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だからダメなんだよ>日本共産党

 土曜日、いつもの街頭演説で、日本共産党が今年結党90周年を迎えることをアピールしていました。
 曰く、先の大戦を超えても党名とポリシーを変えずに来たのは共産党だけだと強調していました。 しかし私がむしろ感じたのは。
 
 だからダメなんじゃない?
 
 90年も続けていながら、金魚の糞党に続く桁違いの支持率四位(2012/7時点 nhk調査)、それもその前月までは結党たかが数年のチンピラ渡辺党に先行を許している始末。
 
 いえ、嫌いではないのですよ。 二人の子どもを預けていた保育園はバリバリの拠点でしたから、その間赤旗を取っていたこともありますし、何より政党助成金を受け取っていないっていのはダントツの潔さじゃないですか。 なのにこれまであれだけ金権政治が批判されて来たのに、少なくとも国政レベルではろくな支持率を獲得できませんでした。 これはひとえに90年もこだわり続けた党名に原因があるかもしれない、と関係者は考えたことが無いのでしょうか。
 
 今ではさすがに誰も騙されないでしょうが、かつて自民党は、共産党が政権を握ったらソ連や中国、北朝鮮のような国になる、と説き続け、情けないことに多数の日本人がそれを信じてしまいました。
 100%共産党とは言えないものの、かつてドイツの左派が「緑の党」と名前を変えて大躍進したのを知らないとは言わせません。 「議員の生活が第一党」や「解散総選挙党」もあるわけですから、「国民生活党」、そして原発反対念仏を最近唱えているようですから、それこそ「緑の党」とでも改名すれば恐らくは日本の有権者に対して非常に取っ付きやすい存在になると考えるのは私だけではないと思います。
 
 あ、名前を変えただけではいけません。 あの「完全勝利か敗北か」の二択闘争主義が癌であることにも気付いて頂きたい。
 
 かつて上記保育園の隣に建設されたマンションが日差しを遮る、ということで建設反対運動が起こったことがありました。 その中心だったのが共産党系の活動家。 私も父母会の関係でその運動に加わったところ、これがまるでメルセデス・ベンツのかつての社是のような「完全か無か」。
 建設会社の提示した設計図は明らかに数階分がカットされることも想定していることが素人の私が見ても明らかかだったので、そこを旨く突いて妥協点を、という意見に、リーダーが「条件闘争なんてあり得るか!!!!」と怒鳴りました。 私は一瞬、故宮本顕治が降臨されたのかと耳を疑いました。
 実はその時点で当の保育園側にはそのマンション入居者の子どもたちを預かることができるという胸算用すらあったのですが、既に反対運動は戦後さながらの闘争と化していたのです。
 結局この闘争には敗れ、建設会社は用意した妥協案に陥ること無く、丸々当初案のままのマンションを建設しました。
 
 そこから約十年後、近所の貨物ターミナルへの取り付け道路への説明会がJR貨物を中心としたメンバーで開催されました。 その道路は私の家から見えるところを通るので、排ガスや振動・騒音が気になって参加してみたら、突然最前列に陣取った参加者達が主催者側に怒号を浴びせ出しました。 そう、これも共産党系の人たちです。 まさしく「わが闘争」。
 いやさ、行政なんて牛歩の歩みであっても法的に齟齬が無い限り必ず計画は実現される力を持っている訳で、だったら超LEVやハイブリッドトラックに限る、とか、指定速度を超えたトラックを自動的に停止・記録するシステムとかがあるだろうに、と私は考えたのですが、先のマンション闘争を思い出し、以後その会に参加しませんでした。
 もちろんその闘争にも破れ、今は着々と貨物ターミナル建設計画は進んでいます。
 
 誤解して頂きたくないのは、私は日本共産党をおちょくる気はさらさらなく、むしろその清廉さ故に応援する部分もあります。 しかしその90年間変わらなかった思想、言い換えると完全に時代遅れになっている思考が、支持者を拡大するどころか、むしろどんどん失って行くことに危惧を感じているのです。
 90年間党名を変えなかったことを誇ることは、イコール生か死かという闘争に耽溺するマスターベーションに浸りきっている証拠なのです。

 消去法的に、今では橋下総統が誕生することもむべなるかなという立場を私は取っています。 しかしそれは明らかに危険な香りを持っていることも事実で、そのブレーキ役には総統が大嫌いな日本共産党しかなく、それがある種まったく今とは違う二党体制の理想の姿なのかもしれません。

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コメント

 う〜む、一年経ったら橋下総統の可能性はほぼ無くなり、代わりに安倍総統が成立しちゃいましたね。 秘密保護のみならず、中国のおかげで大好きな軍国化もルンルン進行。
 共産党どころか全野党揃ってもナチ民党に歯が立たず。  なのに力を合わせるどころか次の選挙を睨んで脱党したり新たに集ったり。
 端役の喧嘩を無視してみんな他に行っちゃった、ってまるでギャグ漫画みたいな、でも笑えぬ展開です。

投稿: あやおば | 2013年12月18日 (水) 00時57分

ドイツのことは知らないのですが;
ワイマール憲法下、ナチ党と共産党は
時に殺し相い、時に共闘しながら、政権転覆を
工作、運動してたそうですから・・・もしかすると

ドイツでは共産党=ナチ党くらいの悪名だった?

だから左翼の人々は緑の党にしたんですかね?

投稿: Ta | 2013年12月17日 (火) 04時36分

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