバーへアップ
ロードするデモとかも見ましたが

まだまだ実装が弱く、さらに一般的になるのはまだまだ
先じゃないかなと思いました
(ARMだとパワーがないのかも知れませんが)


それから比べると同じARMながらiOS系は安定と最適化
されてるように感じます

やはりカネを含むリソースを持ってるから強いのかも


さらに言うと、GoogleやMicrosoftは、簡単に新しい
スクリプトエンジンを作りますし、Googleなんかは
Web用の新しいスクリプトも構想してるみたいですし
速いですね

ま、爺の私が牛歩なダケかも知れませんが...

投稿: t2 | 2012年9月 2日 (日) 22時32分

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