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この三党連立は絶対許せない

 十日程前の朝日新聞、それも株式欄のコラムに、今回の消費増税が10%に達したとき、解散総選挙党と金魚の糞党、もとい、自民と公明はその余剰分を公共投資に回す画策をしている、という指摘がありました。
 
 え、そんな大事な問題がなんでもっと大きく取り扱われないの?と首をひねっていたら、21日に民主の岡田が「増税の余裕は国債変換に回すべき」と唱えているのに、安住財務相は同じ党なのに、のらりくらりと明言を避けている、とやっとまともな記事が載りました。
 そしてさらに昨日の朝刊に、27日の参院特別委員会のやりとりで、自民/公明以外の野党がこの点を追求したのに対し、税調会長(自民出)は「大筋においては発想はそういうことだ」と答弁したそうです。
 
 おいおいおいおいおい! 
 「ギリシャのようになってもいいんですか?」「子孫に負担を強いていいのですか?」と言ってたのは何?

 別掲の表によると、消費税10%での増税分13.5兆円のうち、子育て支援等の社会保障に2.7兆、年金の国庫負担2.9兆以外の7兆円が、借金返済ではなく公共事業等へ、となっています。 計算すると、この公共事業が無ければ消費税率は暫定である8%で十分ということじゃないですか。
 
 この公共投資の名前が笑えます。 自民が「国土強靭化」、公明が「防災・減災ニューディール」。
 特に公明党はニューディールですよ、ニューディール。 その発想の古さに思わず笑っちゃいます。 お〜い、今は21世紀ですよ〜 誰かのケツの穴嘗め過ぎて糞毒が脳に回ったんじゃないですか〜。
 
 騙されていはいけません。 公共投資とは国会議員の地元投資の言い換えにしか過ぎません。 それも大方が金をどぶに捨てる、ど田舎の土建工事。
 「地方はどうなってもいいのか!」という声を盾にした集票手段。 同時にそれは地方豪族と化した国会議員の利権や財産、嫁の小遣い、孫の進学塾費用の獲得手段です。
 地方? 今更何を言ってるんですか。 明治維新以来、地方は衰退の道を進み続けているのです。 お怒りの方はまず私の持論をご覧ください。 それでも納得がいかなければ奥田英朗の『無理』という小説をお読みください。
 むしろ「地方のために日本はどうなってもいいのか!」という発想がそろそろ必要なんじゃないでしょうか。
 
 漁業や農業、本格的な観光等、自然や歴史的条件に恵まれなかった、本来の意味での地方は、この先高齢者が死滅したらどんどん限界集落から原野化し、辺境の工場は海外移転で閉鎖。 結果、県庁所在地でのみ公務員とそれに群がる下請け企業の関係者のみがまともな賃金を得られるイメージがまだ信じられないのでしょうか。
 
 該当地域の方々には申し訳ありませんが、もう日本列島改造の頃のように、都市部は地方に回せるだけの利益が産めません。 にもかかわらず公共工事に毎年7超円を加え、ベースのH12の公共事業5兆と合わせれば12兆の金が望みのない地方に捨てられるこの能天気さ。
 
 八ッ場ダム建設再開、整備新幹線全線認可。
 自民/公明は国会運営をカタに。野党であってもやりたい放題。 仮に次回選挙でこれら三党の与野党関係が入れ替わっても似たり寄ったりの形勢配分でしょうから、今度は民主がパラサイト。
 いや、むしろ政治責任は「何せ与党がアレなもんで」とかわしつつ、野党のまま与党に要求をのませ続けた方が美味しいんじゃないかとも思える今日の現状は我慢なりません。
 
 マスコミの世論調査で、国民が望む次の政治形態に「民主・自民・公明の三党連立」を望んでいる人が少なからずいる結果が出ていますが、その希望はこの今回の消費増税の目論見を見ればいかに売国的な選択であるかが証明されたとするべきでしょう。
 
 しかしこの三党、さすが狡猾さだけは超一流。
 時はオリンピック。 愚民が浮かれている間、そしてマスコミがオリンピックをトップに組んでいる間にこういう喉越しの悪い問題がスルーされて行く訳です。

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コメント

始まりでしかないでしょうね

投稿: t2 | 2012年8月 4日 (土) 10時43分

>>実際の目標は次の選挙での当選で、
>>そのための行動しかないのですから

 ここがポイントだと考えます。
 これについて暫く前から考えていることがあるので、ちゃんとまとめて後日新規の発言として掲載したいと思います。

投稿: あやおば | 2012年7月31日 (火) 02時14分

地方だけでなく、少子化の日本は全体として衰退へ向かっている
と思います

もう既に一部発生してますが、予算が回らずに落ちる橋や崩れた
道路が、今後もっと出てくると思います


また、先生の限界集落論には賛成します

実際、実家に近い富山市は危機感を強め、コンパクトシティを
目指して、LRTを含んだ構想を進めています
http://www.thr.mlit.go.jp/compact-city/contents/suishinkenkyuukai/3/s1.pdf

◆コンパクトシティ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3

たぶん10年以内に、国力維持にため、外国人単純労働者の受け入れ
是非が問題になると思います

先進各国の例や、これだけ世界がシェイクされてる時代では、
流れを止めることはできないと思いますが...

◆A Day in the Life of Air Traffic Over the World (参考)
http://youtu.be/G1L4GUA8arY


さて、自民党が5月に「国土強靱化法案」を出してきた時は、
お笑いネタだと思っていたのですが、

◆自民党が「狂人」になるとき
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51791065.html

これが数で勝負と自民公連立だと、笑い事にはできませんね


自分たちのケツも拭けない連中に期待してもダメなんですが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E7%A5%A8%E3%81%AE%E6%A0%BC%E5%B7%AE

それ以前に、国会の制度設計も問題ですね

国会議員は「国民のため」というお題目を選挙期間中以外も
掲げていますが、実際の目標は次の選挙での当選で、
そのための行動しかないのですから

やはりこれからは各自の政治意識に頼るしかないのかなと
思います


何年も、会う人ごとに白票や棄権が本来の抗議にならず
政党組織票に荷担するものと言ってきました

が、これからは一歩進んで地域の国会議員を監視そして
必要なら協力していくのも必要な時代ではないでしょうか?

もちろん全員が政治に関われないための代議士制ですし、
自分の仕事に影響するまでの必要はないと思いますが、
せめて自分の選挙区の代議士は、どのような活動、法案に
賛否したかくらいは興味を持つ必要かあるかなと思います

先生、どうでしょう?


なお、橋下さんを持ち出すのは無しにしましょう

◆次期衆院選で「橋下ベイビーズ」の大量当選は困る、既存政党のM&Aを考えよ
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120710/315473/

投稿: t2 | 2012年7月30日 (月) 01時13分

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