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From Left to Right

 昨日のFender Rhodesの記事を書いていて、ふと気になったアルバムがあります。 題名はずっと覚えていて"From Left to Right"。 調べてみたらビル・エヴァンス。 そう、あの"Waltz for Debby"の彼です。
 ところがあのWikiでさえ「またアレンジャーのギル・エヴァンスも愛用していた」。 ギルじゃないんですよ、私が記憶しているのはビルなんだけど。(これはWikiの間違いではなく、ビルについて触れられていなかっただけです。ちなみにギル・エヴァンスなるジャズプレーヤーは実在します)
 
 記憶の発端は高校時代の友人。 今じゃ警察官になっていて、その兄も同じく警察官。 この兄は警察官志望でありながら大学英文科時代の卒論がグレート・ギャツビーについてだったとかで、さらにジャズファン。
 その弟経由でビル・エヴァンスの"From Left to Right"というLPを借りたのがRhodesとのもう一つの出会いでした。
Fromlefttoright
 
 ジャケットを見て頂くとお分かりのように、ビルは左手でSteinway、右手でRhodesを軽く扱っています。 それが左手と右手とでアルバムの題名になったのかと想像しつつ、今でもその真実はわかりません。
 録音が1969〜70年ですからFender Rhodes Mark Iが発売された直後ということになります。 が、その友人がこのアルバムを貸してくれたのは高校卒業した後ですから、1976年以降。 だから私のRhodes初体験は1972年のスティービー・ワンダーのサンシャインだったことに間違いないようです。
 
 あれ、何の話だったかな?
 そう、この時代、気になるアルバムはすぐにネットで検索・購入が可能です。 あいにくiTunes shopは取り扱いしておらず、amazonで発見。 そこにあるレビューでも、長い間CD化されていなかったことと併せ、決してこのアルバムが名盤ではなかったことが伝わってきます。
 
 結局そのままポチットな、メール便なのに翌日配達されました。 針を落とすと、もといCDプレーヤーに放り込むと、あぁ懐かしい、CDになってもLo-Fiなこの音。 流れる優しいメロディはまさしくビル・エヴァンス。 そして流れるRhodesの音色はステレオトレモロもなく、まさしく先日私が弾いたMark Iそのもののシンプルさ。 いや、アンプやその他のコンディションが違うのか音の出方はもっとこちらの方が素直ですけど。
 ただし、初物とはいえ、さすがのビル・エヴァンスも右手が時に微妙にひっかかるような部分が散見されますので、やはりRhodesをきれいに鳴かせるにはそれなりのコツが必要だったのかもしれません。
 
 ま、そんな話はそれくらいにして、あくまでビジュアルとしてやっぱミュージシャンとタバコって格好いいですねぇ... キースがタバコをヘッドに挟んでってのは有名な図ながら、キーボードプレーヤーもタバコ吸ってって絵があったのだ、と改めて再確認しました。(とはいえ、この灰の長さは既に演奏の邪魔になっていることと想像できます)
 同じことはドナルド・フェイゲンのNightflyにもいえますね。 でももうスモーカーには戻れません。 こういのを時代の段差とでも呼ぶのでしょうか。
Nightflight


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