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新議員のセーフティネットを作れ

 そうそう、これを書いておかないとね。
 
 本日も政局がごたごたしています。 一旦は馴れ合い談合で決まった筈の消費税増税と解散総選挙すら実行されない体たらく。 その間を目をこらして良く見れば、誰について行けば良いのか、焦りに焦っている議員たち。
 
 特にいわゆる当選一年目という新人議員が文字通り路頭に迷っているようで、今回小沢について行った新人たち、もしかすると自分の離党や移動が高値で売れるんじゃないかと胸算用する者たち。 その哀れさは今回の民主党に始まったことではなく、かつての小泉チルドレンたちも同様です。
 
 当時の私が住む地区の選挙区も、どっから来てん、このおばはん、という落下傘候補が当選し、そして一期限りで前回民主党候補に破れ、今でもポスターやスピーチでたまにアピールしていますが、もとが根無し草だけに誰も見向きもしない、という有様です。
 挙げ句に地方選では、どうみても陣営違いの○○維新の会という候補者の当選中継に、当選候補者の嫁さんより目立って万歳しているという醜さ。 どんな機会でもとにかく顔を売って次回の国政選挙に当選しないと、生きて行けないんだろうという悲惨さが伝わってくるシーンでした。
 
 しかし、一度永田町の議員になっても改選されないと戻る仕事が無い。 食って行けない。 そういう世の中のしくみがこういう保身しか考えざるを得ない議員を産んでしまうのではないのか。 またそれ以前に、そういう現実が、本当に志のある人物が今の仕事を捨てて立候補をするのを躊躇させているのではないか、と考えるようになりました。
 いや、今では数合わせ以外に役に立たないと思われている議員も、最初は孤高の精神で議事堂に来たのかもしれません。 でも「お父さん、次に落選したら、家のローンや子どもたちの塾代ははどうするの? 夜逃げしか無いわよ!」と嫁に悪態つかれているうちに方向を見失っただけかもしれません。
 
 一方で、そんな逆境下でもじっくりと次回を狙える、別の言い方をするといつまでも政界にしがみつけるのは経済的なバックボーンがしっかりしている、それは多くの場合二代目三代目の、言わば家業が政治屋という「族」しか残れない可能性を高めていることにもなります。

 私の提案は、取りあえず新国会議員が席を失っても、一年程度は満額あるいはそれに近い額の給与を支払う、という制度を作ってはどうか、というものです。
 国会議員にこれ以上また予算を振り分けるのか、と反論されそうですが(実は、ここ十数年で現役議員の歳費の締め付けはかなり効果を得ているそうですけど)、いわゆる国家百年の計を持つ人を国会に引きずり出し、そうでない者に退出願うための呼び水/潤滑剤だと捉えて頂ければ幸いです。
 
 あるいは、女性の産休のように、一期で落選した場合はそのものの復職を保証する、という制度もいいかもしれません。 何せ最近は弁護士の資格があっても一旦現場を離れると現実的な復職が難しいそうですから、いわんや一般的なサラリーマンではなおさらでしょう。
 一年あれば、収入も含めて今後の人生のあり方等、少なくとも一度赤絨毯を踏んだ人間がホームレスになることは防ぐことができるのではないでしょうか。

 とにかく、こういう奇策ともいえる工夫を用いてでも議員の新陳代謝を進めなくては、このままでは皮肉抜きで日本の国政選挙は「議員一家&一族の生活」の為に沈殿・固着してしまいます。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

「民主主義」という幻想

日曜日に出た記事ですが、なるほどなと思いました

確かに国会議員の新陳代謝も必要だとは思いますが
(既得権代表である世俗議員を排除するため)、
現状国会の無力感、決められない政治は変わらないかと

結局必要なのは「まつりごと」をする先生達ではなく、
アリストクラシーを進められる皇帝かと?

レーガン・サッチャーとは言いませんが、アリストクラシー
を担える人材、またはそれを見出す仕組みが必要かと

結局は先生の仰るような制度設計に行き着くのですが、
ただ1年程度の緩衝期間では生計を賭するには足りない
ような気がします

恐らく日本経済が財政赤字に依る破綻に陥った時、
革命家は現れるかも知れません

もちろん「脱原発」などというトンチンカンな事は
言わない人だと思いますが...

投稿: t2 | 2012年8月 7日 (火) 06時14分

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