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54歳の時計物語(6:ワインダー)

 一日10秒進む時計は、うっかりするとゼンマイが切れて止まってしまいます。 そこで自動巻のゼンマイを自動で巻いてくれるワインダーという機械が必要になります。
 やれやれ、でございます。
 
 昔からこういうのは数百万円から数十万するオーディマ・ピケとかローレックスとかを持っている人達のものと思ってましたが、まさか自分が買うはめになるとは。
 ネットとかでは2〜3千円からありますが、レビューとかを見ると異音が出るとかのネガティブなコメントもありました。 そう、夜中にガーガー音を立てられるのは確かに嫌ですよね。
 
 ということで、これは現物を確かめるしかなかっぺ、とヨドバシ梅田店に。
 時計売り場を暫くさまようと、ワインダーのコーナーが見つかりました。 まぁ、バブリーな人たちは複数の自動巻時計を常に最良の状態に保つための大掛かりなものがあったり、禍々しいLEDで愛用の時計をテラスタイプもあったり、なかなか奇妙な世界でもあります。
 
 そんな中でどうも日本のマブチモーターを使用したタイプが評価が高そうで、エスプリマというメーカーのものを選びました。 四種類のワインディングパターンから私は四時間に一回、10分づつ左右一回づつ回るパターンを選択。 今のところそれで特に問題は起こっていません。
Tenshodo_winder 
 作動音は、確かに耳をそばだてると無音という訳ではありませんが、特に夜中に作動音が気になるというようなレベルでは全くありません。 むしろ待機時間中にずっと点滅している緑色LEDの方が気になるくらいです。
 ああ、面倒くさ、という感想は正直ありますし、クオーツにしておけば(別に生死を分ける潜水をする訳も無く)もっと気楽だったのに、という気もします。 が、煙草を吸っていた頃に、カルティエをオークションで手に入れ、その点火性能の低さを補うために別に百円ライターを持参してカルティエの点火をしていた経験のある私ですから、まぁこれはこれで良しとしましょう。
 
 ということで、延々と六話続いた母からの生前形見である腕時計のお話はこれでおしまいです。
 車や時計に高額な出費をするのは男だけ、と言われます。 確かにそうかも知れません。 腕時計一つでこれだけのネタを繰れるのがその証拠でしょう。
 十年来惚れ抜いたTiffanyは、あのカルティエと同じく、いつかオークションで身請けすることにします。 たとえそれがどんな経緯があろうと。
 そしてこの標準語を喋る銀座生まれの時計ともなんとか仲良くやって行きます。

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コメント

イベントのサブタイトルに、「クレドールを支える現代の名工・・」とありました。
グランドセイコーにも関係しているかもしれませんが、わかりません。
どちらも良いと思いますが、あの渋さは自分に合わなさそうな(というより資金が)・・。

ウチの手巻きはシャリオだったと思ってたんですが、画像を探してみるとシャリオの前のモデルみたいです。

投稿: Am | 2012年5月16日 (水) 23時56分

 その技術はグランドセイコーに結実するんでしょうか。
 今調べてみたら一番安いモデルでも18万円、私の天賞堂の時計の価格からスタートして、上は300万円ですから、なかなかの世界であることを改めて知りました。
 ついつい舶来(懐かしい響き)に走ってしまいがちなところをあえて数百万をセイコーに投資するってのも、なかなかの粋かと。

 近鉄百貨店、長い間行ってません... 近鉄電車すら数十年見てないかも。

投稿: あやおば | 2012年5月14日 (月) 00時16分

少し古い話題になりますが、連休中に近鉄のワールド ウォッチ フェアへ行きました。といっても、お目当ては特別イベントの「日本の時計力」。

セイコーの現代の名工の、組み立てと彫金の実演を見、技術の高さを感じることができました。
実際の工程では更に時間をかけているとのことでした。

投稿: Am | 2012年5月13日 (日) 08時44分

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