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ローエングリンか波動砲かギャオスか

Beam_gun
 先日、北摂地域では早朝に雷と大雨を伴った大荒れの天気になりました。
 夜型の私としては、さて寝ようかという頃でしたが、むしろ野次馬根性の方が先に立ってベランダで思わず見とれてしまいました。
 
 この天候で亡くなられた方や行方不明の方もいらっしゃるので滅多なことは言えませんが、徐々に開け行く空をはばかること無く光りまくり、鳴きまくり、降りまくりの風景を見ていると、特に雷についてはどんな大規模な花火大会もこれに勝ることはできないな、と次第に移り行く雲とともに西側から東側のベランダに場所を移してずっと眺めていました。
 
 思うに、空全体が真っ白になるタイプは超低音で長く響き、稲妻が地表まで届くような場合は高音成分を含んで完全に歪んだ音になるのかぁ、と暢気に朝ビールを飲みながら観察すらやり出す始末。 ほんと、不謹慎でご免なさい。
 
 さて、このベランダ観察、普段は夕風呂が終わったあとの楽しみとしてここ数年来、夏のみならず一年中の恒例行事となっておりまして、(さすがに真冬は出ないかなぁ...)主に空を彩る雲や行き交う飛行機、少し腰を浮かして走り抜けるJR線を眺めております。 いや、これがあるからこそ諸般問題があってもここでの生活を固守しているようなものです。
 思うに、これってたまにキューバとかハワイとか、暑い地域で爺さんが薄着で家の前に置いた椅子に腰掛け、ずっと家の前を通り過ぎる人や車を眺めている、っていう姿と同じなんじゃないかと、気がつきました。 そうかい、既に老境かい...
 
 数ヶ月前、眼鏡のレンズを入れ替え、深く考えずに遠近両用の「遠」を非常に高精度にしました。 すると遠と近のの間の「中」に相当するパソコンまでの距離が非常に見にくくなってしまいました。
 眼鏡屋曰く、今度は中近両用ってのが要るんだそうです。 やれやれ、まさに老境ですだよ。
 
 一方で、故に超遠方がめったやったら見えやすくなって、これまでただの雲だと思っていた部分が複雑なフラクタル模様だというのが見えたり、単なる逆光空間ですら何か粒子のようなものが見えるようになりました。
 この空間感って何だろう、どこかで見た覚えが...と数週間考えていたら、それは昔持っていた(多分今でも事務所のどこかにあると思う)二眼レフのファインダー、そうあの上部をかしゃっと開けたらところにある像を結ぶ粒子の細かいスリガラスに現れる像だ、と思い出しました。
 
 そんなGNPに全く繋がらないことを考えつつ、毎夕ベランダで廃人生活を送っていると、こういう風景にであいます、という写真です。
 この圧倒的なエネルギー感は、ローエングリンか、波動砲という、我々が子どもの頃からSFに現れながら、未だに屋外では実用にならないビーム砲を彷彿されてくれます。 あるいは、断末魔のギャオスが空に向かって放つ最後の超音波光線とか。
Beam_gun2

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

いや~綺麗っすね~。

綺麗な物を綺麗だと鑑賞できる心の余裕って、とても大事だと思います。
空の雲を(特に積乱雲)をじ~っと眺めるのは、とても心が安らぎますし、亡くなった友人が雲の上からこちらを見ていると思いながら、生前の思いをめぐらせる事も、これまたイイ感じ。

PS、ギャオスの断末魔に一票。

投稿: 蝦夷男爵 | 2012年8月17日 (金) 18時58分

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