iDiskが終わってWebDAVへ
6月末にiDiskを含んだAppleのMobile Meが予定通り終了しました。
一応新しいiCloudへは移行したんだけど、クラウドファイルサービスがMac OS 10.6以降でないと機能しないという、またもやAppleの旧OS/ハード無視主義。 こちとらメインのデスクトップとノートはPPCゆえに10.5だもんな〜
こんなとき頼りになるのがGoogleさん。 GoogleDriveがあるもんね〜、と申し込もうとしたら、こちらもMacはOS 10.6以降しか対応していませんでした。 くそったれ〜
afpであれば既に事務所にファイルサーバーがあるのですが、これが先日から省エネモードに。 なにより、MS FSX用のWindows7用にSMBを走らせるのは怖い。
ということで、もう一台、こちらは常に動いている、最初から消費電力の少ないMac miniで、何と10.3のOS X Serverが走っている無病息災のwebサーバーにWebDAVを設定することにしました。
と言っても、もともとApacheにはWebDAVが実装されており、confファイルでそれを呼び覚ますだけです。 相変わらず頼りにしているnamahageさんのサイトから、それも古い記事を参考に、さらにこのままではWindowsで認証が通らないので、とむねこさんのページを参考にmod_digest→mod_auth_digestに変更して設定終了。
取りあえずwebサーバーにMac、Windows7からWebDAV接続可能となりました。 うん、今回は仕事が速かった。 拍手。
ところが、さらにテストを進めて行くうち、10MB程度のファイル容量の場合、Mac(10.5, 10.7)からは問題ないのに、Windows7からは接続トラブルが表示されてファイル転送ができないことがわかりました。
調べると、どうやらWindowsの仕様なんだそうで、恐らく80番や443番でなんでそんな大きな容量のやり取りがあるんだ、という判断で、ネット攻撃とみなされるのが発端なんだそうです。
さすが業界標準にやる気の薄いWindows、と知ったかぶりして鼻で笑ったら、なんとWebDAV技術はマイクロソフトが提唱した技術だったとわかり、妙に納得するやら何とやら。
しかし、これではFSXのキャプチャー画面の束(100MB以上)を転送できません。
最初、WindowsのWebDAVはIEの一時ファイルを使用する、という記事を信じてみたけど、改善せず。
どうやらWindowsではWebDAV専用のクライアントソフトを利用した方が良さそうであることがわかってきました。 Macなんて普通にFinder(Windowsのexplorerみたいなもの)でサクサク利用できるのに??
仕方が無いので、せめてexplorerに組み込む形のクライアントソフトを探すと、TeamFileというのが良い、とのこと。 ところが確かにexplorerに自然な形で組み込まれたものの、認証段階で接続できません。 う〜ん。
結局OS組み込み「風」は諦めて、CarotDAVに変更。 テストの結果、大容量ファイルでも無事転送できることを確認してこの件終了となりました。
今回は100%個人的な利用目的なのでこういう対応が取れましたが、他人様に「WebDAVっていう技術を採用しているので、別途クライアントソフトを導入してね」とは言えませんよね。 このクラウドブームの下、開発の方々は多分苦労を重ねていらっしゃるんだろうなぁ、と変なところで感心もしました。
一方のMac、OSXが優れているというより、ベースとなっているUNIXが優れているんでしょう。
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