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54歳の時計物語(2)

 長年の憧れていた腕時計姉妹を失ってしまった私は、一方でふつふつと浮かび上がる予算横領の疑惑をかわすため、新しいターゲットを見つけなくてはならなくなりました。
 
 毎号買っている雑誌penは、どういうわけか腕時計がらみのスポンサーが多く、しかしてその殆どが数百万円単位。 安くて50万円程。 あほかいな。 そんなん買えまっかいな。 
 ああ、そうそう、先の姉妹のグラフィックが無いので、そもそも私がどんな時計が好みなのか分かりませんよね。 好みは極端に分かれていて、鐘や太鼓(?)でアラームが鳴る針がいっぱいついたコンプリケーションか、せいぜい日付カレンダーがついている程度のクラシックかつシンプルなもののどちらか。
 コンプリケーションは大概高価なので、ここは消去法でシンプルなものを探します。
 
 そこでそのバブリーなものしか紹介しないpenで、そっと紹介されていたのがバウハウス時代のデザイナー、マックス・ビルの手によるユンハンスシリーズ。 これはかなり心を惹かれました。
 私は三歳のときに患った骨髄性小児まひの影響で左手の手首が少々細く、文字盤があまり大きいと手に(腕に)あまります。 そんな中、ここの34mm径の手巻き皮バンドものは最高だったんだけど、え?手巻き? う〜ん、渋いっちゃぁ渋いんだけど...  じゃぁ自動巻の方は、ってぇと、ちょいと径が大きくて、間延びした印象。
 そもそもこのレトロ感は旧東ドイツの取り残された感でもあり、もともとのTiffanyの憧れ嬢に比べるとあまりにじじむさい。 この辺りのさじ加減が誠に微妙で、アニメ「へうげもの」の侘び寂び世界。
 
 そう、この手首の細さが無ければスカーゲンで決まっていたかもしれません。 この薄さ、最高なんだけど、いかんせんスカーゲンはボディからベルトに連なる部分が優雅な曲線を描いているがために、私の手首だと余ってしまうんですね、試装着の結果。 もちろん女性ものならなんとかなるんですが、それは今回の母の援助というのを考えるとちょっとイレギュラーすぎるかな、と見送りました。

 その後、三宮辺りの店を回っても、どうにもしっくりしたものがない。 そして年末の休みに、これまたpenの12/1号をパラパラめくっていたら、なんとこれまで(私が覚えている限り)penでは扱われたこと無かったんじゃないの?という天賞堂のグランドコンプリケーションが非常に美しい写真とともにバーンと扱われていました。
 
 天賞堂?まさか、と調べたら、そのまさかの天賞堂。 あの超高級鉄道模型、HOゲージの蒸気機関車一台が35万円の天賞堂です。(そこかい!と突っ込んでください)
 
 さらに後半へ続く♪
Tenshodo01

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