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おもろい若者が出てきたぞ

 先日NHKの爆問学問を見ていたら、加藤嘉一なる人物が出ていました。 何でも、いま中国で一番人気のある日本人なんだとか。 
 
 いやぁ、おもろい!!!!>こいつ
 
 私は中国および中国人嫌いであることを既にここで何度かはっきりと書いております。
 そんな偏狭なことでいいのか、と若い頃は悩んでいたのですが、たまたま30歳前後で読んだ邱永漢の本(多分「中国人と日本人」という題名だったと記憶しています)に、中国は肥溜め、中国人は蛆虫、という表現があったのを境に、はっきりと変わりました。
 この本を見つけたのは日本人向け書店とはいえ、その中国人の国である台湾でした。 一瞬、おいおい、こんな本、ここで売ってて良いの?と脚が軽く震えたのを今でも覚えています。
 この概念には付則があって、中国を一旦出た中国人はその限りにあらずということで、あぁ、絶対的な中国人は素晴らしい人も多いんだけど、中国から出ようとしない人はどうしようもないんだ、と妙に腑に落ちました。
 以来、私の中国および中国人観はそこに落ち着いたまま。 漁船衝突事故にしても新幹線脱線にしても、スポーツの世界であっても「だって蛆虫なんだもん」で終わり。
 
 一方で、こういう世界観で良いのかなぁ、というカウンターパートも私の意識には存在します。 と言っても今更中国に行って自分で調べる気もないし、友達を作りたいとは思えない。 人を嫌いになった後に好きになるというのは、その逆に比べて非常に難しいと感じるのは私だけではないでしょう。
 
 そんな中でできたのがこの加藤嘉一なる若者。 若干26歳。 何よりそのはみ出しっ子ぶりが素晴らしい。
 「(日本で)いじめられただろ」「いじめられましたよ」
 爆笑問題とのこの会話だけで、彼がいかに日本社会に馴染めなかったのかよくわかります。 恐らく都会の個性的な家庭に育ったんだろうと思ったら、上記リンクにあるwikiによると静岡県見延市の農家の出だとか。 う〜む、最近の農家はなかなかアバンギャルドじゃのう...
 
 何より偉いのは彼が北京大学留学時代に徹底的に中国語(北京語)をマスターしたこと。 見識も理想も喧嘩もネイティブな語学がなければ机上の空論でしかありません。 そして大学を経ずに高校卒業後に中国に渡ったのも彼の世界形成にとっては良かったのかもしれません。 結果として日本と中国の両方を理解しかつ批判できる思考が形成されたのだと想像します。
 
 何より興味深いのは、なぜ彼が中国で大人気を得たのかというところです。
 そこに透けて見えるのは中国人もこのまま嫌日でいいのか、と考えている人が少なくないということです。 これは嫌中の私がわざわざ加藤嘉一の名を出してここで記事にしていることと全く同じです。
 中国共産党が悪いのかなんなのか、犯人探しは別として、凝り固まりつつあり、そしてマスコミ報道のみではそれがますます堅牢になろうとする互いの反目感情を、もしかしたらこういう遊撃手が風穴を開けてくれるのかもしれない、と感じました。
 
 ということで、そのうち彼の著作でも拾ってみようかと思います。(とりあえずはこないだ酔ってポチッとなしたS.Jobsの自伝を読まなくてはならないのです)

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