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54歳の時計物語(4:天賞堂)

 さぁ、こうなると時計選びのリズムが急速に弾み出します。
 
 天賞堂というブランドでありながら、針がいっぱいついて、アラームも鳴って、ムーンフェイズもついているグランドコンプリケーションが、オンラインショップでたったの11〜15万円程、ムーブメントがクオーツのせいもあるけど、少なくともpenの印刷やwebの画像を見る限り、これって他じゃゼロが一個多い時計じゃない?と思う出来です。
 ボタンを押せば時間を音で知らせてくれるミニッツリピーター機能なんて、機械好きにとっては最高のガジェットじゃないですか。
 
 が、ここで暴走してはなりません。
 果たしてこれで良いのか、本当に自分が描く自分に似合っているのかも顧みなくてはなりません。(いや、ま、そんな大層なもんでもないんだけど)
 いつも学校で一緒に働いている専任の教師などとたまに腕時計の話をしていて、やはりクリエイターにはプリイティブともいえるシンプルなものが良いですね、というのを思い出し、しばらく前に私が普段使いしている腕時計(これが香典返し替わりのカタログギフトで選んだCASIOなんだけど、これについては面白いオチがあるのでまた後日)を見て「こういうのが良いですよねぇ」と言ってくれたりもして。
 
 となると、グランドコンプリケーションって私の流れじゃないんだよな〜、と気がつきました。
 いや、そもそももとから憧れていたTiffanyの腕時計もそんな凝ったものじゃなく、秒針が独立したクラシックなものでした。 うんうん、母の生き形見であるわけで、ここは後悔しない品選びをしなくてはなりません。 なんてぶつぶつ考えながら同じ天賞堂の通販サイトを回っていたらシンプルシリーズというのを見つけました。
 いいじゃないですか、めちゃプリミティブ。
 説明を見ると三針式って時計屋さんにとっては一つのこだわりなのだということを知りました。 そういえば今でも時々腕にする祖父の形見(というか単に遺品)の時計は秒針が別で、それを見た時計に詳しい人が、当時は秒針も一つの支点にまとめるのが技術的に難しかったからだ、と説明してくれたのを思い出しました。
 
 う〜ん、ややこしくて、しかし手入れが不要のクオーツのグランドコンプリケーションに後ろ髪を引かれつつ、これにするかと、価格を見たら、最初に惚れたゴールドは60万円弱。 ひょえ〜、さすが24金!! そして後ろに控えしステンレスバージョンは17万円弱。 ああ、ここでもTiffanyのヤクザ姉妹と同じく甲斐性なしを遮る壁があろうとは... ほんに都々逸の一つも捻りたくなるこの皮肉。
 価格も三針+日付+ステンレスなのにグランドコンプリケーションをオーバー。 自動巻だからでしょうかねぇ、ムーヴメントはスイス製だそうですが。
 
 まぁ、良い。 グランドコンプリケーションもユンハンスもまた機会があれば買いましょう!
 とにかくは、決断の上、母に見せねばなりません。 と、深呼吸の末、腹に力を入れてポチっとなをしようとしたら、ステンレスバージョンはオンラインショップでは在庫切れ
 年末年始にかけて二回このショップ上から次回入荷の問い合わせメールを送信するも返信無し(その後、二度とも返信しましたが、と丁重な連絡を文章で頂きましたが、迷惑メールフィルターにも引っかかっておりませんでした)。 しびれを切らして銀座本店に電話で確認したら、再入荷の予定は今のところ無く、店頭在庫のみということがわかりました。
 
 またもや販売中止?? Tiffany姉妹の悪夢が頭をよぎります。 もう愛する人を誰も失いたくはありません(そういう話では無いだろう、と思いつつ)。 天賞堂は本店と横浜以外に店舗は無いので、これはもう日帰りで銀座に行くしかないかと思ったら、なんてことはない「電話で通販承ります」と、なんとも昭和な解決方法を教えてくれました。
 
 ということで、佐川急便のカード決済、突然手元に天賞堂の時計がやって参りました。

 さらに続編に続く♪
Tenshodo02

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